魔王とダンジョン
日月火水木金金!
月月火水木金金では無いですが忙しいので
ちょっと短いです。
先週から数えて一ヶ月は忙しくなると思うので
ご了承くださいm(-_-)m
「やあ、昨日ぶりだね。」
勇者の勝利パレードが終わった次の日、魔王がギルドに行くと、勇者がいた。
…この勇者暇過ぎじゃないか?
わざわざ待ち伏せていたように思えて魔王は頭を抱えたくなった。
「未来のライバルな君にいい情報を教えてあげるよ。実はこの街の近くのダンジョンで新しい階層が発見されたから明日僕達が調べにいくんだけど、他にも冒険者を呼んで手伝ってもらってもいいって言われたんだ。てことで、君も探索しないかい?」
なるほど、ダンジョンか。この世界のダンジョンは気になるし、新しい階層という言葉が非常に興味を惹くな。
「それなら同行させてもらおう。」
「いや、ある程度自由に探索していいから別行動でも構わないよ。手分けした方が早いからね。見つけたものも貰ってもいいらしいよ。ただ、マッピングはしなきゃいけないけどね。」
なるほど、それはかなり好条件だな。本当にただただいい情報だったな。
「明日の朝、ここに集合だからね。忘れたり寝坊したりしないでくれよ。ベルク。」
「ああ、わかっているさ。」
...今更だが未来のライバルって何なんだ?
・・・・・・・・・
勇者と早すぎる再会をした次の日の早朝、魔王はかなりの軽装で剣だけを携えてギルドに来ていた。
「やあ、昨日ぶりだね。」
もう勇者がいるんだが。それにそのセリフは毎回言うのか?
「来るのが早いんだな。」
「いやぁ、わくわくして早くに起きちゃったんだよね。」
子供か。
「ところでそんなに軽装で大丈夫かい?未知の階層だから何があるか分からないよ。」
「魔法があるし、身軽なほうがいい。」
いざとなればストレージから出せるしな。
「あ、勇者様、もう来てたんですか?」
「やっぱりこういう時は早いですね。」
「子供っぽい時がありますよね。」
話をしているうちに勇者の仲間がやってきた。ちなみに全員女性である。
魔王は仲間にも子供だと言われていることに苦笑している。
「まあ、ちょっと早いけど、みんな揃ったし早速ダンジョンに行こうか。」
・・・・・・・・・
目的のダンジョンは魔王が大虐殺をして冒険者達もあまり寄り付かなくなった例の森の奥深くらしい。
もちろん道中には色々な魔物が出てくる。しかし、勇者とその仲間達は一瞬で倒していく。魔王もたまに倒すが、ほとんど倒しにいくこともできないほど一瞬である。
もはやこれはお荷物じゃないだろうか。レベル250くらいっていう噂も間違っていないだろう。
今も狼っぽい魔物が斬られたのに気付かずにキョトンとした表情で首を転がし、胴体だけが数歩走って倒れた。
ここまで強くなるのにどれくらい掛かるんだろうな。
そして、何事もなくダンジョンの入り口にたどり着いた。
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鬼畜世界ぬるゲー化計画
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