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聖戦に舞う不死鳥たち  作者: 戯画葉異図
第三幕 訣別し、歩む。
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【暗い森】澄んだ空気の満ちる場

『ライブド』ミーグとコンビを組む不老不死の少女。

『ミーグ』ライブドとコンビを組む不老不死の少年。

『ドレイディーム』謎の少女。

   戌の刻。ライブド、ミーグ、ドレイディーム、暗い森の、澄んだ空気の満ちる場にて。


『ライブド』探検の時、本当だったら三日くらい森で過ごすんだけど、まあ、こういう事になったのなら話は別だ。初日にして思わぬ収穫が有ったんだからな。

『ミーグ』こんなの……初めて……。

『ドレイディーム』へー。

『ドレイディーム』そうなんだ。

『ドレイディーム』ちょっと遅くなってきちゃったね……。

『ライブド』え、そう? ……森に居ると時間の感覚が狂うんだよなー、太陽が見えないせいか。

『ドレイディーム』……御免なさい……。

『ライブド』……? 何でお前が謝……うわっと⁉


   一体の夜森人、三人の背後から襲い掛かって来る――直後、ミーグにより瞬殺。


『ミーグ』危ない……。

『ライブド』ぜ、全然気付かなかった……。そうか……もう、そんな時間なのか……。

『ミーグ』……急ごう……。無駄な労力を使いたくない……。

『ライブド』そうだな。今ならまだしも、あんまり遅くなって、群れで襲い掛かられても面倒だしな……。……行こう……、って、あれ? どうした?


   ドレイディーム、その場から動こうとせず。


『ライブド』……おい、聞こえってかー? なんだ、お前、夜森人が怖いのか? ここに住んでんだろ?

『ドレイディーム』…………。

『ドレイディーム』…………。

『ドレイディーム』………………。

『ドレイディーム』……ううん、何でも……ない……。


   ドレイディーム、漸く歩き出す――二人に追い付く。


『ミーグ』……。

『ライブド』……よし……、じゃあ、急ごうか……。

『ミーグ』(小声で)……ライ……。

『ライブド』(同じく小声で)……ああ、分かってる……。あいつ……絶対、只者じゃねー、って事だろ? 何かもっと、秘密が有るはずだ……。

『ミーグ』うん……まあ、もう少し……様子を見よう……。

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