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聖戦に舞う不死鳥たち  作者: 戯画葉異図
第三幕 訣別し、歩む。
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【暗い森】最深部・三

『ライブド』ミーグとコンビを組む不老不死の少女。

『ミーグ』ライブドとコンビを組む不老不死の少年。

『ドレイディーム』謎の少女。

   酉の刻。ライブド、ミーグ、ドレイディーム、暗い森の、最深部にて。


『ドレイディーム』……私は友達が欲しかった。

『ミーグ』友達……。

『ドレイディーム』ずっと一人だった。

『ドレイディーム』独りだったの。

『ドレイディーム』寂しい生活だったわ……。

『ドレイディーム』詳しくは言えないけど。

『ドレイディーム』……言いたくないのに……。

『ドレイディーム』だからあなた達に会いたかった。

『ドレイディーム』嬉しいな。

『ドレイディーム』だから、仲間になりたいんだ……。

『ライブド』……はーん……、成程成程。お前の事情はなんとなーく分かった。言いたくないのなら訊かねーけど、兎に角、孤独な生活から抜け出したかったと。お前はそう言いたいんだな。……よし、ちょっと待った。ちょっと、二人で話させろ。


   ライブド、ミーグ、ドレイディームから少し距離を置く。


『ライブド』(小声で)おい、どうする。あいつはああ言ってっけど。

『ミーグ』(同じく小声で)うん、確かにあの力は凄いと思う。身内に居れば、いろんな方面で心強いだろうね……。逆にここであいつの願いを撥ね除けて、逆上したあいつが下手に国側に付かれでもしたら、あいつは最大の脅威になりかねない……。

『ライブド』うん、そうだよな……と言うかそもそも、あたし等だって別に、仲間って程大きな組織でもねーんだ。物創れるすげー奴と親しくなろうが何だろうが、全部あたし等の勝手だよな?

『ミーグ』さんどー。……でも、まだよく分かんない事、多過ぎるよ、あいつ……。

『ライブド』んー、まあ、そこら辺は……これから訊いていこうぜ。もしも何か怪しかったら、怪しい行動を見せたら、そこまでのお付き合いサヨナラバイバイ、でいいんじゃねえかな……。

『ミーグ』うん……。

『ライブド』よし、じゃあ、決まりだ。


   ライブド、ミーグ、元の位置に戻る。


『ドレイディーム』……仲間に……?

『ライブド』ああ、いいぜ。仲間に入れてやるよ。

『ミーグ』歓迎……する、よ……。

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