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聖戦に舞う不死鳥たち  作者: 戯画葉異図
第三幕 訣別し、歩む。
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【王城】とある廊下・二

『リト』ゼフィオン国を治める不老不死の女王。

   申の刻。リト、王城の、とある廊下にて。


『リト』マディさーーん、何処行っちゃったのーー? ……ねえったらーーー……。うーん、絶対におかしい。絶対に変だわ。あのマディさんが、私がこんなに呼んでいるのに現れないなんて………………。……ひょっとして、何か有ったのかしら……。あのマディさんの事だし、大丈夫だとは思うけど…………。……あ、ロッドライズさん……。


   ロッドライズ、廊下の向かいから現れる。


『ロッドライズ』おや、これはこれは姫様、何かお困りのご様子ですが、どうかなさいましたか?

『リト』ロッドライズさん……。はい、実はずっと、マディさんを探しているのです……。マディさんを何処かで見かけませんでしたか?

『ロッドライズ』マディ殿ですか……あの方なら、姫様の一声ですぐに現れるのでは?

『リト』それが、今日はどうしたのか一向に来てくれないんです。あの真面目な人が、ですよ。私、マディさんに何か有ったのではないかと心配で、心配で……。

『ロッドライズ』ううむ……左様ですか……。申し訳御座いませぬが、私は見てないですな……。

『リト』そうですか……。いえ、いいのです。お気になさらずに。

『ロッドライズ』力になる事が出来ず残念です。……では、私はこれで。

『リト』ええ。


   ロッドライズ、通り過ぎる。


『リト』……ホント……何処行っちゃったのかしら…………マディさん…………何も無ければ良いけど…………。

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