キャラと各話の説明書 (ネタバレ表現あり)
時期
1話時点 …
第1話時点で6月の最初のころをイメージ。
その割に梅雨っぽくないですが…そのうちジメッと雨でも降らせてみます ←
舞台
胡蝶世界 …
現実世界と異なる次元にある平行線世界。パラレルワールド。現実世界からは夢を通じて関与できる。
魔法と宝石のめくるめくファンタジーな世界。機械がまだ発達していないヨーロッパのイメージ。
現実世界 …
普段澄蓮たちが生活している世界。胡蝶に行くと、平和な現実世界ってすばらしい、と思うらしい。
和織高校 …
正式名称「私立和織高等学校」。普通科の他に国際科などがある。レベルは高め。柔道部が強い。
黒い学ランと黒いセーラーで青春する学校。ただし規律が厳しいので頭の先から足の先まで真っ黒上等。
ただし肌が白く見えると女子には人気。夏場は男女からブーイング。けど変わらないのが和織高校の伝統。
校内は冷暖房完備なので、真夏でも長袖の上着を持参すべしとのこと。ただし冬は地球に優しい温度設定。
読み方は「わしき」高校。一応私立の学校をイメージ
地名
荊棘の砂漠 …
魔王の国と神の国の境界付近にある広大な砂漠の南西部分の地名。読み方は「とげのさばく」。
蒸栗色の砂。非常に軽く舞いやすい砂が特徴。
砂漠だが真昼の温度は30度、夜中は20度と案外快適。けれど非常に乾燥している。
砂と同じ色の薔薇が地中深くに咲き乱れている。棘は非常に巨大で鋭い。
オアシスはない。死んだ生物などが砂になる。生物から毒素が抜けることで、甘苦い味に変わる。
地中の薔薇は棘で旅人の足を傷つけ、流れた血を吸い取って成長している。花弁は薬品の材料になる。
毒蛇、毒猫、毒蟻など、有毒生物が生息。有毒生物の血液は人間に対しては猛毒(薬にも)となる。
例外として時折鼈甲色の蜂が飛び回っているが毒はなく、微かに甘い水と飴で形成されている。
山間の若苗色の村 …
自給自足で成り立っている小さな村。山間といっても広く開けた場所で、小さな丘が多い。
村自体は広いが、村に住む人が少ないので外界との交流も少ない。
魔王の国(神様のいない国)の南東に位置する。国の端っこの村。山をいくつか越えるとすぐ国境代わりの砂漠が広がっている。
腕の良い細工師と羊毛が唯一の特産品(?)。
気候も年中穏やかで、気温の変化もとても緩やか。
老後はこんなところで過ごしたいな、というイメージの村。
料理
アジェル …
摩り下ろした蕪と乾燥させたカミルレ(カモミール)をアルコールに漬け込んで氷室で寝かせて作った酒。
材料の値段が安価で作りやすいため、家庭で味が違うことで有名。
度数が高くないため、子どもでも冬の寒さを凌ぐために飲むことが認められている。
濾過したアジェルは毛糸などをベージュに染めるのにも使える。
医療などに使えそうな純度の高いアルコールを作ることができない。
登場人物
・・・旅人組・・・
芳村澄蓮 …
和織高校1年。ストレートで肩辺りまでの長さの黒髪は普段括ってます。こげ茶色の瞳。
現実的で、冒険心よりも安全性を取るタイプ。まだまだ色気より食い気優先。
落ち着いた感じの年上好み。だけど美形は眼福ってことで(見るのは)好き(例外アリ)。
古典と英語と習字が苦手。割り切るのは結構上手い方。
滝陽斗に目をつけられ、何故か睡眠時間を奪われて旅することになった。
最近、自分はトラブルを呼び寄せる体質なのだろうか、と考えている。
今後つける予定の二つ名は当然【魔王の手先】。
カイン・オルシス …
金髪に赤目の男性。年齢は大学生ぐらい。
髪…黄支子色(#ffdb4f)
瞳…茜色(#b7282e)
濃い紅のマントと、ゴツい燻し銀の鎧。銀の大剣を持つ剣士。なんかモロにゲームに出てきてそうな剣士。でも剣が光っててそれなんてラ○トセ○バー状態。
迅き風の魔術を使う。芝生を整えるのだって楽々サ☆という感じ。実家では庭師してた。
北にある紅い槐の森から旅をしてきた。
シェイラ・ラファエル …
濃緑の髪と薄い紫の目の女性。毛先は傷んで薄い色にグラデーション。前髪が独特の髪型をしている。
髪の根元…萌葱色(#006e54)
毛先…常盤緑(#028760)
瞳…本紫(#65318e)
杖は、槐と白銀とルビーで制作。超重たいので鈍器にも抜群。全長130cmほど。自然と腕の筋肉が鍛えられる。
緑のロングスカートで、デザインがなくなったらものすごく地味になる感じの服を着てます。その上から濃い灰色のマントを着用。
小さい頃、父親らしき人物(死亡)と一緒に大都【紅】付近で行き倒れていたところを、カインの母親に助けられる。
北にある紅い槐の森から旅をしてきた。
・・・魔王組・・・
滝陽斗 …
和織高校2年。色素の薄い胡桃色の少し長いショートカット。赤味の強い琥珀色の猫目。肌は白っぽい。
イメージカラーはガーネット(#942343)。情熱の赤というか燃やし尽くす焚火みたいな色をイメージ。
ヘンテコ関西弁。近所で使われていた関西弁を覚えているため、正確な関西弁ではない。すらんぐ?
