私の親友(?)はビッチである。
がーるずらぶです。ちょっとだけエロ入ります。
ビッチと聞いたらどんなイメージが浮かびますか? おそらくあまりいいイメージは無いと思います。私もそうです。けれど、なんの冗談か、私の親友、ちーちゃんはビッチなのです。彼女は本当にどんな男の人でも寝てしまいます。ショタでもキモオタでもダンディーなおっさんでもクラスメートでもお構い無しです。ちーちゃん的には基準があるらしいけど、ある程度身なりに気を遣い、清潔感のある人ということ、恋人や奥さんがいる人には絶対に手を出さないことくらいしか私にはわかりません。愛の無いセックスは自慰、避妊したセックスはスポーツと豪語する彼女は、純粋にセックスが好きらしいのですが、経験の無い私にそんなこと言われても本当に困ります。
「みーも一発ヤってみたらいーんだぜ。絶対ハマるからさぁ。処女でも優しく気持ち良くしてくれる人、紹介するぜ? みーみたいに清純系で可愛い系の合法ロリなら相手には困らんよー?」
なんて言ってきやがる親友は笑顔で丁重にお断りしておきました。合法ロリ言うな。初めてはやっぱり好きな人がいいです。適当な相手で適当に済ませたくはありません。
「みーのそゆとこ大好きよ?」
はいはい、私も貴女が大好きですよー。なんて言い合うのが私達の日常です。他の友達には彼女と付き合うのはよしたほうがいいだなんて言われますけど、別に私に実害があるわけでもありませんので今日も今日とてちーちゃんと一緒にいます。
いや、皆が言うような悪いコじゃないんですよ? 貞操観念が特殊なだけで。中にはちーちゃんに彼氏を寝取られたとか言うコもいるようですが、それは絶対に無いです。彼女が男の人と情事を行うまでの情報収集は徹底してますから。無理強いもしないですし。むしろ彼女と寝た男の人のその後はなかなかハッピーだとご本人達から伺いました。いわく自分に自信が持てた。いわく性格が明るくなり、人間関係が潤滑になった、などなど……。
まあ、自他共に認めるビッチですから、いらん争い事に巻き込まれることも多々あります。こないだなんて、ほっぺたにでっかい切り傷付けられてました。
「いやぁ、なんかヤってる最中に頭オカシイヤツが乱入してきてさぁ、包丁ぶんまわしてくんの。こえぇのなんの。アタシはほっぺですんだけど、男のほうはなんか黒服さんに連れてかれちゃったよ。まじこえぇ。警察沙汰には向こうもしたくないらしくて、親御さんが頭下げにきたし、示談金? っつーの? アホみたいなお金置いてったんだぜ? だから今アタシ、バカみたいにお金もってんだぜー?」
なんて自慢しながら通帳を見せてくれ……、いえ、私は何も見てません。何も見てませんから。
ていうか、ゼロが七つ並んだ通帳よりほっぺの傷が痛々し過ぎて私はみっともなく泣いてしまいました。ああ、せっかくの可愛くてキレイな顔なのに、どうしてそんな平気なんですか……?
「泣くなよー。笑い話じゃんかよー」
笑い話になるわけないでしょ、ばか!
