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第十話 俺専用工房

「とりあえず、何か描いてみてくれ」

「は、はい。」

”ジャックオブオールトレーズ”データベースにアクセス。知識追加。ファイル名”武器設計術”

『知識が3つあります。どれを外しますか?』

じゃあ、カンフーを外そう。

ウッ、頭が!

「……ヤガラス。……大丈夫?」

「あ、はい。大丈夫です。」

とりあえず、どんな武器を設計するか。




「こんな感じでどうでしょうか。」

「なるほど、これなら扱いやすい剣ができるな。ありがとう」

「お役に立てて光栄です。」

「とりあえず、この設計図をあそこにいる二人に渡してくれ」

「あ、はい。」

ちゃんとできててよかった。剣の持つところを小さくして、できるだけ軽くする。

これをちょいと工夫すればできる。

「あの、これ設計図なんですけど。どうですかね。」

「おぉ!これはいいね!」

「……いいね。」

ふぅ、よかった。

「あぁ、あと!僕らには!ため口でいいよ!」

「……大丈夫。」

「わ、わかった。」

「そう!それでよし!お~い!お前ら!こいつを作るぞ!」

「「「「「おぉぉぉ!」」」」」

「おい、ヤガラス。お前、ここからは自由時間だ2時間後にまた来い」

「あ、はい。」

う~ん、どうしよっかな。やることないし。そうだ!

「すみません、一回部屋に戻ります。」

「おぅ、わかった。」



ガチャ

えっと、確か。

おっ!あったあった!

カチャ

ん?誰だ?

「あら、矢田部いたんだ。」

「あぁ、恵奈賀か。なんかようか?」

「ええ、とりあえず、3時ぐらいにこれる?」

「いや、時計がないから……。」

「工房に時計ぐらいあるでしょう。」

「あぁ、そうか。ってなんで俺が工房に行くこと知ってんだよ。」

マジで何でこいつがしってるんだ?

「王様に聞いたの。」

「わざわざ!?」

「うん。」

そこまでして俺の居場所が知りたいとか。まさかこいつ、俺の事……!

「だって、一緒に行動してる方がいいでしょ。」

はい、知ってました。調子に乗りすぎました。



「ただ今、戻りました。」

「おっ、戻ったか。なんかあったのか?」

「いえ、たいしたことではないので。あの、お願いがあるんですけど。」

「なんだ?」

「ここに今は使われてない、倉庫みたいなのってありますか?」

「あるけど、何に使うんだ?」

「ちょっとやることがあるんですよ。」

「わかった。ついてこい」



「ここだ、自由に使っていいぞ」

「マジすか。ありがとうございます。」

さて、とりあえずこの銃を改造するか。

「ああ、そういえばもう一人ここに来るらしい」

「へぇ、まぁ、私はここで仕事ができればいい一一」

「どうやら女性らしい」

「興味ありますねぇ。というより興味しかありません。」

コンコン

「おう、入れ」

「失礼します。」

「お前かよ!!」


   ~島崎 視点~

 どうしよう。

矢田部と同じところになればミッションが楽になると思ってきたけど

怖いところだったらどうしよう。

コンコン

「おう、入れ」

「失礼します。」

ヌゥゥゥ

「誰だ?」

ヒィッ!!!!!

「あ、あの、えっと、よろしく、おね、がいし、ますぅ……。」

「名前は?」

「え、えな、がですぅ。」プルプル……。

なんですか、この人。2mはある。スキンヘッドにサングラスって。

怖すぎるっ!



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