澄蓮いわく「理系っぽい雰囲気」。そして実際理系好き。得意科目は数学と美術と家庭科。
中肉中背の普通の学生。しかし一度口を開けば印象が180度変わるタイプ。腹黒で捻くれた思考。彼女ラヴ。
良くも悪くも老若男女に平等な主義。人の美醜はその人の価値に関係ないと考えている。
「ハルト」「ハルちゃん」「ハルくん」「春頭」など呼ばれている。あだ名に抵抗はない。
プライベートに触られると絶対零度の怒りを放出。ジャイアニズム爆発。
現在、胡蝶では分解され、現実では入院で意識不明の状態。序章以降しばらく本編には出て来ない予定。
二つ名は【黒衣の魔王】。
森谷貴司 …
和織高校2年3組。短い黒髪。黄色っぽい茶色の瞳。背が高くカッチリって感じ。笑顔がステキ。
上下黒の詰襟学ランを着ているイメージ。その上から少し色が劣る黒いマントを羽織っている。
イメージカラーはボトルグリーン(#004d25)。呑み込むような深い森の緑色。
柔道部副主将。全国大会ベスト8の実力者。毒舌も笑顔でいなすのでキツネな陽斗も敵わない。
柔道部だけど胡蝶では一応片手剣で応戦しています。だって戦う相手も刃物持ってるんだもん。素手なんて無理無理。
金色の鎖(魔力の制御装置)を預かる。
二つ名は【深緑の庭】。
二宮和奏 …
高校2年。背中の半ばまで伸びたストレートの黒髪を高い位置でひとまとめに。赤っぽい茶色の猫目。
イメージカラーはウルトラマリン(#434da2)。香水のマリン系を思わせる色名から。
気の強そうな姐御タイプの綺麗な女性。滝陽斗の幼馴染。けど関西弁に戻るのはキレた時だけです。
人と話したりするのが大好き。今風なイイトコのお嬢さん。ちょっと短気で気位が高い。
私立女子高の流繕高校の、音楽科でソプラノ歌手を目指して特訓中。
黒い水晶玉(滝陽斗の記憶)を預かる。
二つ名は【漣の歌姫】。
中村雅樹 …
和織高校2年。切るのを忘れていつの間にか伸びてきてたこげ茶色の癖毛。切れ長の黒色の瞳。
イメージカラーはサフランイエロー(#fac559)。一見とろっと甘そうな感じの黄色。
水泳部なので、塩素で傷んで色素が抜けて、黒髪からこげ茶色になった。…気にしてます。
文武両道の天才。生徒会の経理を担当。フレームの細い眼鏡を着けている。
滝陽斗をライバル視して嫌っている。女装したら似合うタイプ。捻くれ者だけど弄られると泣くヨ☆
現在、胡蝶での疲労が現実に影響して、休学している。
紅い鍵(現実と胡蝶の境界の管理)を預かる。
二つ名は【黄玉の君】。
本条六花 …
和織高校2年。毛先が茶色で胸まで伸びたふわふわの癖毛。自信なさそうに伏せがちな茶色い瞳。
イメージカラーはチャコールグレイ(#4e454a)。無垢な白色と老獪な黒色を混ぜた感じ。
中学生の時は水泳部だったので毛先が傷んで色素が抜けていた。そばかすがあります。可もなく不可もなく。
会話が苦手。というか人が苦手。物事の表と裏を把握するのに長けている。よく自己嫌悪する。
白い結晶(滝陽斗の魂)を預かる。
二つ名は【灰色の毒】。
・・・魔王組(の相棒組)・・・
巽 …
銀の短髪に金色の猫目。年齢不詳だが幼く見える中性的な小柄な女性。森谷貴司の相棒。
茶色のマントを羽織っている。汚れが目立ちにくい黒っぽい服を着ている。
表情が乏しい。丁寧語。暗殺者で短刀を投げる。体術や投げナイフ、小柄な体を利用して戦うスタイル。
昔やってた薬のせいで、外見(表情含む)が変化しなくなった。年齢不詳。
ヴィオレ・アレグロ・サンダグラスタ …
中村雅樹の相棒。雅樹を手伝って扉の調節をしている。
翡翠 …
本条六花の相棒。
生きた人形(一度バラバラにされた後、魔力や魂などを選別して組み立てなおされたので)。腰まである翡翠色の流れる水のようなストレート。切れ長の瞳。
受け答えは単調。美をとことん追及した容姿。でも言動で台無し?
