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偽善者か否か  作者: 雪菜
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所詮人間は、偽善者の集まりだ。


「犯罪をしたらいけない」とか「いじめをしたらだめ」なんてものは、そういう偽善者が作り上げてきた言葉限りの法則だ。


私たちは、生まれて成長するにつれて、それらがどうしていけないのかということをテレビや親から教わって生きていく。


どうしていけないのか、自分の頭で考えたときは一瞬だけ本当にやってはいけないと判断する。


でも、一部の人間は違う。

気に入らない人間やどうしても許せない人間が自分の目の前に現れた時、どうしてやってはいけないのかを頭でわかっているからこそ、犯してしてしまう。


そして、どんな罪よりもたちが悪いと思うのは、いじめだ。

いじめには幅広い年齢層で、幅広い種類があるから。

相手が自分より弱いと、そう周りに物理的に思い知らせる方法なんだ。


いじめは、被害者が表に出さない限り、陰湿に続いていく。

周りにいるやつは、見て見ぬふりをするか陰で偽善者ぶるやつがいる。

でも大抵は加勢する方が多いだろう。

加勢して主犯格に、仲間だと認識してもらい自分に矛先を向けないようにするためだ。


こんな人間が作った言葉ばかりの法則なんて絶対に守るやつはいない、ということは人間がいなくならなければ、いじめがなくなることもないんだ。


だから私は思った。

誰も助けてくれないなら、誰も信じられないから、私が行動に移せばいいと。


この世界から人間がいなくなることなんてないのなら、私がこの世界を去ればいいのだと。


どうせ、私が死んだところで、悲しむ人なんてわかりきってるんだ。

親、親戚くらい。

私が死んだところで、世界は騒ぐこともないし、この世界が止まるわけでもないんだ。

だったら、こんな偽善者の集まる世界から逃げることを私は選んだ。





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