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学園での日常- 4

 6010年7月17日

 起床。時計の表示は7時30分。頭を整理すると今日は帰る時間頃に雨が降り始めるらしい。やっかいなことだ。折り畳みの傘を持っていくことにしよう。


 校門をくぐる。そういえば口が動いているはずだが今日は動いていない。生徒会のある日はレネさんが話しかけてくるのだが、今日はないからだろうか。

 しかし、そういえば昨日もなかった。なぜだろうか。


 教室の中はいつもよりほんの少しうるさかった。原因は強いて言うのなら隣の席にイザが来ていることだろうか。

「ずっと抱きついていてもいいよね!」

「いいわけないわい!は~~な~~せ~~~~!!」

 今日も好き勝手にいじられているようだ。対処方法でも考えればいいのに。

 ゴォーン、ゴォーン

「じゃ、また後でね~」

「おぉ~ぅ」

 目を回していた。机の上でぐったりしている。

「だ、大丈夫?」

「も、もんだいないぞ~」

 もう少ししたら立ち直っていることを祈ろう。


 ニクラス先生が入ってきてHRの後に、授業が始まった。

「暇じゃ~」

 静かな教室に割と大きめの声が通る。

「イザ!自ら地雷を踏まない!」

「イザ、パルミラ。ここの問題解くか?」

 槍が飛んできた。僕の方にもだ。

「任せろっ!」

「はぁ。仕方ないか」

 黒板に立たされて問題を解かされた。イザはもちろんのこと、僕でも何とか解くことができた。

「うし。戻ってよし」

「はぁ。どうにかなった」

「ぬるい。ぬるいぞ」

 僕にはどうにかできるレベルだったからなあ。彼女にとっては簡単すぎたのだろう。

「このくらいのレベルが限度だ。終わったら戻れ」

「むう。しょうがないのう」

 僕はふつうに、イザは未だ不満げに戻った。彼女にとってはこの授業は暇なままなのだろう。

「研究所でやってる研究のことでも考えたら?」

「ここに来ている意味がなくなるわい」

 研究のことを考えたくないからではなく、ここを出ておけば箔がつくから通っていると思うのだけど。

「むぅぅぅ」

 教科書に何か書いては消す、ということを繰り返していた。

「先に終わらせるべきかのう。いや。でも………」

 何かに悩んでいるようだ。結局、研究のことで悩んでいるように見える。何の事情も知らない人が見たら独り言をいう変な女の子にしか思えないだろう。

 ただ、この教室では止める人はいないだろう。まあ、止める間もなく終了を告げるチャイムが鳴ったのだが。


 特別棟での授業が多かった。芸術の音楽は防音のため、美術は専用道具がおいてあるためそちらに移動する。他にも設備があることから家庭科の調理実習などもこちらでやる。

「だから、なんでそんなに上手いのじゃ?」

「慣れだよ。やってれば出来るさ」

 調理実習の時間、イザに訊かれそう答えながらジャガイモの皮をむく。今回はカレーだ。

「そんなにするするとキレイにむけんぞ」

「包丁使ってると危なっかしいから、イザはピーラーを使いなさい」

 手つきがたどたどしい。手を滑らしたら指を切りそうだ。見ているこっちが怖い。

「なぜにパルに出来て私には出来ないのじゃ」

「ずっとやってれば出来るようになるって」

「むう」

 ピーラーを使ってたどたどしく人参を剥いていた。


 カレーが昼食となった。今日は弁当を預けたままなのである意味では助かったのだが、今日中に返していただかないと明日から困る。

「お」

 食べるわけでもないのに森に入ると、いつものところに弁当が置いてあった。

「ん?」

 拾うと紙が落ちた。一言だけ

『ありがとう』

 と書かれた紙だった。

 何となく彼女らしいな、と感じた。


 彼女はいなかったので校舎に戻る。自分の教室に戻るのには1年の使っているフロアを通らなければならない。

 さて、これは運が良かったのだろうか、悪かったのだろうか。

「ちょっと、お前」

 呼び止められた。

「来い。話がしたい」

 カタリナだった。下級生から呼び止められるのは漆原以外では初めてだ。それもあまり好ましくなさそうなことで。

「いいけど」

「…………」

