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おとこのことであい

最近小説作り始めました。りきとの抜け殻と申します。今まで小説という小説を書いたことがないので暖かい目で見守ってくださると助かります…

これは、切ない日々を過ごす2人の切ない時間を元にしたストーリー。




「砥界さーん。入りますよー。」


いつも通りの声が部屋の中を乱反射して、自分の元へ返ってくる。


「凛桜くん…ずっと寂しそうな顔してるけど、どうしたの?」


看護師の『神楽さん』が聞いてくる。寂しそうな顔をしている。と言われても、否定はできない。なぜなら実際に寂しいからだ。




僕はずっと病弱で、生まれてから一度も外の景色を生身で感じたことは無い。それどころか、外の空気も吸ったことがない。恨むのは自分の身体か、それともこんな僕を産んだ親か。そんな裁判を頭の中でしては、いつも自己完結させている。友達もできたことがないし、幼稚園にも行ったことがない。だから、寂しいのは当たり前と言えば当たり前なのである。この寂しさはどう消せばいいのか、ずっと心の奥にまでつっかえて出てこない。




「あ!そういえば凛桜くん聞いた?うちの病院にも”アレ”来るって!」


「あれ?」


と内心で思考をよぎらせたが、口には出さないことにした。


神楽さんと少し話をしていると、廊下から物音が聞こえてくる。それはまるで、こちらを見つめる人間のように近づいてくる。


すると、閉められた扉がまた開き、光が差し込む。


その光が来客の背中を照らしていた。光は反射し、無機質な体が映し出される。


円のみで作られたような体に、金属の光沢。そして、こちらを見つめているような気がするLEDで光るモニター。そう、ロボットだ。ロボットが病室に来た。一瞬戸惑いを隠せなかったが、その戸惑いを覆い尽くすように神楽さんが続ける。


「そう!これがさっき言ってたあれ!AI会話ロボットのWボット!今日試験として来てもらったらしいよー!」


「えぇ…こんなもの何に使うんですか…?」


驚きを隠せない。それはそうだろう。病室にロボットという、非日常的な光景。明らかにおかしい。


「ユーザー認証、完了しました。プログラム、完了しました。動作最終チェック、完了しました。」


淡々とそのロボットは綴る。誰の目も気にせず、不自然に。


「ユーザー名:凛桜さん。確認しました。よろしくお願いします。」


腕?のようなものを差し伸べてきた。恐らく握手でも交わしたいのだろう。驚きを隠しきれないからといって握手を交わさないのも人道に反すると思い、握手をしようとした。


しかし、腕も手も大きい。握手しようとしても手が収まりきらなくて握手がぎこちなくなってしまう。




会釈を交わし、挨拶を軽く交わした。これからこのロボットと一緒にいると思うと、少し身の毛がよだつ。




僕の人生はまだ続く

読者様、読んで下さり、本当にありがとうございます!そしてお疲れ様でした!書くの結構楽しかったです!以上!

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