だから<自治厨戦争>だってばぁ!
読んでくれてありがとうございます。
「あ、兄貴たちもやる?」
「やるに決まってんだろ(キリッ」
「そこで決め顔する意味がわかんない…あ、俺もやるよ!」
気が合うな、俺もだ←
兄貴はまあ、うちの家系的にやるだろうとは思った。
…なぜ家系的なのか気になるか?
いやまあわかんだろうけど一応な。
うちの家族な、全員オタクで
仕事ほったらかしにしてまでやるくらいにはゲーマーなんだよ。
…あ、いや、俺はちゃんとやってるぜ?うん。
別に母さんたちが仕事しねぇから仕方なく…って訳じゃあるんだからな!
「(あの独白(?)にツッコミをいれたいのは俺だけか?」
「(安心してボスー。俺もだから」
「おいそこの二人、なに遠い目してんだよ?自治厨戦争やんだろ?早くしてくれ。」
「「はーい」」
「…ナルが荒らしなら俺も荒らしでいいか。」
「毎度のことながら何その思考。ふざけてんのか?…ちなみに母さんたちは自治厨だぜ。……スパイだけど(ボソッ」
「(今何かボソッと言った!何か恐ろしいこと言った!!)」
…恐ろしいか?スパイくらい普通じゃね?
「お前の普通はズレてる。」
「マジで?」
「マジだ。」
「っていうか、案外王族って庶民的何だねぇ」
「あー…まあ、食事とか以外はわりとそうかもな。ゲームだって廃人っつっても多額の課金はしねぇし。(ただちょっと普通の人より長くいれるようになってるだけで←)」
「そこまで豪華な特別仕様ではねぇからな、うん。」
「…………やっぱりお金持ちはお金持ちかぁ(死んだ魚のよーな目」
…逆に王族の尊厳のためとか何とか言って勝手に何でも出来ちゃう執事長★に弄くられましたけどね。
アイツ変なところは諦めてねぇんだもんよ…
「ゲームをやることは認めてんだから良いだろう?許してやれよ(苦笑」
「ハイハイ、わかってますよーっだ。ってかちょいちょい人の思考読むのやめてくんね?」
「今さらじゃない?」
「今さらだろ。」
「まあそうなんですけどね!!」
「ハハッ諦めなさいよ、朔徒?(ニヨリ」
ゾゾゾゾッ…ってこの声は…っ!
「ギャアアアアアアス!!?なんでお前がここにいんだよ、暁!」
「仕方ないのですよぉ。ここの幹部なのですから♪」
「…ちょっと待て、話についていけん。」
「朔徒…?暁…??」
あ、わかんだろうけど自治厨戦争での名前な。俺が朔徒。
遡る使徒って意味がある。
能力的な意味合いも兼ねてっから厨ニじゃねぇぞ!
断じて違うんだからな!
普通じゃないんだって、この世界!((
「今度の戦争は絶っ対勝たせて貰うからねぇ!」
…カチンときたぜ、今の言葉にゃ!
「何言ってんだてめぇ。この俺がいる<ファイル>が、お前ら<フォルテ>ごときに負けるとでも…?」
「…ムカつくねぇ本当!確かにランキング上位の"夜桜朔徒"や"三日月桜"、"冬枯独人"や"篠原卯月"がいる<ファイル>には劣ってるけどねっ!?こっちにだってランキング上位の"暁ノ月"や"梅津"、"花弁小雪"、"雨宿"がいるんだからっ!!」
「おいてめぇ、島津新の名前がねぇぞっ!それに花弁小雪は母さんだっ!」
「あ、ごめん…ってうそマジで!?じゃあもしかして、上位じゃないけど、小雪様といつも一緒にいる"芒"って…!」
「もち親父★」
「ウワァァァァ即戦力がァァァァァ!!!!」
「…………えっと、俺らはとりあえず始めるか。」
「…そうだね!」
「…ハッ(嘲笑」
「ムッキィィィィィ!!!」
…こいつが影で猿って呼ばれてる意味がわかったわ。
「お前が犬って呼ばれてる意味もわかったしっ!別に僕は猿なんかじゃないけどねっ」
「はぁ!?何で俺が犬何だよ!ぜってぇお前と仲ワリィからだろ!」
「ハッ!自分が島津新の忠犬って言われてるの知らないの!?ばっかみたい!」
「なっ…!だ、だって島津兄さんは…その…///」
「…なぁナル。もしかしてその島津って新津兄さんなのか?」
「!(ぎっくぅ」
「…兄さんになら確かに忠犬だもんな、ナルは(遠い目」
「チュートリアル終わってきたよー…ってボスはやっ!というか何で遠い目してるの~…?」
ちなみに新津兄さんは親戚のかっこいい兄貴分のことだ。兄貴よりも頼りになる大人何だぜ!
「ちょっと今お兄さん傷ついたぞ!」
「(オチってないのかな)」
無いだろ。
<ファイルやフォルテについて>
カミオガミ・チュートリアル・オンラインの中の、派閥の名
戦争のことを自治厨戦争と呼ぶのは朔徒ことナルが所属するファイル
荒らし戦争と呼ぶのは暁ノ月が所属するフォルテ
ファイルには荒らし
フォルテには自治厨が所属している
ちなみに双方共に悪事(PK?)は禁止とされている
<戦争について>
月に二回開催される力試しの場のことを指す
勝てばお金や優れた装備品や経験値が手に入り、負ければ経験値以外何も手に入らないという鬼畜ぶり
だが、装備品が壊れても負ければ変わりに何かをくれるらしいから優しいのかもしれない
読んでくれてありがとうございました。