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聖戦に舞う不死鳥たち  作者: 戯画葉異図
第四幕 推断し、向かう。
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【王城】女王の書斎へと続く廊下・二

『ココ』王城に仕える料理人。

   午の刻。ココ、ヴィオラウス、王城の、女王の書斎へと続く廊下にて。


『ココ』姫様のお知り合いの方なのですか?

『ヴィオラウス』まあ……、そんなところです。ここ数年はすっかり疎遠になっておりましたが、昔は、王家の皆さんとも親しかったものです。

『ココ』王家と……?

『ヴィオラウス』はは……、ええと、私の父や祖父も、王家の皆さんとは仲が良かったので、その自然な流れですよ。私だけが特別と言う訳ではない。

『ココ』……と言うと、もしかして、貴族の方……とかですか……?

『ヴィオラウス』いえいえ、そんなんじゃあ、ありません。ちょっとだけ……特殊な家系なのですよ。貴族よりももっと、唯一無二性が強いと言うか…………。

『ココ』よく分かりませんね、貴方が一体何者なのか。門番が通したのだからと、僕はここまで信じて疑いませんでしたが……、このまま貴方を姫様の下まで案内しても良いものかどうか、それを懸念し始めています。貴方が姫様のお知り合いだという事を示す、確かな証拠は…………。

『ヴィオラウス』着きました。

『ココ』…………え…………。


   見ると、確かに書斎前。


『ココ』……貴方……場所を知らなかったんじゃ…………。

『ヴィオラウス』私が一体誰なのか。それはこれから分かるでしょう。知らないと言うのならこれから知る事になるし、忘れていただけと言うのならこれから思い出す事になる。それだけです……それだけの話です……。貴方様の案内に……私は感謝致します………………。

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