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裏切り者との再会、燃え上がる復讐心

3人は順調にダンジョンを攻略し続けていた。迷路のように入り組んだ通路を、真人を先頭に、ミリアとルーナが後に続く。ミリアはたまに発情し、甘い吐息を漏らしながら真人にまとわりつくが、真人はそれを楽しみつつも、探索に集中している。夜になると、真人は粘土で卑猥なフィギュアをこっそり作り、ニヤニヤと笑っていた。それを見て、いつもルーナは呆れ顔を見せるが、特に口出しはしなかった。


ある日、何度目かの階層を上がった先で、ダンジョンの雰囲気がこれまでとは違うことに気付いた。暗く、湿った空間から一転、目の前には美しい花々が咲き誇り、色とりどりの蝶が優雅に舞っている。まるで幻想的な庭園のような光景が広がっていた。これまで戦ってきたモンスターだらけの場所とはまるで違う。道を進むと、立て看板やロープが設置され、見たことのない文字が記された札が立っていたが、真人には読めない。だが、看板の設置の仕方から、「これ以上進むな」と警告しているように感じた。


真人は少し迷いながらも、ミリアとルーナを連れてその先へと進むことにした。しばらく進むと、突然ルーナから念話が入った。


「危険です、注意してください!」


その言葉が届いた瞬間、真人の背後から風を切る音が響き、横から鋭い斬撃が襲ってきた。真人はギリギリのところでそれを回避し、すぐに身を翻す。その後も連撃が飛んできたが、真人はクレイクラフトのスキルを使わず、なんとか身をかわし続けた。


「なんとか…交わせるか…」と、真人は息を切らしながらも必死に攻撃を避け続ける。


その瞬間、ミリアが素早い動きで攻撃者の隙をつき、双剣を抜いて突進する。鋭い斬撃が一閃されるが、相手はそれを巧みにかわした。お互いに距離を取り合い、対峙する形となる。


ミリアの前に現れたのは、一人の男だった。ミリアをじっと見つめ、やや下卑た笑みを浮かべながら、上から下までいやらしい目でなめ回すように視線を送る。その視線に気付いたミリアは、嫌悪感を感じながらもその場に踏みとどまった。


「エロい体と格好したネコミミだなぁ。いや、なんて言うか…どっかで見たことあるような感じだな」と、相手は悪びれることなくジロジロとミリアの体を品定めするように見た。


真人は、その声に聞き覚えがあった。相手の顔が少しずつ認識できるようになると、衝撃が走った。


「お前、佐藤か?」


突然、男はにやりと笑い、口を開いた。「おいおい、真人じゃねぇか。まさかこんなところで会うとはな。昔からあんなエロいフィギュア作ってたよなぁ、真人は…相変わらずだな。」佐藤は、昔のように軽く話し始めたが、その言葉は皮肉と嘲りに満ちていた。


「なんでお前がここに…」真人は、佐藤の突然の登場に驚きを隠せなかった。


「お前のことは探してたんだよ、真人。遺体が見つからなかったから、もしかしてと思ってな。それに、山田や鈴木、美咲の死体に細工してやったんだ。お前たちがその死体を埋葬したって知ったとき、そろそろここに来るだろうって、待ってたんだよ」


「なんだと…?」真人の心に強烈な怒りが湧き上がった。背中を這うような怒りが彼の体を支配し、冷静さを失わせるほどだった。


「そうだ、真人。お前が生きててくれて、またこうして俺の前に現れてくれて、本当に感謝してるよ。二度もお前を殺せるなんて、最高の気分だ」と佐藤は言い放ち、さらに不敵な笑みを浮かべた。


その言葉を聞いた瞬間、ミリアの表情は怒りに満ち溢れた。普段は従順でおっとりとした彼女だが、この時ばかりは違っていた。瞳は鋭く光り、すぐにも佐藤に斬りかかろうとする勢いで、手にした双剣をきつく握りしめていた。


「あなた様を…侮辱するなんて…許せません!」ミリアの震える声が響き渡る。彼女は今にも動き出しそうだったが、真人は手を上げて制止した。


「ミリア、待て。まだだ…」


一方、ルーナも冷静ではいられなかった。普段の冷静沈着な彼女も、佐藤の言葉に激しい怒りを覚えた。


「ミリア、ルーナ。もう一人いるかもしれない。気をつけろ」真人は緊張した声で二人に指示を出す。佐藤のような男が一人でここにいるはずがない、そう直感的に感じていた。


怒りで理性を失いかけていたが、真人は必死に自制心を保ち、今は冷静に状況を見極めることを選んだ。


「佐藤…お前の言ってることが本当なら、俺はお前を…絶対に許さない」真人は静かに言い放ったが、その声には怒りが満ちていた。対峙する二人の間に、緊迫した空気が漂い、次の一手がいつ動き出してもおかしくない状況となっていた。

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