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小噺 16
鬼節ルール諸々
足の毛を剃ってはいけない。体の中で最も陽が満ちる場所なので、剃ってしまうとエネルギーにダメージを与えオバケを身体へ招待することに。‘一根腳毛管三鬼’という、脚の毛1本につき3匹の幽霊を追い払えるといった意味の諺も。
夜に口笛を吹いてはいけない。口笛や歌は霊を引き寄せてしまうほか、静けさを乱す者は罰を受けると言われている。日没後は静かにしているのがベスト。
赤と黒を着てはいけない。赤は幽霊に見えてしまうという理由、黒は陰の気を呼び込んでしまうという理由で近年では避けられるようになった。
夜に写真を撮ってはいけない。路上で徘徊する幽霊がたくさんいるので、写り込まれた場合は家に住みつかれたり不幸なことが起きたりする可能性が高い。