ヒース …
2話で陽斗が覗き見しようとしてやめたペアの一人。二宮和奏の相棒。
派手な鳥の面を被っている。最近流行(笑)の魔剣士。
・・・敵組・・・
カーサ・ミュゼル …
赤い髪(主に猩々緋:#e2041b、毛先や根本はもうちょっと薄かったり濃かったり)、青い瞳(天色:#2ca9e1)。
元魔王の側近。滝陽斗を裏切り、現在は未熟ながらも新魔王として均衡を保っている。敬語キャラ。
セクハラされては泣き、部下からアイドル扱いされては泣いていた。
何もないところでよく転ぶ。冷え性なので肩掛けは必需品。
西国(魔王の国)の民が愛しくて仕方がない。
民のために陽斗を裏切り、民のために我が身を粉にする働きをする。
実はドS。
テンラ …
元巽の部下。現在はカーサの部下。大都【黒】出身。鍛冶師見習い。
茶色の髪、緑の瞳。左顔面に大きな傷痕。
身の丈ほどの巨大な糸きり鋏(分解して対の斬馬刀にすることも可)を振り回して戦う、重量系アタッカー。
口調はザックリしていて、表情は無愛想。
ちょっと思春期の男の子っぽい感じ。
オゥル・ライルヴィッヒ …
白髪に赤目の少年。人形のような顔立ちでほぼ無表情。紫紺のマントを着用。銀の剣を使用する。
貴司が持つ鎖を狙う。
・・・その他組・・・
ネオン …
タンポポ色の長髪ストレート(蒲公英色:#ffd900)。けれど澄蓮は23話で蛍光色に見えるのを発見(クロムイエロー:#fcc800をもっと光らせたような色)。
眼は薄い黄緑色で、ペリドットみたいな色(スプリンググリーン:#9cbb1c)。
細工仕事に必要なので、縁のないデカいゴーグルを常時着用。むしろ顔の一部です。
口調は丁寧で、物腰は柔らかくて押されると弱そうな感じ。
村の人たちに大切に大切に育てられたので、人の悪意にとっても鈍い。村人たちはいつもハラハラしています。
通り名は【若苗の細工師】。
マレーネ・ディートリッヒ(雪猫) …
ミトワの相棒。混乱すると周りが見えなくなり、言動が退行するタイプ。
子どもに見られがちな若い外見だが、常態の言動から年長である可能性がある。巽と同じように年齢不詳。
悪魔 …
大昔に大陸に住んでいた。【死の蒼】【血の紅】【闇の碧】の三悪魔がいて、それぞれ黒髪に蒼、紅、緑の瞳を持っていた。
現実世界から来た澄蓮たちの髪や目の黒色が奇妙がられるのはそのため。
悪魔たちは気まぐれに人々に災厄を落としていたため、黒、蒼、紅、碧は禁忌の色とされていた。
稀に悪魔と同じ色彩を持って生まれた子どもは人々から虐げられたため、悪魔たちが子どもをさらったという逸話がある。
騎士団を結成した人間と現存していた神々によって倒されたが、その事件は神が人間の世界から去った原因となる。
現在の大都【紅】の長の家系が悪魔を討ち果たした騎士団の末裔という歴史がある。
ミトワ・ルルド …
勇者になれなかった男。
閑話で死亡が確認された。
ロス・ジスト・アーゼ …
封印師。滝陽斗を分解したが、仕事として成功したとは言えないらしい。新魔王に雇われていた?
