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第一話 今から・・

ゆっくりいくので読んでいただけると幸いでやんす

「今!まさに!!私は!!!危機に瀕している!!!!」


目の前にいるのは、ぷよぷよした生き物。


私は、レイピアを両手で持ち、剣先をガタガタと震えさせていた。


(ガクガクブルブルだよ)

(浸食とかよく男子友達がよく話してるのきいたことあるし)


いきなり魔物が突っ込んできた。


「きゃっ」


驚いて目を閉じてしまった。一瞬、風が流れていくのを感じた。

恐る恐る目を開けてみたら両手に持ったレイピアにぷよぷよした生き物が刺さって身動き一つしていない。


「あ、すごい!!」


この時、初めての魔物討伐。


何もしていない。


ただ武器を構え震えていただけ、だが倒したことに驚きや喜びが湧きあがった。


(確か!突っ込んできたはず?)


魔物を見直すと、もともと刺さってましたみたいになっている。

この状況、不思議に思いながらも自分の体を確かめていく。


顔に傷なし。


五体満足。


ダメージなし。


「なんともない」


大丈夫。


助かった。


安心感と共に・・・。


「やっぱ勇者になったんだ私」


自覚も芽生えてきた・・・。


「でも、なんでこうなったんだろ~」


げんなりしながら、悲しい気持ちと寂しい気持ちと入りまじりながら王都を後にしていく真奈美まなみ


「あれだよね」

「すべて召喚士が悪いんだよ」

「そうだよ!全部あいつが悪いんだーーーーーーー!!!」


風の音

草木の音

混ざりて奏でるワルツ

サラサラとなり、動くものを隠す影・・・。


☆★☆★☆★


一周間前のことである・・・。


いつも通りの高校生活を送っていた時。


HRホームルーム中、先生が言っていたことで近くの高校から行方不明者がでたと、注意を促されていたが、自分は関係のない話だとこの時は、思っていた。

そんなことよりもさっき友達と話していたドラマの話が気になって仕方なかった。


「ねぇ、昨日の俳優いけてない?」

「私は、好きになれないな~」


それなりに盛り上がっていたのがまずかったらしく・・・。


「おい!また、お前たちか!!いつもいつもべちゃくちゃと!!!」


怒声が教室に響くもため息交じりに本音が漏れたらしく・・・。


「いっそ、廊下にでも立っててくれよ~」


勿論その隙をのがしまいと・・・。


「は~い、先生廊下に立ってます。えへ」

「体罰おつですね先生」


「いたずらします。キリ」という顔で二人で廊下に出ようと思ったそのとき・・・。


廊下では、なかった。

狭い石造りの部屋で下には魔方陣らしきモノが回りながら塵になっていくのが見えた。


「えぇ、え~と、貴方には、これから魔王退治をしてもらうため勇者としてがんばってもらいます」


苦笑いしながら話すフードをかぶった人。


(何?こいつ!?てか廊下は!?ここどこよ?!)


周囲をただおろおろ見渡すことしかできず、いきなり爺が話かけてきた。


「お頼みしますのじゃ」


薄気味悪い笑みで話かけてくる。


(何言ってるのこの爺?!てか近寄んな!!)


「いやいや」


手を前にして来るなのポーズをしながら後ずさりしつつ。


「ありえないから」


(何!?ここマジ!?拉致とか!?もしかしてさっきHRで話してたやつ?)


「マジないから」


(もうわけわかんないよ~)


「こんなのアニメや漫画の世界の話でしょ」


崩れ落ち涙が出てくるのが分かった。


「なんなのよも~」


そのとき部屋から出ていく影が一つすっと消えていった。


「はぁ~」ため息しかでない。


あれから泣きわめき爺たちを困らせてやった。


そのあと爺(大臣)から説明を受けて今後のこと私が異世界に来てしまったこと

を教えてもらい勇者であると言うことも言われたそして今後のことを決めたいと言われ、まず、ある程度の教養とこの世界のことを教えるとだけ言われた。


一日目


(ぶっちゃ授業めんどい)


今いるのは、黒板と椅子と机。すべて木造で時々肌に棘が刺さるのが痛い・・・。


文字や言語に関しては全く問題なく読めたし理解できた。

でも見たことない文字なのになんでだろう・・・。


周りには誰もいない自分と講師だけの一対一。


今は、歴史についてだけど・・・。


(ね~む~い~)


要約すると大陸は、二つ。もともとは。一つの大陸だったけど今は二つだそうだ理由までは解明されていない。

その片割れの大陸にあるのがこの王都ラストクランだ。

この大陸にはたくさんの国や部族があって群雄割拠状態らしい。


魔王軍がどこかの国を乗っ取り次々に攻め滅ぼしているのが現状とも言っていた。

そのために召喚士に頼み私を召喚したらしい・・。しかもその召喚士今は行方不明で捜索中召喚士でないとステータスが見えないとか言っていた。


(あの召喚士フードのやつうざいし憎たらしい・・)


などと机に伏せていたら・・・。


「ミス・マナミ!!」


バン!!


