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街 7
言語事情
中国での共通語は‘普通话’で、北京を中心とした北部地方で使用される北方語がベース。
香港における日常生活の会話やメッセージは広東語が主流だが、教科書や本、正式な文章を書く際は一般的にこちらを使う。
話し言葉がかなり異なる発音及び文法・語彙なのに対し書き言葉は簡体字と繁体字の違いはあれど基本的に差異がないので、それぞれの言語で会話は成立せずとも同じ本は読めるという不思議な状況が発生したりする。近年では学校の必須科目として北京語が教えられており普通话を話せる人も増加。
黒龍江省哈爾浜市、吉林省長春市などが最も綺麗なイントネーションを学べる都市だと言われている。
上海に根付く上海话もあるが、昨今では普通话の普及に伴い衰退の一途を辿る。