・・・山間の若苗色の村の人たち・・・
ラルダ …
村で頭はってるおばさま。白髪が混じった茶色の髪は上品に結い上てます。渋い赤色の眼。
恰幅がよくて優しく強い女性。裁縫が得意。村のみんなのお母さんみたいな人。
アジック …
肉羊(黒い羊毛。肉がおいしい)や綿羊(白い羊毛。羊毛の質がいい)を飼育している。
年齢が年齢だけに落ち着きが出てきたが、何かあるとすぐにパニクる。昔から弱虫とからかわれていた。
タイトル
・・・序章・・・
無色に蝕まれた魔王(0) …
滝陽斗が胡蝶から消える直前のお話。
翌朝は休日だったので、仲間全員とは再会できませんでした。なので胡蝶で「またな」と言ったのが最後の言葉。
真朱の駆けた夢(1) …
芳村澄蓮が滝陽斗と出会うお話。
陽斗のイメージカラーが赤色なので、そこから。夢の中の話がメインの場合は「夢」の単語を入れようかと企みました。
琥珀に依頼された夢(2) …
芳村澄蓮が滝陽斗にお願い☆されるお話。陽斗の髪の色から。
陽斗が入院している伏線として。澄蓮はこいつうぜーと思った。
生成り色に濡れた意識(3) …
森谷貴司との出会い。芳村澄蓮が思わぬ好青年にときめくお話。
寝たくないなぁ、と人間の三大欲に抵抗してみる。
茜色の病室(閑話1) …
森谷貴司のひとりごと。入院している滝陽斗のお話。
病室のマリーゴールドは「聖母マリアの黄金の花」「予言」、かすみ草は「赤ちゃんの吐息」「夢見心地」など。
蒸栗色に吸い込まれる声(4) …
砂漠で森谷貴司と巽に襲いかかる敵との遭遇。芳村澄蓮も襲われてしまうお話。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、砂漠の下の花は宝石の「砂漠のバラ」をイメージ。荊棘の砂漠は元々オアシスがあった設定。
中紅による現実への介入(5) …
寝不足の芳村澄蓮が、白昼夢に出会うお話。
なんで昼間に胡蝶の世界に貴司がいるんだ、とか、金の鎖って何だ、とかいう伏線をいれてみました。
烏羽色に透けた事実(6) …
滝陽斗に魔王宣言されちゃうお話。
とうとう澄蓮もダウンします。全体の中心から西側が魔王の国です。神様の国と魔王の国を遮るように、大陸の中央に砂漠地帯があります。
鳩羽色に滲んだ夢(7) …
滝陽斗が芳村澄蓮に助けを求めるまでの経緯についてのお話。
胡蝶世界の情報について。これは後から貴司とかが説明し直す予定。…予定は未定。陽斗はここで一度舞台を降ります。
菫色による胡蝶への介入(8) …
芳村澄蓮が本格的に胡蝶に飛び込むお話。
菫色は澄蓮の名前から。中世ヨーロッパが舞台ってありきたりなファンタジー?けどイメージしやすかったのでコレでいきます。あと面倒だったのでここで人について気付かせてみました。
・・・1章・・・
千歳緑、東南の風(閑話2) …
中紅で芳村澄蓮と別れた森谷貴司と巽のその後のお話。
この後の展開から、白髪赤目少年が貴司の傍にいると難しいので、ここで分離させました。少年は砂漠でビックリしてると思います。
若苗色、出会いに紅茶(9) …
芳村澄蓮が初対面のネオンに就活するお話。
胡蝶は宝石ばっかりの世界です。そしてネオンはありえないぐらい良い人キャラすぎてしょっちゅう騙されちゃう人。ドンマイ。
黄橡、衣食住と緊急事態(10) …
ネオンに連れられて芳村澄蓮が村人に挨拶をしていくお話。
胡蝶は名前の後に苗字がきます。黒い色は染料の都合上うまく染め出すことができません。なので上下黒の制服を着ている現代組はすごく珍しい感じ。
珊瑚色、風を纏う軽口剣士(11) …
芳村澄蓮が初めて石と剣を使った魔法を見るお話。
カインは思ったより軽口になってくれませんでした。あれ…?!
千草鼠、レタスと牛乳(12) …
芳村澄蓮の胡蝶の生活と現実の生活について。
お酒とか乾杯の掛声とか…調子に乗ってたらなんか胡蝶の設定が濃くなってきた気がしてきました…。あとレタスはガチな話だそうです。不思議…!
