34才と14才の濃厚子作り
「っっっざけんじゃねぇぇ!」
「落ち着けよ。尻の穴にぶちこむわけじゃないんだぞ!」
そういう問題じゃねーよ!
『精子と精子を混ぜて子供を作る』?
そんな悪魔じみた話があるかよ!
・
2125年。
俺はコールドスリープから目が覚めた。
20年前。謎のウイルスのせいで人類は滅びかけた。
俺は未来の医学にかけて恋人のキャシーと一緒にカプセルに入ったハズなのに彼女はいなかった。
いたのはおっさんになっちまった同級生のジェイクだけだった。
「おはよう。未来は変わっちまったぜアツシ」
未来は予想していた物とは大分違った。
ウイルスは消滅したが地球における人類のランクが一つ落ちていた。
今地球で一番偉いのは『ゴーレム』だ。
ウイルスで人類は半分以上が死亡。突然別の星から現れたゴーレム。
人類はゴーレムに戦争をしかけたが、ゴーレムはとてつもなく強く科学も武器も通用しなかった。
不幸中の幸いは彼らの好きな食べ物は『鉄』『コンクリ』『プラスチック』エトセトラ……テレパシーで会話しこちらが仕掛けなければ争いは好まない。ビルやマンションは食べ尽くすが自然を破壊しないし生き物を殺さない。……地球としては最高だよな
「……で、キャシーもゴーレムの元に行ったと?」
「責めてやるなよ?女ってそんなもんさ」
キャシーは今30歳でゴーレムのペットとして幸せに生きているらしい。
俺よりもずいぶん早く目覚めた彼女はたくましく環境に順応した。
女達は男を捨て『守ってくれる』『強者』であるゴーレムについたのだ。
男はもう用無しだとさ。
男がちゃんとした子作りするにはゴーレムに飼われて『繁殖させてもらう』しかないのか……。
・
頼る人もいなかった俺にジェイクはとても親切にしてくれた。
サバンナのロッジに二人暮らし。
食料の調達から何まで全部世話してくれる。
ハンサムで狩りの腕は抜群。しかも優しくゴーレムとの交渉も出来るときたら集落の『男』達がほっとくはずもないのだが
『悪いね。俺にはもう家に嫁がいるから』と言って聞かない。
家にいる嫁って……俺だよな?
……今の地球の現状を説明したとこで冒頭の話に戻っていいか?
女に捨てられた今の俺たちに出来る繁殖法は2つ。
体内に『疑似子宮』を作る薬を飲み男同士でセックス(多数派)or特殊な容器にいれた精子と精子を合体させ科学であーだこーだする(少数派)。
だ。
ジェイクは俺に後者を要求してきた。
クソ!何もかも世話になってるからムカつくけど言うこと効くしかねーじゃん!子孫繁栄は必要だもんなぁ。
「俺の分はもうあるから後はおまえだけだぞ♪」
「余計な事いうんじゃねー!」
ジェイクに渡されたのは穴の空いた筒状のピンクの容器。
この穴を使えってか……?なんかイボイボでツブツブでヌメヌメだなぁ。
「俺はお前の事を想って出したぜ?」
「だから余計な事を言うな!」
あー。最低だ。ムリムリムリムリムリ!
・
(お前昨日のオカズなに使ったんだよー?)
(お前)
(うげー!冗談キチーわ!)
(マジマジ。俺の初恋お前だもん)
(ゲロゲロ!マジきしょい!)
20年前の俺とジェイクの会話。今思い出すとあれは冗談じゃなかったんだな。
「あーあ」
ベッドに横になってリラックス。エロいこと考えてさっさと済まそう。俺は容器を手に取った。
「……嘘だろ?女の顔が出てこねぇ」
20年女を見てないんだから当然か。キャシーの顔も思い出せないのは辛い。でも女の事を考えなきゃ
うんともすんとも……。
「ジェイクの顔しか出てこねーなぁ」
馬に乗るジェイク。狩りをするジェイク。洗濯するジェイク。料理するジェイク。
「……おや?マジかよ。止まれ!収まれ!」
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「……はい」
「おっはよー。アツシ。仕事が早いねぇ。このスケベ!オカズは何だったんだい?」
「……お前」
「ハハハッ!嘘でも嬉しいよ!」
クソが。嘘じゃねーよ。
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春。俺はお母さんになった。可愛い女の子だ。
女の誕生はみんなに喜ばれたけど誰にもやらん。
頼もしい夫に可愛い娘。
今俺は幸せだ。




