『ラム』×『リト』 木と花
『リト』しょうか かれんに さく ふしぎな しょうか んんんー んんんー 風と おはなししている んんー んんー んんー ……。
『ラム』……それ、何の歌でしたっけ?
『リト』さあ? でも、ラムも知ってるでしょ?
『ラム』はい、ですが……ううむ、どこで知ったかなあ……。
『リト』かわいらしいけど、歌詞もよく分からないし、でもなんか、口ずさんじゃうのよね。それだけ魅力にあふれた、良い歌なのかしら。
『ラム』歌の評価は、僕はちょっと……芸術方面は苦手です。
『リト』歌うって、気持ちいいことなのに。ほらほら、その前の部分、歌ってみせてよ。何となくだけど、あなたにぴったりの歌詞だと思うわ。
『ラム』ご勘弁下さい。
『リト』ふっふっふ、これは、女王からの命れ……。
『ラム』分、か、り、ま、し、た! 歌わせて頂きます!
『リト』どうぞ。
『ラム』えー、では、ゴホン。たいぼく つよく そびえる つつましやかな たいぼく んんんー んんんー 風に おどっている んんー んんー んんー ……。えー、はい。
『リト』お見事!
『ラム』あ、ありがとう御座います……。
『リト』商業化できるレベルだったわ。
『ラム』嘘吐け!
幕間劇は、これにて終わりです。