翡翠色、雷を扱う魔術師(13) …
細工師ネオンに仕事がきたお話。
シェイラのイメージは化粧が濃くなりつつあるお姉さん。衣装も髪の色も緑系で、眼の色は薄い紫。杖の加工についてはまた後の話で。
鉛色、進めない直線(閑話3) …
――が相棒のミトワの死から目を背けようとしたお話。
後で正式に出てくるキャラの転機について、伏線っぽく書いてみました。自分でも分かりにくい感じだと…思い…ます……。申し訳ない!
人色、考えすぎの少女が思考(14) …
澄連によるスーパー思考タイム。
胡桃染、再会と再会(15) …
カインとシェイラに再会。
柳茶、凪の弟子たち(16) …
シェイラの語りと澄連の暴露。
明らかに怪しい色彩の持ち主(澄連)が敵ではないかと、シェイラが試す(魔力を量ることによって)。
薄緑、秘密を知った人(17) …
澄連のスーパー暴露タイム。
この話以降、シェイラとカインによる異物視はなくなります。ネオンたち村人は異様に無知で着の身着のままの旅人に対して前例があるので慣れてる感じ。
胡粉色、たぶんガールズトーク(18) …
日本や海外の神話にあたる物語は、胡蝶の方でもあります。ただし、こっちではモロに神話。昔々は神様が実在してたので。
現在は、西国の魔王や、東国の神様みたいに、魔王・神様=魔力の高い統治者、の法則が成り立ってるけれど、大昔はモロに人外の悪魔たちや神様たちが存在していた。…その辺はまた追々本編で出てくるかと。
藍墨茶、無計画の言動(閑話4) …
氷の女王の奇妙な話し方は書いてて楽しいです。というかこの人、もともと男なので、「体に合わせた話し方(女口調)をしたいけれどできない→面倒だからテキトーでいいや」、という思考によってこういう口調になってる。
なんで女にしたかというと、男のままだと通り名が「氷の帝王」になったからです。…某テニス漫画を思い出したんで、やめました。やめてよかったと思ってます。
現実世界組はそれぞれ独特な魔術を持っていて、本条六花は封術師の能力をレベルアップさせた能力を持っている。
ので、バラバラになっている魂や体、記憶などを集めてきて、自分好みに人間を組み立てなおすことが可能。
ここ、試験に出るので要チェックですよ!
鉄御納戸、掠った思考と鼻歌と台所(19) …
魔術師にとっての杖は、変換機みたいな存在です。自分の素養・魂・表現したい魔術、の3つが同じベクトルに向かないと強い魔術として発動しないので、それを調整して発動させるのが杖。
なので、火をつけたりする小さな魔術は、媒体(石)さえあればできちゃう。
杖はその辺に落ちている木の棒でもオッケーだけど、細工師によって最高の状態にしたものの方が威力も呪文省略もしやすい。反対に、素養・魂・表現のベクトルが一致している、生まれながらの天才魔術師には、杖のような媒介は不必要となる感じ。
素色、点在する大都(20)
大都の位置やそれぞれの特色について。
この物語では大都【紅】、【蒼】にしか行かない予定。だって遠すぎるんだもん!←
魔王の見る夢が終了後、余力があれば書く予定の続編で、【白】【黒】【黄】が出てくるかと。
鶸萌黄、少し動いた現状(21) …
澄連は割と忘れっぽいです。なので何度も思い出したり自分なりに覚えやすい方法で覚えないとすぐ忘れちゃう。
そして貴司は完璧に妹扱いしてます。ゆえに、恋愛イベントは訪れません。貴司のこの癖が後々波乱を呼ぶことに…。
黒鳶、現れた銀の一閃(22) …
私が大好きな巽の登場。
黒茶、一組目の魔王側近(23) …
ラルダさんがおすそ分けしてくれたミネストローネは、ごちゃまぜスープとして村ではよくあるメニューの一つです。余り物の野菜や肉を突っ込んで、煮詰めたトマト(保存食)を突っ込めばおしまい。
ちなみに胡蝶にも四季があるので、冬場は収穫できる野菜が少ない胡蝶では、細工師が大役立ち。主に、冷蔵庫の調整や保存食作り(真空パックとか)、床暖房なんかの設備も作っちゃうので。
人参色、未熟二人と影一つ(閑話5) …
シェイラとカインの会話。
「こないだの紅い紅玉の湖」は、二人が若苗村に来る前に立ち寄った大都【紅】での事件のこと。大都【紅】の近くにある湖の湖底で紅玉が採掘できるので、見張りの目を掻い潜って侵入した。けど見張りに見つかって乱闘。湖の中での乱闘になり、仕方なくシェイラの予備の杖に雷をまとわせて湖に投入したという。無茶苦茶すぎる。
御召茶、安眠と魔王組の形勢(24) …
ようやく澄連もちゃんと睡眠時間を確保できるようになる。
これやっとかないと人格破壊にいっちゃうとこでしたね。危ない危ない。
そして魔王組の現状をあらかた把握。
軽はずみでオッケー出しちゃったけど、かなり面倒なことを手伝わされてるんじゃ…と、改めてコトの大きさを目の当たりにしちゃう。
木賊色、初めての戦い(25) …
視覚的にも体感的にも、初めての戦いの幕開け。
急展開。
テンラの鋏は最初、昔話でスズメの舌を切った感じの糸切り鋏にしようかと思ってたのですが、それじゃあ二人相手に戦いにくいだろう、ってことで普通の裁ち鋏にしました。
他意はない。
うん、あの、決して戯言シリーズのあの鋏を想像したのでは、…ない!