教壇を叩きながら言う講師。


「話が詰まらないならそう言っていただきたいのですが」


苦笑とイラダチを表に出しながら私の前にいる講師ミッシェル。

容姿は、とある魔法学校の猫に化けるおばさんを思い出すとわかるかもって感じ。


「まったくあなたは今後この世界を救っていく方なのですからしゃきっとしなさい」


ミッシェルの言うのも、尤もな話だが高校の授業もろくに聞いていない身としては退屈以外の何物でもない


「ハイ、分かりりました」

「えっと話を少し変えてもいいですか?」

「王様ってかっこいいですか?」


ミッシェルは呆れた顔と頭を抱えていた。


「えぇ陛下はそれはそれはかっこいいお方だそうですよ」

「実際にはお会いしたことはないですけれども」

うなずきながらミッシェルは答える。


「へぇ~かっこいいんだ」


玉の輿ありかもなどと内心思いながらイケメンならなおよしと活き込んでいた。


「今日一番、話を聞いてもらえた気がしますわ」


額に手をあててため息をつくミッシェル。


「陛下にお会いするためにも礼儀作法は覚えてもらわねばいけませんよ」


「ハイ、ちゃんと覚えますわ」といたずらしそうな笑顔で答える。


二日目

礼儀作法を習った。おしまい。


三日目

なぜかダンスの練習をさせられた。筋肉痛で全身が・・・。


四日目

また礼儀作法を教えられた。ぶちゃっけつまらない。


五日目

礼儀作法・・・。


六日目

礼儀作法・・。


七日目

礼儀作法・。王様との謁見!楽しみ!!


そんなこんなで覚えたことと覚えられなかったこともあるけど今日で王様に謁見、いざ!魔王退治なんだけど・・・。


(豚じゃん!!?)


ちら見で、王座を見たが、ずんぐりむっくりなそこから動けませんみたいな怪物がそこにはいた。


(ミッシェルのやろ~騙したな~?!!!!)


そんなことを思っているとも知らずに王様は一言。


「面をあげよ」


唾をまき散らしながらしゃべる。


内心、ものすごく嫌な感じがした。


(うぇ、最悪)


「ん、どうした」


「早く面を上げよ」


催促をする大臣


「ハイ」


嫌な思いで顔をあげる


「汝、これより魔王討伐の任についてもらう」


ブタがしゃべるたびに・・・。

(ちょっとここまで唾飛んできたんですけど・・・。)


こんなことを思いながら長たらしくブタがしゃべる・・・。


謁見終了


やっと終わったっと思ったら次は、持てる武器選びそのあと鎧など持てそうなものをと言われて持てたのは、レイピアだけ・・・。


鎧は胸当てのみそれ以上は重くて動けなかった。


これを見た人たちは、ここで態度が変わった・・・。


「えっと、勇者様これぐらいしかお持ちになられませんか?」


メイドらしき人からそう聞かれたので・・・。


「マジ・・・重すぎだし・・・」っと答えたあとすぐに城の門から追い出されてしまった。


「何をもう~」


「呼び出しといてこの待遇なわけ!?」


「ひどすぎなんですけど・・・」


悪態をついてひとしきりため息を吐いた後、周りを見渡すとそこは、よくゲームなどで見る町の風景だった。

下は石畳で出来ており家々は木造が大半。

重要そうな建物は、石材で出来ているみたいだった。

言うなれば中世ヨーロッパ風?っと言った感じである。


ここにいても、しょうがないので隣にいた門番に聞いてみた。


「あのお金とかどうしたらいいでしょう?」


少し改まった言い方をしてみた。


「それなら森に入って薬草とか取ってきて売ったらどうですか?」


「もしくは、魔物とかの素材とかも高く買ってもらえますよ」


「勇者様なら簡単なお仕事ですね」


「がんばってください」などと言われしぶそぶ森に行くことにした・・・。


そして今に至る・・・。


少し思い出しながらいろいろ考えていたので周りに気づかないでいた。


「グルルルル」


唸り声がして驚きながらも恐る恐る見る。


柴犬っぽいかわいらしい犬が唸り声をあげていた。


それをなだめながら少しづつ近づき抱きかかえようとしたとき。


いきなり風が吹いた。


自分でも何が起こったのかわからずそのまま地に伏せた。


そして気づいたら・・・。


「ひっ」


「何?!」

読んでいただきありがとうでやんす

何とか続きを書くでやんす

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