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『ラム』×『リト』 朝のあくび

『リト』ふわーあ……むにゃ……。

『ラム』おや、姫様、おはようございます。気持ちの良い朝ですね。

『リト』……そんな爽やかすぎる定型文をサラリと言ってのける人間が実在したとは……。

『ラム』何、それ。

『リト』いや、私はもう、眠くって眠くって……敬体から急にプライベート口調になるの、ちょっと面白い。

『ラム』眠い? 睡眠時間は同じだけど、僕の方は全然平気だけどね……面白がらないでよ、僕の動揺を。

『リト』あははは、まあ、こういうのは体質よね。睡眠時間関係なく、関係あるのはその人の性質よね。

『ラム』そうだね。

『リト』ふわーあ。

『ラム』本当に眠そう。

『リト』ふわーあ、ふわーあ、ふわーあ。

『ラム』いやいや、三連発って。

『リト』ふわーーーーーーあ。

『ラム』……んん、ふわーあ……。あ、あくびがうつっ……。

『リト』おい、そこの者! ゼフィオン国、女王であるこの私のあくびを盗むとはナニゴトか! 何たる無礼! 何たる屈辱! 直ちに断頭台へ赴くがよい!

『ラム』いやいやいや、圧政が過ぎている。それに、僕を断頭台に赴かせてどうするのさ。首は取れないよ。

『リト』さあ? そういう情事だって、あるかもしれないじゃない。

『ラム』……朝っぱらから趣味が悪過ぎる……。

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