ダンジョンからの脱出!露出狂と変態粘土職人とフクロウ
真人はダンジョンの出口らしき場所を前にして、心の中で大きく息をついた。これまでの暗闇と不安から解放され、ついに目の前に差し込む光が希望を感じさせていた。漂ってくる風は心地よく、どこか芳醇な香りが含まれている。それはまるで彼らを歓迎しているかのように、自由の象徴のように感じられた。
「やった…ついに、脱出できる…!」真人は声に出さずに呟きながら、胸の奥でこみ上げる感動を抑えきれなかった。
ミリアはそんな真人を見て、嬉しそうに微笑んでいた。ルーナも真人に向かって軽く羽を広げ、感動を共有している。
「よし、ひと息ついて、さあ、出ようか!」真人は力強く宣言し、光へと一歩踏み出そうとした。
その瞬間、ルーナが急いで真人の前に飛び出し、「ちょっと待って、ストップ!」と声をかけた。
「え?どうしたんだ?」真人は困惑して立ち止まり、ルーナに問いかけた。
「…あのね、今更だけど、ミリアのその格好…そのまま外に出たら、さすがにまずいんじゃない?」ルーナはため息をつきながら、ミリアの服装を指差した。「どう見ても、ただの変態よ」
ミリアの服装は、真人が彼女に贈ったものであった。
真人の好みを色濃く表し、露出度の高いトップスに加え、スカート状の布が腰に巻かれているだけ。胸元は必要最小限の生地があるが、透けてしまって彼女の肌がほとんど丸見えの状態だ。スカートは長さがまったく足りておらず、下着はお尻を隠す部分はなく、生地がある部分も透けていて、ミリアの形が分かる様になっている。
銀色の髪はふわりと広がり、彼女の艶やかな肌を引き立てている。猫耳がちょこんと立っているその姿は、確かに人目を引くには十分すぎる。
ダンジョン内の戦闘や探索には到底ふさわしくない姿で、当然人前に出れるような格好ではなくルーナの指摘も無理はない。
「真人様から頂いた…大切な服です!誰に見られても…私は気にしません!」ミリアは珍しく強気な表情で反論した。
「それが問題なのよ」ルーナは再びため息をつき、手を広げてミリアの全身を指差した。
「あなたが気にしなくても、他の人たちがどう思うかよ。そのいやらしい体つきが目立ちすぎるの!」
ミリアのスレンダーな体型に加えて、大きな胸やしなやかな脚は、確かに見た目だけで注目を集めるのは間違いない。加えて、彼女の銀色の髪が光を反射し、まるで魔法のように美しく輝いている。
そんな娘が裸同然の姿のままで歩けば、注目されるのは確実だ。
「まあまあ」真人がその場を収めるために割って入った。「確かに、ルーナの言うことも一理あるな…」
真人はミリアをじっと見つめ、視線を下から上へとゆっくりと移していった。まずは足元、次にすらりとした脚線美、そして大きな胸。ミリアはその視線に気づき、微笑みながらわざと胸を寄せてみせた。
「あなた様…私のこと…どう思われますか?」ミリアが誘惑するような口調で尋ねた。
真人は一瞬驚いたが、すぐに苦笑しながら手を挙げた。「いや、そういうのは今はやめよう。確かに、ミリアのこの姿を他の人に見せるのは…あまり面白くないな」
「いや、だからそうじゃなくて…」ルーナは呆れ顔で再び突っ込んだ。
真人は頭をかきながら、ふと周囲を見渡した。「まあ、このまま外に出るのはまずいのは間違いない。よし、ちょっと待ってて」
そう言うと、真人はスキル「クレイクラフト」を発動した。手に集めた材料を器用にこね、すぐに厚手のコートを作り上げる。ダークブラウンのコートには深めのフードがついており、顔やネコミミもすっぽりと隠れるようにデザインされていた。
「ミリア。これを着てくれ。このメンバー以外の人がいるときは、コートを脱ぐことは禁止だ。これは絶対の命令だ」真人は真剣な顔でミリアにコートを差し出した。
「はい…あなた様」
ミリアは嬉しそうにコートを受け取ると、すぐに羽織った。フードも深くかぶり、ミリアのネコミミもしっかりと隠れた。
だが、ミリアの体がすっかり隠れてしまった瞬間、真人の表情には明らかな落胆が浮かんだ。彼女の魅力的な姿が完全に覆い隠されてしまい、彼は一瞬物足りなさを感じてしまったのだ。
ルーナは真人のそんな反応を見て、またも呆れたようにため息をついた。「何をがっかりしてるのよ、真人」
ミリアは、そんな真人の気持ちに気づいたのか、そっと彼に寄り添い、耳元で甘く囁いた。「あなた様…人の目のないところでは…コートを脱いで…あなた様が贈ってくださった服に戻りますので…」
その言葉に、真人は一瞬心が揺れ動いた。彼女がコートを脱ぎ、再びあの露出の多い服を着ている姿が頭の中に浮かんだ。柔らかく、しなやかな肌が露わになり、自分だけのためにその姿を見せるミリア。その光景は彼の想像を一層掻き立てた。
「…言ってくだされば…大衆の前でもコートを脱ぎますよ…」ミリアは続けて、そっとコートをおろし、体を見せるような仕草で誘惑するようにささやいた。
真人はその瞬間、大衆の前でミリアが露出の多い姿で立っている光景を思い浮かべた。彼女の胸元があらわになり、銀色の髪が光を反射して輝く。そして、その姿に見とれる人々の視線…。彼はその想像に思わず興奮してしまい、顔が赤くなってしまった。
「大衆の前ではダメでしょ!」ルーナが即座に突っ込み、真人はハッと我に返った。
「そ、そうだな…それはダメだ…」真人は苦笑いしながら頭を掻き、心の中で反省した。
しかし、ミリアは微笑みながら真人に寄り添い続けた。彼女はコートの下で、今もなお真人が贈った露出の多い服を身に着けている。それを真人に伝えただけで、彼の心を揺さぶるのには十分だった。
「さあ、外の世界だ!」真人は気を取り直し、再び前を向いた。「俺たちはこれからも、助け合って生き延びよう。ルーナ、ミリア、共に頑張ろうな!」
ミリアはコートを羽織りながらも、真人に優しく寄り添い、心の中で彼に忠誠を誓っていた。そして、ルーナは2人のやり取りを見て、少しだけ微笑みながら空を見上げた。
「これからが本番よ」とルーナは小さく呟き、3人は光に向かって一歩ずつ進んでいった。
外の世界が彼らを待っている。困難はまだまだ続くが、彼らは共に未来を切り開いていくのだ。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
ダンジョンから出た先を書くかは検討中です。
現在、他作品を作成中なので、投稿したら読んでもらえると幸せです!