 僕が返事をすると黙って校舎を出た。森が見えてきた。校舎裏に回るようだ。

「生意気な下級生。呼び出し。校舎裏とくると」

「普通ならカツアゲだ」

「お、ノリがいいね」

「だが、今回は立場が逆だ」

 立ち止まって向かい合った。

「なぜ分かった。お前はどこまで知っている」

「ふむ」

 どうやら後暗いことでもあるのだろうか。だが、僕が彼女を脅してもしょうがない。正直に言うとしよう。

「勘」

「勘って、お前」

「もしかしたらって思っていたから訊いてみただけだよ」

「そ、そんなことで………」

 割とショックを受けているようだった。

「まあ、そんなに気にしてもしょうがないと思うよ」

「私は気にするんだ!」

 立ち直った。

「仕方ないだろうこんな能力なんだから!」

「どんなセラなの?」

 しまった、という顔をした。

「まあいいさ。とりあえず私が言いたいのは」

「黙っておいてくれ?」

 カタリナが頷いた。

「………条件は」

「何も要らないよ。僕にとっては損も得もないから」

 話は終わったので校舎に戻った。

 戻ったところで、5時限目の予鈴が鳴ったので、慌てて教室まで走った。


 放課後。今日は生徒会がないので、早めに帰ることが出来る。ちょうど夕方のタイムサービスがあるのでそれを狙うとしよう。ただ、雨には気をつけるとしよう。






 6010年7()()17(・・)()

 起床。時計の表示は7時30分。頭を整理すると今日は帰る時間頃に雨が降り始めるらしい。やっかいなことだ。折り畳みの傘を持っていくことにしよう。


「間違えた………」

 大した間違いではない。ただ、傘を普通のも持ってきてしまったというだけだ。

 校門をくぐる。そういえば今日はレネさんが話しかけてこない。生徒会のある日はレネさんが話しかけてくるのだが、今日はないからというのが理由だろうか。

 しかし、そういえば昨日もなかった。なぜだろうか。


 教室の中はいつもよりほんの少しうるさかった。原因は強いて言うのなら隣の席にイザが来ていることだろうか。

「ずっと抱きついていてもいいよね!」

「いいわけないわい!は~~な~~せ~~~~!!」

 今日も好き勝手にいじられているようだ。対処方法は………彼女の力ではちょっと無理かもしれない。

 ゴォーン、ゴォーン

「じゃ、また後でね~」

「おぉ~ぅ」

 目を回していた。机の上でぐったりしている。

「だ、大丈夫?」

「も、もんだいないぞ~」

 もう少ししたら立ち直っていることを祈ろう。


 ニクラス先生が入ってきてHRの後に、授業が始まった。

「暇じゃ~」

 静かな教室に割と大きめの声が通る。

「イザ!自ら地雷を踏まない!」

「イザ、パルミラ。ここの問題解くか?」

 槍が飛んできた。僕の方にもだ。

「任せろっ!」

「はぁ。仕方ないか」

 黒板に立たされて問題を解かされた。イザはもちろんのこと、僕でも何とか解くことができた。

「正解だ。戻ってよし」

「はぁ。どうにかなった」

「ぬるい。ぬるいぞニクラス」

 僕にはどうにかできるレベルだったからなあ。彼女にとっては簡単すぎたのだろう。

「このくらいのレベルが限度だ。終わったら戻れ」

「むう。しょうがないのう」

 僕は何もすることはなく、イザは未だ不満げに戻った。

戻るときに小さく拍手をしているアルクが見えた。彼女にとってはそんなにすごいことだったのだろうか。

「研究所でやってる研究のことでも考えたら?」

「ここに来ている意味がなくなるわい」

 研究のことを考えたくないからではなく、ここを出ておけば研究者として箔がつくから通っていると思っていたのだけど。

「むぅぅぅ」

 教科書に何か書いては消す、ということを繰り返していた。

「先に終わらせるべきかのう。いや。でも………」

 何かに悩んでいるようだ。結局、研究のことで悩んでいるように見える。何の事情も知らない人が見たら独り言をいう変な女の子にしか思えないだろう。

 ただ、この教室では止める人はいない。まあ、止める間もなく終了を告げるチャイムが鳴ったのだが。


 今日は特別棟での授業が多かった。芸術の音楽は防音のため、美術は専用道具がおいてあるためそちらに移動する。他にも設備があることから家庭科の調理実習などもこちらでやる。

