表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖戦に舞う不死鳥たち  作者: 戯画葉異図
第五幕 追迫し、停まる。
181/346

【王城】女王の書斎・二

『リト』ゼフィオン国を治める不老不死の女王。

『ロッドライズ』ゼフィオン国遊撃隊を指揮する隊長。

   辰の刻。リト、ロッドライズ、王城の、女王の書斎にて。


『ロッドライズ』用事はそれだけですので、私はこれで。

『リト』はい。……あ、そうだ。昨日の事、まだちゃんとお礼が言えてませんでしたね。ロッドライズさんやラムの率いる兵士さん方の活躍に、心から感謝しております。

『ロッドライズ』そ、そんな……。結果的に奴等を捕らえたのは、姫様ではないですか。我々は、援護くらいしか出来ませんでしたよ。

『リト』その援護が無ければ、貴方方の追い詰めが無ければ、私は、あの二人を捕らえる事が出来ませんでしたよ。感謝の気持ち、素直に受け取って下さい。

『ロッドライズ』……我々の身に余る光栄で御座います。ラム殿や、他の皆にも伝えておきましょう。

『リト』……そうだ、それの事なのだけれど、ラムを呼んで下さらない? それとも、今は手が離せないかしら?

『ロッドライズ』ラム殿をですか。そうですね……伝えてはおきます。何せ、相手が相手なので……、ご希望に添えられるかどうかは、判断し兼ねますが……。

『リト』ええ。では、よろしくお願いします。

『ロッドライズ』はい。


   ロッドライズ、退室。


『リト』………………はー………………油断は駄目……油断は駄目………………。……今までだって、それで……痛い目を見てきたんだから…………。………………こんな時、母さんなら……どうしたかしら………………。

 油断大敵。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