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聖戦に舞う不死鳥たち  作者: 戯画葉異図
第三幕 訣別し、歩む。
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【暗い森】木陰さえも見えなくなる場

『ライブド』ミーグとコンビを組む不老不死の少女。

『ミーグ』ライブドとコンビを組む不老不死の少年。

『ドレイディーム』謎の少女。

『イドマ』謎の女性。

   戌の刻。ライブド、ミーグ、ドレイディーム、イドマ、暗い森の、木陰さえも見えなくなる場にて。


『イドマ』何……ですって……?

『ライブド』下らねー、っつったんだ。お前が喋った長え話、全部が下らねー。

『ドレイディーム』…………。

『イドマ』下らない? この子が何百年と悩んだ事の全てが、貴女は下らないと言うのですか。

『ミーグ』そうだよ……とっても下らない。

『イドマ』……ドレ……。

『ドレイディーム』待って。

『ドレイディーム』話を聴こうよ……。

『ドレイディーム』今度は、こっちが聴く番だ。

『ドレイディーム』……それが、道理だ。

『イドマ』…………。

『ライブド』まあまあ、そう身構えるなって。

『ミーグ』僕等が言いたいのは、そんな下らない事で悩む必要は無いって事だ。

『ライブド』その通り! 与えられた役目が嫌? なら止めちまえばいいだけじゃねえか。それだけの話なんだよ。

『ドレイディーム』……!

『ライブド』悩むくらいなら、逃げた方が絶対に良いだろ。

『ミーグ』同感。

『イドマ』……何よ……。やっぱり、無責任なだけじゃない……。

『ライブド』はっ。無責任と言われれば、確かにそうかもしれねー。でもよ、よく考えてみろ。そもそも何故、あたし達がこいつの責任を負わねーといけねんだ? 自分の事は自分でやれよ、って話だよなあ?

『ミーグ』うんうん。

『イドマ』し、しかし……この子はまだ……。

『ライブド』子供って言うのか? 何百年と生きてんだろ? ……そうだよ。まだ言う事は有るぜ。アンタ、こいつを……ドレイディームを、ちょっと子供扱いし過ぎじゃねえか?

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