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覚悟

病院の中は、独特な匂いに包まれていた。

生と死は、隣り合わせですぐ側にある。


受け付けで宮野晴の名前を出すと、

しばらくして、面会拒否の旨を伝えられた。

「彼女は、無事ですか…?」

目の前の人は

「ご家族様以外には伝えることは」

おれの目の見て、困ったような顔で

「できません」

そう告げた。


病院をでて、歩いて頭を冷やそうとした。

会えない。会わないほうが、いいんだ。

彼女が無事ならそれでもいい。

もし、

走り出していた。

だめなんだ。後悔する。

だから今は1番近くにいたい。

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