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叩く音

作者: キチ右衛門

千葉の都会の方に俺は引っ越して来た。


大学の入学に備えて、学校の近場に住みたいという我儘で家賃の高いアパートを親に借りてもらったのだ。


近くにコンビニもあるし、駐車場もある好条件のアパートだったのだが少し、難点があった。



50メートル先に、精神病院があることだ。


しかも窓を開けているためか、こちらの窓を締めても少し奇声が聞こえてくる。


イヤホンをしていれば問題はないのだが………。



しかし、ある日を境に奇声とともに、窓ガラスを叩いている音がするようになった。


「窓ガラスを叩き始めたのか、夜ねれないな。」


イヤホンで耳を塞いでいないと寝れない日が続いた。


その音が一週間ほど続いたある日。


この日の夜はいつもよりもうるさかった。


奇声をあげている奴の顔を拝んでやろうと思い、カーテンを開けた。


























叩いていたのは病院の窓では無かった。

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