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神様殺しの言行録  作者: 立川和
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まえがき

※これは読んでも読まなくても大丈夫です。


 どこかで誰かが本を開いた。


 それは過去でかもしれないし、未来でかもしれない。


 はたまた、別世界でのことかもしれない。これらの中に正解などなく、不確定に過ぎない行動である。

 




 だが、確実にその行動は起きた。


 どこかで。あるいは、電車の中で。あるいは、自室の中で。あるいは、学校の中で。あるいは、山の上で。あるいは、空中で。あるいは……





 どこかと決まっているわけでもなく、誰とも決まっていない。


 例えば、少年。例えば、少女。例えば、老人。例えば、動物。例えば、人外。例えば……





 すべては可能性に満ちており、すべては不確定さを帯びている。


 そのため人間は希望と不安に駆られ、生と死という一定の循環の中に何かを見つけようと懸命になるのかもしれない。





 さて、どこかで誰かが開いた本。


 これもまた不確定ではあるが、可能性に満ちてもいる。だからこそ、その可能性をたぐり寄せた先に一つの答えがあるのかもしれない。






 これはある少年の一節を記した()()()である。



 読んでいただきありがとうございます。次回から本編の方に入っていきます。

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