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説明と言う名のソリティア(一人遊び)でずっと俺のターン!!

 読んどくとより理解が深まって楽しめるかも?的な説明回です。

 長すぎて、二回に分けるかも……説明がオタク特有の早口みたいになってそう……

 うわっ、ひたすら説明回か~、嫌だなぁ、と読者の先行入力しときますね。

 そもそもアグロに関して精通してるとは言えないのかも知れませんが、シャドバにおいて、それでもアグロに慣れない自分が使ってみた上でこういう風に感じた、こう考えて戦っていた、ということを書いてみます。

 また、当時の話であることも忘れずに。




 まずアグロを使うにあたって、どんなイメージがあるかは前に書いたと思うんですが、使い始める前の自分は、「アグロって何もさせずにあっと言う間に勝負が付く」程度のイメージで、ぶっちゃけヴァンプのクラスカードの効果が面白いので、ヴァンプで流行ってるデッキであるアグロデッキでも使ってみるかぁ、くらいの感覚だった……のかもしれません。


 なので、ストーリーや練習モードでCPU相手にアグロ型のデッキを使うことはあってもアグロ初心者のようなもので、手探り状態でした。

 とはいえ、最初は負けが多くてもグラマスを目指すポイントは稼いでいけてたと思うので、やっていく内に理解が深まって、こうしたら良いかな、ああしたらいいかな、とあまり深く考えずのんびりとやってたかも知れません。


 それよりも、対戦相手とマッチングする前に待機時間(20秒以内ほど)で緊張しすぎて、「ダメだ、この時間に耐えられない、対戦相手が決まる前に一旦キャンセルしよ……」と心を落ち着けたりして、そっちの方が大変でした。

 対戦しに行ったのに、何やってんだぁ!





 〇攻守逆転が大変〇


 それで対戦していて先に気付いたのは、先攻じゃないと結構キツい時がある、ということでした。

 カードゲームには当然ながら、交代制で自分のターンと相手のターンがありますよね?

 じゃあ自分のターンなのだから、攻める側なのかといえば、それはイコールではありません。

 自分のライフがゼロになれば当然負けてしまうので、そうならない様にある程度は相手のターンで攻撃されるダメージをコントロールしなければなりません。

 となると、相手のライフを削るよりも、相手のフォロワー(モンスター的なの)を攻撃、破壊して除去する必要がでてくるわけです。

 つまり、自分のターンという攻撃権を得ておきながらも、ディフェンスせざるを得ない場面があるわけです。

 先攻ならば、攻め続けていれば相手は勝手に防戦一方になりやすくて楽ですが、後攻ともなると相手のデッキ次第ではどうしても受けに回らざるを得ない状況が増えるわけですね。

 これがアグロにはかなり厄介で、なにせ時間ターンが他のデッキよりも限られている短距離スタイルなわけですよ。

 守ってる暇があるなら相手の顔面(ライフ)を殴れってなもんです。

 でも守らないと負けちゃう。これは非常にキツい状況です。

 どうにか相手を攻撃して、攻守を逆転し、相手が守りに入る状況を作らなければなりません。

 守りにコスト割いてたら、アグロでは勝てる物も勝てませんし、敗北が見えてきます。

 アグロにとって時間は味方ではなく、敵なので……時間を掛けるほど、敗北は濃厚に。

 アグロから見て相手が守備的なデッキはもちろん、攻撃的なデッキも要注意なのです。






 〇ライフは資産〇


「守ったら負ける、攻めろっ!」と某ガン〇ムの隊長も言ってるではありませんか。


 恐らく何度も言うことになると思うのですが、アグロは短いターンでいかに相手のライフを削りきるか、スピード勝負のスタイルです。

 そのためにデッキには低コストのカードが多く採用されており、多量にカードを使用するために息切れが起こりやすい。

 遅くとも中盤にはフィニッシュを狙わねばならないので、相手盤面の除去や手札を増やすドロー効果などにコストを割きにくく、かといってその手のカードをデッキに組み込まないのも逆に危険なので、多少は入れたりはするんですけどね。

 とにもかくにも、余裕がない。ミスがし辛い。

 必然的に何でも使えるものは使おうとなり、そこで自身のライフも出来る限り有効に使う必要が他のデッキスタイルよりも強く出て来るわけです。




 そこで、あえて自身のライフギリギリを見極めて、相手に顔面を殴られてでも、無理やり相手を攻撃したりする。

 いわゆる、「死ななければ安い」というやつです。

 当然、上手くバランスを考えないと、対戦相手も「このまま相手の攻撃を無視して攻撃し続ければ勝手に自滅すんじゃね」となって逆にピンチを招きかねないので、そこを見極めた上で攻撃に移らねばなりません。

 言うなれば守備的攻撃というか、「謝ったら負け」じゃないですけど、ガンガン攻め続けねば未来はありません。

 それで次のターンにフィニッシュ圏内に入れれば上々だし、相手にライフ残量の危機感を覚えさせれば、こちらを攻撃するよりも守りを考えて除去を優先してくれるかも知れない。

 まあアグロとしては盤面のフォロワーを除去されたらされたで、こっちの打点減るじゃん!ヤダヤダー!!ってなワガママぶりなので、全滅させずに多少残してくれると嬉しいかなー?とか思うんですが……

 あれ? このアグロってデッキ、何やってもされても苦しくない!? 大丈夫!?






