SC//競泳部〝鬼澤夏美(1×歳)〟
鬼澤夏美は中学時代に競泳のバタフライで3連覇を達成した。
鳴り物入りで入学したプロ志望の生徒だ。
平成37年に競泳のバタフライは競蝶と名を新たに試験的に公営ギャンブルとなったが、その人気は競馬や競艇を遥かに凌ぐ。
それは競蝶選手は女子のみの競技で指定されている競泳水着は過去に人気だったハイカットを採用している。
あまりの人気で競技場の入場料は会員制で年会費2万円。
別に有料放送チャンネルは月額1500円。1チャンネルだけだが、登録者数は500万人を突破して今も増え続けている。
桜女子学園の競泳部は競蝶選手の養成所と運営委員会を兼ねているので競蝶選手になるには桜女子学園競泳部を卒業していなければならない。
他の学科とは違い、卒業後に競蝶選手となるためプロ契約がある。
在学中の成績で契約金が違う。
だが、この鬼澤夏美は卒業ではなく入学の時点で毎月の手当てが40万円も支給される超特待生である。
卒業後に契約を拒否できないよう締結。
しかし、彼女は1年生の頃から横暴だった。
女子寮、通称〝女根寮〟では2人部屋であるのに対して彼女は3年生から許される1人部屋待遇だった。
掃除や洗濯の当番も免除されていた。
更にはSCの女子生徒は鬼教官ことゲーハーの男性器をフェラチオし、精液をプロテイン代わりに飲む義務があるのだが、1週間に1度の義務を夏美は「私にはアミノ酸とタンパク質が多く必要だ」として、3日に1回の割合でゲーハーにフェラチオしていたのだ。
ECの生徒にはフェラは性体罰と言われる場合もあるが、身体を酷使するSCの生徒には重要なタンパク源であり、各自〝口淫手帳〟を保持し、回数や順番を管理されていた。
なのにも関わらず、夏美は超特待生であるため、ゲーハーから好きなときに精子を搾取していたのだ。
他の生徒から反発を受け、学園側も夏美に手帳を渡して、好きなタイミングで口淫できないよう処置をとったが、タンパク源が足りなくなった夏美の成績は下がり、1年と2年、全国大会を連覇したが3年の大会では準優勝で終わった。
夏美はゲーハーにフェラさせるよう強要したが、学園側から圧がかかっているゲーハーは手帳に記載された日時でないとフェラはさせられないと拒否。
夏美は超特待生から一般の特待生に降格させられてしまう。
そしてゲーハーを誰もいない教室に呼び出した。
卒業前で契約金が決まる頃である。
「なんだ鬼澤、今日はフェラできる日じゃねーぞ。わかってると思うが1年2年が優先だ」
「うるせえ、次の大会で優勝しなきゃ、未来はねぇんだ!」
夏美は机に乗ると下着を脱ぎ、大ジャンプ!
――――とうッ!!
月面宙返りし、大きく開脚。
それは、桜女子学園に伝わる奥義〝開花ジャンプ〟だ。
「こ、これは開花――――ッ!?
男性経験のないぴっちりと閉じ合わされた下腹部をゲーハーの顔面に打ち付けKOさせたのだ。