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聖戦に舞う不死鳥たち  作者: 戯画葉異図
第一幕 邂逅し、始まる。
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【王城】中庭を囲む回廊

『リレイド』ゼフィオン国に仕える遊撃隊兵。

『ロッドライズ』ゼフィオン国遊撃隊を指揮する隊長。


   戌の刻。リレイド、ロッドライズ、王城の、中庭を囲む回廊にて。立ち話。


『ロッドライズ』聞いたか? また村が襲われたらしい。

『リレイド』はい、先ほど……。

『ロッドライズ』本当ならば、一週間前の時点で犯人が捕まっていてもよかったはずなのだがな……。これでは国の信用もあったもんじゃない。おそらく、一週間前と同じ人間によるものだろう。私はそう考える。

『リレイド』襲われた村って、どこなのでしょう? まだ詳しくは知らないんです。事件のことを教えてくれた方は、その時とても忙しそうで、すぐに去ってしまいました。

『ロッドライズ』私は南西の小さな村と聞いたぞ。町からは離れた位置らしい。

『リレイド』南西、ですか……。

『ロッドライズ』む、なんだ、知っている村なのか?

『リレイド』ああ、いえ……私ではなくて、たしかラム隊長が以前、南西にあるという村について、何かお話していました。聞いたことがあるんです。名前は……そう、ラブダック村、とか……。

『ロッドライズ』ラブダック村……私は聞いたことがないが……。ラム殿の知り合いでもいるのだろうか? だとしたら……。

『リレイド』いいえ、まだ決まったわけではありません。朗報を待ちましょう。おそらく、明日にでも……調査が始まるはずです。

『ロッドライズ』……ああ、そうだな。

『リレイド』今度こそ、何か足がかりでも得られれば……。

『ロッドライズ』否、得るのは成果だ。明日の調査で、一連の事件に終止符を打つのだ。これ以上、被害を増やしてはならぬ。人を死なせてはならぬ。

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