テンラが使う鋏の大きさは人間大サイズだしね!
火色、新たな魔王(26) …
澄蓮がどこまでも足手まといな一話。
テンラなぁ…身の丈の鉄の塊を振り回し、さらに澄蓮を持ち上げてダッシュできるあの怪力というか脚力というか…筋肉?
魔法の言葉、「魔術がある世界だからねっ☆」ではなんだか説明がつかない気がしてきた。
テンラは一応普通に育った娘って設定があるのですが…巽と同じくヤバい場所で薬漬け、みたいな設定を入れるべき?とか考えてしまった。
そして貴司と巽がダウンした。
予定より早い退場に、文字を打ってた私が焦った。
よ、予定が狂っちまう…!
鳥の子色、雛たちの利己主義(27) …
澄蓮の魔力らしきものが奪われちゃいました。
憤怒のシェイラと魔王カーサの戦い。空気と化したカインの運命やいかに!?という感じ。
ちなみに、カーサは陽斗から奪った魔力を持て余して暴走気味で、シェイラは母方の血筋のせいで魔力が暴走しやすい体質になってます。
陽斗から奪った魔力(国の人たちから徴収している魔力)を自分のものとして制御するために、貴司が陽斗から預けられた制御の鎖を欲しがっているという。
・・・短編・・・
第1章 ∞ 澄蓮と親友のある日の話 …
胡蝶でネオンと生活を始めてから後の、現実世界でのある一コマ。
人名に使用可能な漢字を調べてて、「蜂」がオッケーなことを知って驚いた。
でも確かに、蜂谷さんとか蜂起さんとかいう苗字の人もいらっしゃるようだし、ありっちゃアリなのか…。
今まで出会ったことはないけどね!
第1章 ∞ 昔々のお話です。 …
「第1章 ∞ 澄蓮と親友のある日の話」とちょっと関連している、胡蝶の昔話。
日本昔話でいうところの金太郎とか牛若丸とか、そういう感じで、実在した人物の出てるおとぎ話が胡蝶にもあるんだよ、ということ。
ちなみにこの話は、順調に本編が進めば伏線にもなる予定。
…がんばろー。
過去話 ∞ 凪の魔術師の人生 …
カインの母で、シェイラの師匠でもある凪の魔術師の半生。
本名は「アルハ・イアベル」で、結婚後は「アルハ・オルシス・イアベル」になりました。
そしてカイン父は「フィオール・オルシス」さん。
大都【黄】で箱入りだったため、金銭感覚皆無な嫁さんの子ども可愛い病のために、黙々と狩人のお仕事で稼いだりしてる。
カインは無口な父親にちょっと遠慮してる感じだけど、何も言わず嫁を支える夫の姿を見ているので、シェイラは大尊敬してる。
過去話 ∞ ラルダ …
ちょっとフライングですが…。
ネオンの出生について出てますが、ネオンについては「魔王の見る夢」の続編、「神様の見た夢」で語る予定。
…しかし遥か未来のことと容易に想定されるため、今回このような形で(略)。
ラルダさんだけ目の色が違う理由とか。
ちなみに、ネオンの両親は「ラプンツェル」、澄蓮は「不思議の国のアリス」がベースです。
「氷の女王」はそのまんまあの人だねぇ…。
まだまだ続くよー。