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第15話

朝起きて3人で朝食をとって、お風呂に入って、自由行動だというのでバンガローに戻ってきた。

久しぶりに一人だ。したいことも特に思い浮かばないし、贅沢に昼寝とかしちゃおうかな?ぐっすり眠り込んで、お昼過ぎにお腹が空いて起きて、【アイテム購入】で鴨南蛮(お箸は別売り)を購入して食べた。美味しかったけど、やっぱりベルさんと一緒に食べた方が美味しかったな…と思ってしまった。

シータさんは脈ありそうなことを言っていたが、ベルさんはどう思ってるんだろう。今日シータさんと何をお話ししてるのかな?シータさん、私がベルさんに気がありそうだって話はしないでくれると助かります。

今寝ちゃうと夜眠れなくなりそうだったので、眠らずベッドでゴロゴロ。ベルさんに貰った髪飾りをうっとり眺める。綺麗…ベルさんからのプレゼントなんだ…と思うと嬉しくて舞い上がってしまう。あんまり舞い上がりすぎると振られたときの反動が大きそうな気がして怖いけど。

タブレットを見て購入品の更新情報もチェックする。やっぱり今まで食べた料理や、化粧水や蜜蝋クリーム、薬草配合のハンドクリーム、リップバームも購入品に追加されていた。数種類の精油なんかも購入できるようになっていた。香水的なのを使うほど洒落っ気付いているつもりはないが、半額だと思うと、なんともお得に感じる。

【アイテム購入】に最初から表示されているアイテムと、後から追加されるアイテムの差がわからない。私の知識に寄るの?とは思ったが私の全然知らないアイテムとかも普通に売られている。これも『まともに考えると禿げそう』な事柄の一つなのだろうか。

次に購入したいスキルとか眺めてみた。『バッファー』が覚えるバフ系のスキルがちょっと欲しい。お値段も1つ600万ギルとそんなに高くもない。600万ギルを「そんなに高くもない」と感じる私の金銭感覚は確実に麻痺してるけど。平商人の月給は22万よりちょっと高いくらいですよ。600万貯めるのに2年とちょっとかかる計算だ。貯蓄以外に生きてる諸経費がかかるだろうから3年強かかるかな?冒険者って儲かるんだな。Cランク冒険者であるベルさんの貯蓄額ってどのくらいだろう。聞いてみたいけど、そんな失礼なこと聞けないし、沢山貯蓄をしていると聞いた後粉かけたりしたら、まるでお金目当てと思われそうだし。聞かない方が良いだろう。

ベッドでごろごろしていたら日が暮れてきた。まだベルさんたちは帰ってこない。今ならいいかな?まだ帰ってこないよね…?

自分のベッドから立ち上がると、ベルさんのベッドに横になった。そっと枕を抱きしめると、ふわっとベルさんの香りがした。良い匂い…

ガチャッ。

バンガローの入り口が開いた。


「ただい……」

「……。」


帰ってきたベルさんと目が合う。パーティーメンバーの異性が自分のベッドで枕抱き締めてたらどう思う?

私は慌ててしまった。


「ち、ちがっ…こ、これは…」


真っ赤になって首を振る。


「据え膳?」


ベルさんが微笑んで私を押し倒した。


「お兄さんもこういうことされると堪らないんだけど…」


髪を撫でられて耳にキスされた。あ、あう…


「お兄さんの理性を試してるの?悪い子ね?」


するっと腿を撫でられた。スカートは寝っ転がった時にちょっと捲れ上がってしまっていたのだ。

うるうると瞳が潤む。


「ホント…堪らないわ…」


ちゅっと首筋にキスされた。どうしよう…うるさいくらい心臓がドキドキしてる。ベルさんが私の瞼にキスした後、一度ぎゅっと抱き締めてから解放してくれた。


「あんまりおイタしてると食べられちゃうわよ。」


なでなでと撫でられた。さ、流石に食べられる心の準備は出来てないです!!まだ付き合ってもいないのに…『まだ』ってなんだ!ベルさんは別に私と付き合いたいなんて言ってない!!自意識過剰!自意識過剰なり!


「シ、シータさんは…?」

「まだ食べるって言ってたから置いて帰って来たわ。ジゼルちゃんはもうお夕食食べた?」

「まだです…」

「ちゃんと食べなきゃダメよ?」

「はい…」


私はタブレットにお金を吸わせて野菜サラダと肉串を購入した。因みに野菜サラダは初期から入っている可も不可もないオーソドックスなものだ。自前の銅のジョッキにお水を注いで、食事。肉串も焼きたてみたいで美味しかった。


「やっぱり便利ね。そのスキル。」

「はい。」


わざわざ買いに行かなくても大抵の物は買い揃えられるし、安いし。


「明日はスキルで購入したものを、商業ギルドに売りに行ってみましょうか?」

「何を売りましょうか?」

「そうねえ。意外と流通が激しいって言うか、調味料の類は充実してて旨味が無さそうね。ポーション辺りならどこの街でも概ね歓迎されると思うけど。」

「ポーション…」


とりあえず、ポーション、ミドルポーション、ハイポーションを10本ずつ、毒消し10個、解熱剤5つ、気付け薬5つ、鎮痛剤30個入り3瓶を試しに用意してみた。これなら売れても売れなくても困らない量だ。売れてくれれば嬉しいけど。

薬は全部ベルさんの収納バッグに収納してもらった。


「今日はジゼルちゃん、もしかして1日中ごろごろしてたの?」

「はい。」

「まあ、暑くも寒くもないし、ごろごろしたくなる季節よね。」

「はい。お布団が気持ち良くて。ベルさんたちはどこへ?」

「新しいお店探しね。街中を探険って感じかしら?」

「へえ。いいお店ありましたか?」

「ええ。明日ジゼルちゃんも連れて行ってあげるわ。」


それは楽しみ。


「明日はアタシとデートね?」


そ、そうなんですか…


「わかりました。」


嬉しいけど緊張する。

二人で歯を磨いていると、たらふく食べたシータさんが帰ってきた。シータさんって月にいくらくらい食費かかってるんだろう?結構食べてるよね?1回に2,3人前はペロリしているように思う。それをきちっと3食食べてるし。ダンジョン探索で昼食の時は流石に1人前で我慢してるみたいだけど。


レアなスキルや他人にも効力を与えられるスキルはちょっとお高めなのです。

『剣士』の【パリィ】80万ギル

『盾士』の【シールドバッシュ】50万ギル

『弓術士』の【必中】80万ギル

などわりとお安いスキルもあるのです。ジゼルちゃんはとってませんが。

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