「だから、なんでそんなに上手いのじゃ?」

「慣れだよ。やってれば出来るさ」

「うわっ!すごーい!」

 調理実習の時間、イザ応答しながらジャガイモの皮をむく。今回はカレーを作ることだった。

「そんなにするするとキレイにむけんぞ」

「わわっ!イザちゃんはピーラーを使って!」

「いやじゃ!アルクにだって出来るんじゃ!我にだって出来る!」

「包丁使ってると危ないから、イザはおとなしくピーラーを使った方がいいよ」

「パルまでそのようなことをっ……。我は認めん。認めんぞ!」

 僕とアルクが止めに入るも拒否するイザ。包丁を握ったまま反論するので、説得は諦めざるを得なかった。

 こちらが説得をやめると、イザが作業の続きをし始めた。イザの手つきはたどたどしい。手を滑らしたら指を切りそうだ。見ているこっちが怖い。

「なぜにパルに出来て私には出来ないのじゃ」

「ずっとやってれば出来るようになるって」

「むう」

 自分でもいずれ指を切ると思ったのだろうか。結局、ピーラーを使ってたどたどしく人参を剥いていた。少しほっとした。

「アルクは普通に上手いね」

「そうかなあ。たまに、お母さんの手伝いはするけど」

 彼女はぜんぜん危なっかしくない。他の人と比べても問題なくタマネギをみじん切りにしていた。

「それにパルの方が上手だよ。どうしていたら男の子がそんなになるかなあ」

 どうやら僕はそれなりに料理が出来る人間らしい。自炊してるから当たり前だと思ってるけど。

「慣れじゃないかな。やっていれば自然と身に付くと思うよ」

「そっかー。じゃあ、私はもっとお母さんを手伝えばいいんだね」

「うん。多分、もっと上手くなるよ」

 握り拳をつくってやる気をみなぎらせている。

「よぉーし!やっちゃうぞー」

「ストップストップ!まだ、具材を鍋に入れちゃだめだって!」

 ………やっぱり危なっかしいかもしれない。


 カレーが昼食となった。今日は弁当を預けたままなので助かったのだが、今日中に返してもらわないと明日から困る。

「お」

 食べるわけでもないのに森に入ると、いつものところに弁当が置いてあった。

「ん?」

 拾うと紙が落ちた。一言だけ

『ありがとう』

 と書かれた紙だった。

 何となく彼女らしいな、と思った。

「彼女は………いないな」

 周りを見てみても見あたらなかった。これを置いたのは結構前のことだったようだ。

 森の奥に踏み行ってみようか。今日は授業時間に昼食を取ったようなものだから、時間にも余裕がある。


 森の中は薄暗い。前後不覚に陥りそうだ。

 鳥らしきものの鳴き声はするのだが、姿は見えない。

 特に目印らしき物もないので戻るのには少し大変かもしれないが、きっとどうにかなると思って森の奥に進んだ。


 森の中は涼しい。どこかから風が吹いている。さっきから歩いているとどうもある方向から吹いているようだ。

「何かあるかもしれない」

 行くあてもないのでその方向に向かう。

 今日は休むこともほんの少し覚悟した。

 

 やがて『そこ』にたどり着いた。

 『そこ』を形容する言葉は無い。

 素晴らしく。例えようもなく。

 美しかった。

 いや、そんな言葉すら陳腐だ。

 単純な言葉ですら陳腐な『そこ』は


 『湖』だった。


 澄んでいて、底が見えるほどに透明なのだが、底がどれだけ深いのかも分からない。

 果てがあるのだろうが、その果てが本当に果てなのか分からない。

 この学校の敷地はもしかしたらこの湖に半分以上は費やされてるようなそんな気がした。


 そして、湖の水面に一つ影があった。その影は湖に写り、その体を映していた。

 病的なまでに白い足。

 何をどうすればこんな芸術品が作れるのだろうかと思うような体。

 掴んだ瞬間、バラバラになって砕けてしまいそうな腕。

 そして、完璧というのはこのためにあるのだろうという顔。


 その人間離れした美しい少女は



 湖面に




 立って(・・・)いた(・・)




