『ラム』×『ロッドライズ』 二か月前
『ロッドライズ』ラ、ラム殿! ラム殿!
『ラム』ん、ロッドライズさん? どうしました?
『ロッドライズ』き、き、き、聞いたかね? 聞いているかね?
『ラム』何をですか?
『ロッドライズ』大ニュースだよ! それはそれは、本当に、大なるニュースだ! 大きく、また嬉しくもある! いやあ、最近何かと物騒なことばかりの日々であったからなあ、こういう喜ばしい話だって、ちゃんと転がって来てくれるものなのだなあ。
『ラム』だから何をです? 何があったんです?
『ロッドライズ』あ、あのリレイドが!
『ラム』あのリレイドが?
『ロッドライズ』な、な、なんと!
『ラム』な、な、なんと?
『ロッドライズ』ついに恋愛というものを始めたらしいのだ!
『ラム』……はい?
『ロッドライズ』いやあ、兵士をやっていると、誰しも異性から遠のきがちなのだが、いやあ、まさか、あいつがなあ。この前まであんんんんなに小さかったリレイドが、いやあ、めでたい、めでたい。しかも相手は料理人ときている! きっといいやつに違いない。うむ、そうに違いないな。いやあ、めでたい……めでたい……。
『ラム』……あの、ロッドライズさん。ちょっといいですか。
『ロッドライズ』ん、なんだ。
『ラム』その話題に火が付いたのは、今からおよそ、二か月前のことです。
『ロッドライズ』……何?




