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煮こごり

作者: 詩織





煮こごりや命のはての鯛の粗







寒い台所に煮魚を一晩おくと、


汁がかたまって


煮凝り”にこごり”になる。


これを残り物と思って食べれば


わびしいのだが、


こごなった汁が舌の上でとろりと溶ける味わいは


なかなか乙なもので、


ご飯が足りないくらいだと父が言う。


だからわが家では、


魚を煮る時は煮こごりが沢山できるように、


魚も汁も多目に煮付け


翌朝できあがった煮こごりに


魚をほぐし混ぜた煮こごりありきの


特別な"おかず"が出来上がるのだ。





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― 新着の感想 ―
[一言] ぶり大根、カレイの煮つけ、手羽元の肉じゃが・・・。 煮こごり、次の日のお昼ご飯に、いいですよねえ(´ω`*)←ダイエット中
2018/11/14 16:03 退会済み
管理
[一言] ついさっき昼飯食ったのに煮こごり食いたくなった。 でも、私、料理下手で煮こごりなんて作れない。 お袋に頼んで作ってもらおうかな。 涎が沸き上がる作品を読ませて頂きありがとうございまし…
[一言] 煮こごり、美味しいです。炊きたて新米ご飯に、乗せて食べるのが、美味しいです。 私の好きなエッセイ作家さんにも、煮こごりの短編がありまして、それはお魚のお出汁に、色んなお魚の美味しい部分を…
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