いざ田舎へ!
投稿遅れてすみませんでした(´;ω;`)以後気をつけませう。
「き…きろ…」
「ん…。」
何かが聞こえた気がして目が覚めた。
「おい鬼郎、起きろ!」
どうやら先程の声の主は師匠だった様だ。
「何すか…もう出発ですか?」
「何言ってる?もう電車の中だぞ。もう直ぐつくから起こしたんだよ。」
「へ…?」
俺は気怠い身体に鞭打って起き上がる。
…マジだ。車窓から見える景色が次々変わっていく。何故今まで起こしてくれなかったんだよ…。
「いや、俺はちゃんと起こしたぞ。お前その後すぐ寝たけど。」
「マジすか…全然記憶にない。てか、何度も言ってますけど心読まないで下さい。」
「心を読んでなどいないさ。ただお前の考えてることなんて顔を見ればすぐわかる。」
マジか…。俺って顔にでるタイプなのか…。
「今、ショック受けてるだろ。お前探偵向いてないんじゃねーの。」
「もうやめて下さい…お願いですから。」
鬼郎のライフは0よ!
などと師匠と談笑してると、背後から声が聞こえた。
「鬼郎さん起きたんですね。おはようございます。」
「おう!虎徹。おはよう!」
「もうすぐ家がある駅に着きますから、用意していて下さい。」
『分かった。』
俺と師匠がハモった。
師匠が心底嫌そうな顔をしている。
そんな嫌か!!
「まぁそれはいいとして鬼郎、虎徹、これからの予定を伝えるぞ。
まずお前の家に着いたら、二手に分かれよう。
鬼郎。お前は家に残り祖母さんと虎徹を守ってやれ。
俺は家の周りを調べておく。分かったな?」
「りょーかい」
「分かりました。」
『次は〜小傘鬼〜小傘鬼〜』
電車のアナウンスが鳴り響く。
「ここだな…降りるぞ。」
「駅を出て真っ直ぐ行けば直ぐ着きますよ。」
俺たちはひとまず、虎徹の家を目指すことにした。
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