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お嬢様、大丈夫でございますよ。  作者: キテレツ3951
おばあさまのお話
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プロローグ4

人魔大戦で人間側は魔族側からの攻撃を耐えることしかできませんでした。


魔族と人間では魔族の方が圧倒的に強いです。

しかし人間の強みはその数の多さでした。


魔族一人に対し、人間五人でようやく勝負になるくらいなのですが、人間には俺を行えるくらいに数がいました。


いえ、魔族の数がそもそも多くなかったのかもしれませんが。


魔族は魔法という人間にはない術を使って攻撃してきました。


それに対して人間は兵器を使って応戦していました。


このように人魔大戦は五分五分の関係で進んでいた、というより人間側が押していたのです。


魔王はこのことにイラつきを覚え始めていました。


全滅させることは労働力として使えなくなってしまうため避けたいが、戦争が長引くのはいいことではない、と。


そこで人間たちの攻撃の要を一箇所におびき寄せて潰そうと考えました。


一度攻撃を弱めて、その隙をつかせようと考えたのです。


そのために攻撃を弱める指令を全軍に向け、特に森の周辺に作らせた拠点には誰もいなくていいとまで言いました。

そして自分が拠点に行く、と。


魔王の作戦通り、人間はやってきました。


人間は拠点に着くなり一斉攻撃を始めました。


そしてあっという間に拠点を潰してしまいました。

中には魔王が隠れていたことを知らないまま。


人間側は簡単に魔王軍の拠点を潰したことに喜んでいました。


魔王は壊れた拠点から出ると、外にいた人間をまとめて滅ぼす攻撃をしました。


油断しいていた人間たちは非難することも防御することも特にできずに全滅してしまいました。


魔王が放った攻撃の跡は焼け野原となり、何も残りませんでした。


人間側の攻撃力を削いだことにより、人間の降伏は近いと魔王は城に帰りました。


しかし人間の抵抗は以前続きました。


魔王はますますイライラしました。

しかしふと疑問にも思いました。


こんなにも戦争ばかりして、民衆はどうなっているんだろう、と。


魔王はすぐに部下の数人に人間の国の内部を探らせました。


しばらくすると結果は帰ってきました。


結果からすると民衆の人たちは苦しい生活をしていました。

幸いなことといいますか、連合軍の上役が汚職をしている様子もなく、国々が力を合わせて団結しているようでした。


奇妙な話も入ってきました。


それは、どうやら連合軍が組織されたのはこれが二度目であるということ。


そして人によってはその連合軍が組まれたときのことを悔いているものもいて、その原因の何かに懺悔と祈りを捧げているというのです。


また連合軍の上層部はこの存在を非常ににおそれていて、この存在を今回使うか迷っている。


魔王はこの存在がすごく気になってしまいました。


部下にそのことについてより詳しく調べてくるように命令しました。


またしばらくして部下が戻ってきました。


そこで魔王は怪物バケモノについて詳しく知りました。


魔王はこの怪物バケモノに強く興味を惹かれました。


それと同時に、人間たちよりも先にこの怪物バケモノを味方にすることができれば、人間たちのやる気を削ぐことと、強力な戦力を得ることが同時にできて、それによりこの人魔大戦を早く終わらせることができる、と考えました。


魔王は数人の優秀な部下に支度をさせると集めさせた情報の中にあった怪物バケモノが封印されたという森へ出発しました。

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