幕開け
「ここ、どこだ?」
俺は、起き上がり周りを見る。
周りは無限の星に包まれていて、宇宙から星を見ている感覚なのだろうか、だがしかし、「それは違う」と一瞬で気づいた。
そこで俺‥羽澤れおは初めて周りの異変さに危険を感じた。
俺の、周りには、連なる山や、グツグツと音をたてる沼がある。空を見上げるが、とてもいい天気とは言えない、
「なんなんだよ…なんだよ…ここ!!俺はどうしろってんだ!!!」
羽澤は思わず頭をかかえる。
とりあえず、俺は一旦冷静になる。まず俺は、通れそうな所を探りながら進んで見ることにした。
「そこのあなた?…そうよ、あなたのことを言ってるの、道に迷っているのかしら?」
ふと声がしたので、振り返ってみるとそこには金髪隻眼の美少女がそこに立っていた。
俺は、その娘にここはどう言う場所なのかを聞く。
「あら、意外と冷静なのね?可愛い子笑 食べてあげたいわ(小声) そんなことより早くこっちに来なさい」結局教えてくれないままはざわは彼女の近くに寄ったその時だった…!!
お姉さんはとっさに魔法を詠唱し始める。
突然黒い何かが俺を襲ってきた!
「我が血に宿りし悪魔よ、その力を示せ!!」
お姉さんの頭上には剣が浮いていて、その剣は赤くも黒くも見えたがそれは一瞬でどこかに移動した。
さっきは、黒い何かまでしか分からなかったが今ならはっきりと分かる、漆黒の鎧を纏ったドラゴンだ。
「イグニッションレイ!」
そのドラゴンはお姉さんの攻撃によってなのか鎖で拘束されていて、もがき苦しんでるようだ
「さあ今よ坊や!止めを!」
「えっ!?ちょっ、ぇえ?」
「俺に何しろと?!」
「あなたには隠されたチカラがあるの。」
俺は、お姉さんの話を半ば無視してドラゴンに向かって走る。
「ふふっ馬鹿ね…」そう聞こえた気がする…俺は立ち止まり、尋ねた「え?どういう意味ですか?」お姉さんは無視して「悪魔よ、あのガキもドラゴンもぶちのめせっ!!!!!」その瞬間俺の腕は無くなって、口の中にどくどくと黒い何かが入って来て胃を喰い散らかし、記憶が曖昧な中、お姉さんは「また会おうじゃないか、ゼウスの落とし子」その言葉を最後に俺の意識は途絶えた。
…どれぐらい時間が経っただろうか…ふと目を開けると陽が眩しく、生きていることを実感させられた。
周りを見渡そうとするが全身が死ぬほど痛く、動かす事さえままならない
「あっちゃー、もう死んじゃったの?お兄ちゃんなっさけないー!」そう白髪の小さな女の子が仁王立ちで俺を蹴りながら言った。
「痛っ、痛いよきみ⁉︎
俺は今「幸せだ」と、一瞬でも思った自分が恥ずかしくなった。
「わかっ、わかったから、ぜうすって呼ぶから蹴らないでぇぇぇ〜」
「あたしの名前はぜうす!ぜんちぜんのうのかみなんだよ!すごいでしょーっ」この子がさっきあいつが言ってたゼウスってやつなのか?疑問に思い尋ねた。
「なあなあ君は一体なにm…ブホォ!」
「私の名前はゼウスで君じゃないよお兄ちゃん(ハート)」
そう言いながら神秘的な程透き通った白い小さなおみ足で俺を蹴り続ける。
「ふふーずいぶんとくるしそうだねっ?助けてあげるっ」そう言いゼウスは俺に治癒魔法のようなものをしたとたん体がとても軽くなった気がした。
「その前に、ココはどこなんだ?」
「あ、ありがとうき…ゼウス」
「いえいえですよ〜ぜうすのしゅみはじんめいきゅうじょなので〜まぁとにかく、ぜうすをはこんでください〜♪」
「すごーいずいぶんとれいせいなんだね!ここはてんごくにいちばんちかいしまってよばれてるじごくこくっていうばしょなんだよ!すごいでしょーっ」なんだよ、なんであいつもゼウスも俺のこと冷静だって言うんだ俺は冷静じゃないは…ず…「…あれ?な、なんで俺こんな…」「お、きたきたっ!」
その時、俺は酷い頭痛が起き、今までの記憶がフラッシュバックされる…
「そうだ…俺は…!
うぁぁぁあぁぁあぁっ」俺は、また意識を失った…。
「うっ…ぷはぁっ…はぁ…はぁ…こ、ここは?もういいっての…こんなの…」気づくと俺は海の中にいてそこは南国のようだった。
「あ、きがついた?お兄ちゃん!」
「なんでき…ゼウスは俺の上に乗っているのかな?」
「うーんさーびす?」
やばい俺の中の理性が警鐘を鳴らしている…!!
そのせいでいつの間にかいた可愛い少女に気づくのがすこし遅れた。
俺は、朦朧とした意識の中、ぜうすを担ぎながら泳ぎ、近くにあった陸地までたどり着く、俺はそのまま倒れさっきフラッシュバックした事を思い出す。
俺はそうだ…全部思い出した…
時は2001年、俺が記憶を取り戻したちょうど600年前の話だ。
俺はその頃一卒兵としてある戦いに参加していた
その戦いの名は、対神殺戮作戦だ、
「こんな作戦無謀です!勝てるわけがない!!」「ふふっなんとかしてくれよ金は出すよなんたってロシアは君に期待して多額の資金を送ってくれてるんだから」「ですが!!」「あまり粋がるなよ、アメリカの犬、わかっているぞ?この作戦が終わったら報酬金を奪おうとしてること」「…わかりました引き受けましょうですがこの作戦が終了した時にはこの同盟は即破棄ですいいですね?」「わかったわかったでてけ」ちっ、あのMZ国とかいう怪しい国の介入のせいで潜入しづらいな。
俺はその当時、アメリカのスパイとして密命を受け、ロシアに潜伏、しかしMZ国の影響でスパイをしているのがばれ、同時スパイという下手すれば両国から狙われてもおかしくない非常に危険な状態だった…心の支えとなってくれるのはいつも側に居てくれた妹だった…しかし妹は病弱で、最底辺の神だったので病院にも連れて行けず、仕方なく神のプライドをすて、治療費を払うためにスパイとして働いているのであった。
どれ位の時間が経ったのだろうか、……俺はどうやら眠っていたようだ




