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九龍懐古  作者: カロン
往事渺茫
123/492

食物 11

花茶


花を使用したお茶。乾燥した植物の花をそのまま使う物、香りを茶葉へと吸着させた物、工芸茶と色々種類がある。


(アズマ)が用意していたのは工芸茶。手摘みの茶葉を糸で束ね花を包むように形を整えており、ポットに入れてお湯を注ぐと、ゆっくり茶葉が開き綺麗な花が姿を現す。目でも香りでも楽しむことが出来て人気が高い。


工芸茶のベースになるのは一般的には緑茶が中心。使用される花はカーネーション・マリーゴールド・茉莉花・菊などがポピュラー。

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