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短編4 便利な便利な情報魔法


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−今日の時雨さんの歩いた歩数は810歩です。引きこもりですね。−


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「……この情報魔法、たまに気持ち悪いけど、本当に万能だよな……」


「普通はそんなことできないんですけどね。シグレさんはたまに何か思い付いては「アップデートだ!」とか言って色んな機能を付けていますからね……」


「まぁな。元の世界にいたときにこういうのに憧れていたんだよ」


「もはや万能アイテムですね!」


「あぁ、そうだな。もはやこの情報魔法、発想さえあれば何でもできそうだな!」



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−ん?今何でもできそうって言いましたよね?私にも出来ないことはかなりありますよ?−


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「……そういう受け答えが出来る所が何でもできそうだと思ってしまう所以なんだろうな」



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・情報魔法の禁止事項


 高深度の個人情報の閲覧


 機密事項の閲覧


 情報魔法レベルの隠し要素と重複するリクエスト


※くれぐれもやるときはバレないようにお気を付けください


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「バレないようにって……」


「さすがはシグレさんの魔法ですね!」


「それは褒めているのか?」


「シグレさんの情報魔法がいかに恐ろしいことか、シグレさんは解らないんですよね……」


「よく考えたら、人の力を簡単に覗き見できたりするのは、かなりチートだよな……」



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News!:重大なニュースが1件あります!


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「えっ、何だ!?」



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−シグレさんの情報魔法レベルが上がったので私がナビゲーターとして、姿を情報魔法内で現すことが出来るようになりました−


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 そう表示されると、情報魔法のウインドウ内に透き通るような水色の髪の美少女が現れる。


「えっ、ちょっ、急展開すぎない?」



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−レベルがたった今上がったからですね−


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「あ、まだ音声機能は付いていないの?」



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−早くレベルを上げて、私に声をくださいね−


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 そう言って情報魔法ちゃん(即興ネーミング)はにこりと笑った。


「はは、頑張るよ」


「……シグレさん?情報魔法もいいですが、私にも構ってくださいね」


「もちろん!ユーリが第一だ!」


「シグレさん……ありがとうございます!」


「うおっ!?いきなり抱き付くな!」



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−バカップルは滅びてください−


===============



「誰がバカップルだ!」



今回で短編群は終了予定です。

ありがとうございました。

8/6からも1日1話以上投稿を続けていこうと思います。

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