「…………」

 僕はあまりの事態に言葉も失い、思考も停止した。

「来たんだ」

 だから、鈴の音のようなその声がその少女から聞こえたということに思い当たるのに時間を要した。

「おめでとう。君には資格があったんだね」

「………資格って?」

 どうにかその一言だけは絞り出した。

「願いを叶える資格」

 彼女はその湖面の中心から僕の方へ歩いてきた。波紋が湖面に広がり、円を作る。その度にリィーン、リィーンと不思議な音色が空間に響いた。

「ワタシはアオイ」

 西の地方の名前の雰囲気のする名前だった。ちなみに、西の地方とは『漆原』のように少し違う名を持っている。

「キミの名前は?」

「…………パルミラ。パルミラ・アガスティア」

「そう」

 次に飛び出した彼女の言葉はとんでもないものだった。


「名前からして不幸だったんだ。可哀想」


「…………な!」

「そして、残念ながらキミの願いは叶えることはできないって―――」


「そんなことはどうでもいい!」


 この場雰囲気とか考えることなど出来なかった。


「ふざけるなよ!!俺を馬鹿にするのは結構だが、俺の親を穢すんじゃねぇ!!!」


 名前を馬鹿にされるとはそういうことだ。

「そう」

「言うことはそれだけか」

「じゃあ、どうすれば?」

「訂正しろ。少なくとも馬鹿にされるいわれはない」

「そう。なら、あなたの名前は特に可哀想なんかではないということで」

「…………」

 無感動な声でそう言われた。もういい。ここに用はない。

「失礼する」

「………お弁当は、ありがとう」

 その声にまで色がなかったとしたならば、俺は―――僕は2度とこの子に会おうなどと考えなかっただろう。


 森を通り校舎に戻る過程でどうにか落ち着いてきた。

 なぜ、僕の名を聞いただけで可哀想と彼女は言ったのだろうか。


『名前からして不幸だった』とはどういうことだろうか。


「自分の名前の意味、か」

 僕には一切わからなかった。少なくとも現代語にて当てはまる言葉が存在しないことは確かだ。

「少し調べてみようか」

 彼女の最後の一言はそう考えるだけの余裕を僕にもたらしてくれた。


 余談だが、僕は5時限目に間に合わなかったのだが、アオイと名乗った彼女は遅れてなく、隣のクラスを見るとちゃんと座っていた。

 もしかしたら今日会ったのは双子のもう一方だったんじゃないかと思える出来事だった。


「雨が降ってきたな」

 授業が全て終わり、少しすると雨が降ってきた。もしもすぐに帰っていたとしたならば、スーパーに立ち寄っていた頃だろう。

「そうだね」

 独り言に返事があるとは思わなかった。

 僕しかいなかった教室にアルクが入ってきた。

「今日は楽しかった?」

「なんかそれいつも訊くね」

「そうかな」

「うん」

「忘れちゃった。私バカだからかな?」

「せめて昨日のことは憶えておこうよ。鶏じゃないんだから」

「にわとり?」

「鶏は3歩、歩いたら物事を忘れるって言うじゃない」

「ああ。………そこはかとなく失礼な気がするよ」

「気のせいじゃないかな」

「ふうん。それでそれで、質問の答えは?」

 結局、なんだかんだでそれを聞きたがる。仕方ないから正直に答えた。

「……そんなに楽しくはなかったかな。面白いものは見れたけどね」

 そういえば、あの湖に関しては良く分からないまま引き返すことになってしまった。

「何を見たの?」

「湖だよ」

 僕は今日見た光景について、アオイのことは省いて説明した。

「ほぇぇ。そんなものがこの学校に」

「うん。………って、信じるの?」

「え?嘘じゃないんでしょ?」

「もしかしたらそうかもしれないでしょ」

「大丈夫だよ。パルはきっと嘘ついてないから」

「ま、いいけれど」

 正直信じてもらえると思わなかった。我ながら突拍子もない話の部類に入ると考えていたから。

「ありがとう」

「え?なんでお礼なんて言うの?」

「なんでもないよ。あ、そうだ。傘は持ってる?」

 話題転換のために無理やりひねり出した言葉だった。

「濡れて帰るよ。ええーっと、バカは風邪を引かないって言うみたいだから」

「アルクはバカに見えないけどね」

「私は何も考えてないもん。よくバカって言われるよ?」

「だれから?」

「お父さんから………。うぅー、そういえば今日もバカにされた気がする~~」

「そうなの?」

「うん」

 少し意外な感じを受けた。なぜだろう。

「ふぅん。僕には頭がいいように思えるけどね」

「そうかな。えへへ」

 なんかにやけてた。

「今のアルク見てたら前言撤回したくなった」

「………ひどいよ~」

 途端に涙顔になった。

「持ち上げて落とすなんて~~~」

「ごめんごめん」

「うぅ~~~」

 なんか恨めしそうな目で見られた。

「なんか悪いことしてる気分になるから」

「責任とってください」

「……どうすればいいのですか、お嬢様?」

「お、お嬢様なんて。そんなのじゃないよ~~」

 なんか照れていた。

「さてと、帰るとしますか」

「………あれ?ごまかされた?」

「帰らないの?」

「あ、うん。今日は帰る………あれ?」

「どうしたの?」

「何か違和感があるんだけど………あれ?」

「あ、傘は貸すよ。2本あるから」

「あ、うん。ありがと…………あれ?」

「傘もあるから濡れなくても済むよね?」

「うん。そうだね………あれ?」

「それじゃ、お先に」

「うん。また明日」

「また明日」

「…………………あれ?」

 途中からボーっとしてたみたいだが、間違えて持ってきた傘も渡せたことだし結果オーライといておこう。


 今日は散々だった気もするが、最後は楽しかった。

 道を外れることはしたくないとは思うけれど、そうじゃないと得られないことがあるのは確かだ。

 また、湖に行くかどうかは分からないけれど。

 今度はあんな『素』の自分を出すことだけは勘弁したい。



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