ちなみにその後、示談金だけでなく、傷の治療費も全額負担してくれたうえに最先端治療だったようで、あれだけ目立っていた傷も痕だけになり、薄い化粧でもすれば完全に見えなくなります。
「あの親御さんには感謝しかねーぜ。さすがに示談金は半分くらいは返したけどなー。一介のJKが持ってていー金額じゃねーぜ、ありゃ」
本当は治療してくれた時点で全額返すつもりだったらしいのですが、相手方が譲らなかったみたいです。てゆーか何者なのです、その人達は。
「あー、なんか、会長だとかどーとか……」
やめてください、聞きたくないです。
「つーか、本当はヤりたくなかったんだよなぁ。変な噂聞いたのかなんなのか、俺が囲ってやるだの、援交して稼げだの。矛盾ばっかの俺様ちゃんのてんけーてきなバカ男だったし。一発ヤって後腐れなくフェードアウトしようとしてもしつけーし、その割にはラブホ代もアタシ持ちだし、ヘッタクソで気持ち良くねーし、散々だったぜ……」
心底めんどくさそうな表情してますけど、珍しく凹んでるようなので、しょうがないなぁ、帰りにスイーツでも奢りますよ。ほら、愚痴くらいならいくらでも聞きますから。
♪
そんなちーちゃんの様子がここ二、三ヶ月おかしいです。毎日のようにヤりまくってたのに、男遊びをやめて私にべったりです。
「この間のアレ、引きずってんのよー。さすがに怖くなっちゃってさー」
なんて言ってますけど、嘘なのが丸わかりです。ちーちゃんは良くも悪くも裏表がないですし、嘘を吐けるような性格もしてません。
「いや、嘘ではねーんだけどなー」
そうですか、嘘ではないですか。
♪
ちーちゃんが欲求不満でヤバいです。もともと性欲が強いちーちゃんはこんなに期間を開けて発散してないのは初めてらしーです。初潮が来た月に処女を散らしたとか、貴女の初潮って平均よりだいぶ早かったですよね。
ムリヤリ我慢してるせいで、自分自身どころか周りに影響が出始めています。滲み出す色気がぱねーです。ちーちゃんはスラッとしたモデル体型の癖に出てるとこは出て、キレイな顔をしてます。そんなちーちゃんが顔をほんのり赤くして若干涙目でどこかうすぼんやりと遠くを見てるのとか絵になっててヤバいです。
「あー。大丈夫大丈夫」
心配して聞いてるのにそんな上の空で答えられると悲しいです。てゆーかクラスメート達が大変なことになってるので早く解決しないと可哀想です。クラスの男子達の中腰前傾姿勢の切なさったらないです。同性である女子もいろいろ当てられているらしく、ちーちゃんに引っ張られ色気が出てます。それがまた男子の煩悩を刺激するという悪循環。もうやめてクラスメートのライフはゼロです。
クラスの友達にはあんたはよく当てられないね、とか聞かれましたけど、慣れてます。ちーちゃん耐性は高いです。副作用としては定期的にちーちゃん分を補給しないとツラいことぐらいですね。
「なぁ、みーさんや、なしてアタシに抱き付いてくるん?」
補給中だからです。
♪
「あー、限界だぜ。みーさんや、ちょっと離れてくんない?」
ちーちゃん分を補給していたら、ちーちゃんに真顔で問われました。どうしてか聞いてみたら、
「今のアタシはノン気でも喰っちまうような女なんだぜ?」
ととてもエロい顔で言われました。ちーちゃん耐性が無かったらコロッといっちゃいそうです。ちなみに私はほいほいついて行きますよ?
なんて冗談かと思ったら、手を引かれながらちーちゃんちに連れ込まれました。
「限界だ。性欲が。まぢむり。つーか、合法ロリの癖になんでそんなエロいのあんた」
それはたぶん、ちーちゃんの悪影響ですよ? あと、合法ロリ言うな。
「ごめんな、初めてがアタシなんかで。しかも女同士で。好きでもねーヤツで……っ!?」
そんなヘタレなこと言う口は口で塞いじゃいます。ここまできて、服まで半分以上脱がせておいて、急に引いてんじゃねーです。女は度胸です。なんでも試してみるもんです。
「あーもーあーもー可愛いなあくそぉ! アタシ、ノン気だったはずなのになぁ。認めるよ認める。アタシはみーが好きだぜ。もちろん、恋愛的な意味で」
そう言ってちーちゃんは私を全力で愛してくれました。初めてなのにきもちよかったー。確かにこれはハマりそうです。
♪
最初から言ってたのに、初めては好きな人がいいって。私もちーちゃんが大好きだって。ね?
御完読ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
ちーちゃんはいいビッチです。晴れてバイセクシャルなハイビッチに進化しましたが、これ以降はみーさんにドハマりしたので同時にビッチ卒業です。
ちなみに二人が恋人になったと報告した時のクラスメート達の反応はというと。
女子「いまさら? あれだけみーさんがアピールしてたのにいまさら?(二回目) てゆーか、今までと変わり無いよね?(笑)」
男子「クラスで一番の美人と合法ロリが付き合っている……だと……? 童貞の夢と希望がああああああ‼‼」
僕の書くモブは基本的に愛すべきバカです。




