第八話 訓練きつすぎ
多分8時ぐらいかな?
訓練が始まりましたよ。
「みんな、おはよう!今回から武器の使い方を教えることになった、王国騎士団副団長ウルリッヒだ。よろしくな。」
おぉ、さわやかイケメンだ!初めてみた。
「そして魔法師団団長のユクレッディアです。」
わお、ボッキュッボンなおねぇさんだ。
ほぇぇ。胸すげぇ……。
おっと、いかんいかん。
「今日は魔法使いと騎士に分かれて練習してもらう。」
よし、がんばるか。
トントン
ん?
「君がヤガラス君?」
「は、はい……」
「終わったら調合室まで来てくれない?」
「……わかりました。」
「さぁ、改めて自己紹介しよう。ウルリッヒだ。とりあえず、みんなの実力が知りたいから今回は僕と1対1で戦おう!」
まぁ、そうなりますよね。
悠人はあっちに行ってるからあいつの実力が見れん!
まぁ、今のうちにステータスを確認しておきましょう。
”ジャックオブオールトレーズ”。データベースにアクセス。ファイル名”鑑定”
対象、ウルリッヒ。
ウルリッヒ 年齢23 職業 騎士団副団長 種族 人間
情報これだけかぁ。
ん?まてよ。
”ジャックオブオールトレーズ”。データベースにアクセス。
ファイル選択 ウルリッヒのステータス
『参照しますか?』
はい!はい!はい!はい!
ウルリッヒ♂23歳
種族 人間
職業 騎士団副団長
HP700/700
MP200/200
攻撃力600
防御力200
スキル
火、風、土
剣術Lv.63
槍術Lv.45
称号
騎士団副団長
ビンゴ!
なるほど。こうすればステータスが見れるのか。俺天才すぎぃ~。
「まずはここにある武器から一つ選んでくれ。」
さぁ、どうしましょう。今あるのはナイフ一本だけ。
あぁ、ちなみに銃は部屋に置いておきました。
机の中に入れてあるからばれないはず。
普通にナイフでいいかな。あぁ、後このトマホーク(手斧)を持っておこう。
そうだ今のうちに
”ジャックオブオールトレーズ”データベースにアクセス。
知識追加。ファイル名”暗器術”、”カンフー”
こんなもんかな。
「う、頭がぁ……ふぅ、よしおさまった。」
「矢田部、大丈夫か?」
「オフコース!」
「よし、次はお前だ。お前、名前は?」
「谷鴉です。」
「よし、ヤガラス。かかってこい!」
「おい、矢田部。お前、鍛冶師だけど大丈夫なのか?」
「大丈夫だ問題ない。」
「それ死ぬ奴。」
持ち物の確認だ。
ナイフ2本、ダガーナイフ3本、トマホーク1つだ。
まずは、
ダガーを1本、投げる!
「!?なるほどそう来るか!」
まぁ、避けるよね。
だが、少し隙ができた。今のうちに近づいて、トマホークを出す。
”心理学”!
よし、トマホークに注目してる!
なら、トマホークを下から振りかぶりながら!
「うぉっと!」
隠し持ってたナイフを1つもう片方の手で持ち、
一気に突っ込む!
「……」
ブワッ!!
「うわっ!……な、なんだ!」
「ヤガラス君、なかなかやるね。僕に魔法を使わせるとは思わなかったよ。けど、まだまだだ。」
まぁ、俺の能力じゃあないんですけどね。
「矢田部。お前、すごいな!びっくりしたぜ。」
「だろ?(笑)」
「おい、矢田部。」
うわー、和鷹かよ。
「お前、嘘ついてんじゃねぇぞ。お前、後で面かせ」
「はいはい……」
まぁ、行きませんけど。