 〇ちょっとした余談〇


 余談になってしまうのですが、この敢えて攻撃を受けるという行為、他のカードゲームアニメ「バトルスピリッツ」の代名詞でもあった、いわゆる「ライフで受ける!」というやつです、自分もよく真似してました!いや、厳密には違うんですが。

 このバトルスピリッツでは、攻撃されてライフが減ると、減った分のライフを「コア」としてコストの支払いに使えるというシステムでした。

 つまり、ライフが減って敗北が近づくほど、更に多くのコストを支払えるようになっていくのが特徴の一つだったんですね。逆境になればなるほど強くなる、的な。

 バトスピの場合は特殊な能力を除き、基本的に相手からの攻撃をスピリット(モンスター)でブロックするか、素通りさせて顔面を殴らせるかは攻撃を受ける側に決定権があるので、この「ライフで受ける!」という宣言が成り立つわけです。

 あえてモンスターを温存しつつ、自分のライフをリソースに変える選択肢というわけですね。

 そういった意味ではシャドバの場合はルールが違いますので、ただ「ライフで受ける!」って言いたいだけなんですけどね。以前はバトスピにはハマってましたし。

 とはいえ、敢えて相手の攻撃に自分のライフを晒すという行為自体は同じようなものだとも言えますが。





 〇ヴァンプにおける、自身のライフを削る意義〇


 それで、何故この横道にそれた話をしたかというというと、今回の主題であるシャドバというゲームにも、自身がダメージを受けた回数であるとか、ライフが半分の10以下になると発揮するクラス特性など、強力な効果がヴァンプにはありました。

 例えばライフが10以下になると≪復讐≫というクラス効果が発揮され、「≪復讐≫状態の時、このカードは場に出てすぐ攻撃できる」みたいな感じのカードがヴァンプには用意されているといった感じです。

 が、アグロは性質上は短期戦用であり、またアグロをする上でライフをあえて削ったりコストを掛けるのは安定性に欠けるということもあり、ダメージを受けることで有利になる……という利点は十分に活用できていたとは言えなかったんですけどね。

 本来であれば、こういった能力を有効に使いたい場合、専用のデッキを組む必要があるからです。

 ≪復讐≫効果のカードを多く入れるだとか、ダメージの調整をするために自傷するためのカードや回復効果があるカードのセット運用であるとか。

 なので、アグロヴァンプ(アグヴ)を使う時のオマケ程度に考えていて、まあその能力が発動したらラッキーで強いけど、基本無くても強いカードを入れる程度です。

「能力発動したいから、ライフを減らすために攻撃してこい!」って臨機応変に狙ってる時も勿論ありましたけどね。




 ≪復讐≫といった能力を狙う時、攻撃を貰いに行くのだから防御を余り考えなくて良さそうに見えますが、当然攻撃を貰い過ぎては危険ですし、こちらの防御を考えずに全力で殴りにいった結果、逆に相手が防御に回ってしまい、こちらのライフを減らしに来ない場合もあります。

 故にあえて自分のターンで、自身のライフにダメージを与える効果(自傷)を使ってライフを調整したり、手札バフやドローにコストを費やしたりして、相手が危機感を覚えない程度に攻撃の手を緩めたりと、相手の攻撃を誘発、コントロールしたりしてました。

 とにもかくにも使える物は何でも使え、みたいな思考がアグロデッキで鍛えられた気がします。







 話が右往左往しましたが、攻守逆転するのはアグロにとってはとてもエネルギーを使うことなのです。

 そこを無理やりライフを犠牲にして攻守逆転の足掛かりにする、という考え方でした。

 無論、それだけで攻守逆転できるほど楽でもありませんが、その一要素って感じですかね。

 ともかく貪欲に、使えるものは何でも使えって感じが、アグロを使う上であるように感じられるんですよね。

 正確に言えば、それはアグロでなくとも必要な要素ではあるが、アグロに於いてはより可視化され、実感を得やすい……と言えばいいんですかね。

 アグロは短距離走で極端なデッキの一つではありますが、デッキ自体が極端だからこそ、それ以外のバランスを見極めないと厳しいのかなという気もします。

 それが大変なところでもあり、楽しいところでもあるのかも知れませんね。


 そんなこんなで今回はここまでです、お付き合い頂きありがとうございました。

日本人って真面目だよね……だってシャドバはエンジョイ勢だったのに、これだよ!

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