表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話

ここまで読んで下さり

本当にありがとうございます。


この物語はもし大切な人が

離れ離れになったらっとゆう想いから

生まれました。

誰かの踏み台になれば嬉しいです

またの続きでお会いできたら嬉しいです。

異世界に入り込んだ仲間たちに起きた

          最後の約束




私は友達五人と一緒に海へ遊びに来ていた。

夏休みということもあり、

みんなで泳ぎに来ていた。


冗談半分で、笑いながら

全員で手を繋いでジャンプしたら、

波の動きを変えられるんじゃないかなんて、

そんなことを言いながら遊んでいた。



そのときだった、



遠くの海に、明らかにおかしな波が見えた。



「あれなに?黒い壁みたいなの…」



次の瞬間、それが5メートルはある津波だと気づいた。



「やばい、逃げて!」



みんなが散らばって自分の身を守るため

岸へと逃げていた。



逃げ遅れていた私はパニックになり

海の近くにあるトイレに入った



考える余裕なんてなかった。

どうにでもなれ、そう思って中に飛び込んだ。

直後、トイレごと波に飲み込まれた。



なのに。



中は、信じられないほど静かだった。

しかも、普通に息ができる。


「……なんで、私飲み込まれたはず?」



恐る恐るトイレの入口の方へ近づくと

そこには

薄い水の膜のようなものがあった。



恐る恐る手を伸ばした

冷たいはずなのに、

感触はほとんどない。



薄らと光の様な物が見えた。



思い切って体を外へ出してみた。


最初は息を止めていた。溺れると思ったからだ。

けれど…息ができた。


そこには、水の中なのに空気があった。



「トイレにいたはずなのに…」



気づいたときには、もう元の世界ではなかった。



そこには大勢の人間がいた。

だが、よく見るとどこか違う。


人間に似ているが耳や目

動きがまるで動物のようだった。


その時はまだ混乱していた。


私はただ、はぐれた友達を探すことしか

考えられなかった。


唯一の手がかりは、

仲間内でしかわからない合言葉。



「イルルク」



それを頼りに探すしかなかった。


通りかかる人に向かっては何度も叫んだ。



「イルルク! イルルク!」



すると


一人だけ、振り向いた。



「今の、もしかして…」



その声は、聞き覚えがあった。


「み、さき……!?」


まさかの友達だった。


いきなりこんな世界に来て

お互いに状況もわからない。



ただ一つ確かなのは、

ここが異世界ということだけ。

後から美咲に話を伺うと。



津波から逃げようと

岸には行ったのは覚えているけど

その後すぐ津波に飲み込まれて

目が覚めたら

知らない世界にいたらしい



美咲「ねぇ、これからどうする」



美咲は怖くて声が震えていた


私は少しだけ考えた…


今やるべき事は皆んなを探す事。

美咲に答えた



私「みんなを探す…」


それ以上の選択肢なんてないからだ。


美咲「だよね。絶対まだいるはず」



私と美咲は近くの街を探すことにした。


猫みたいな耳が生えた人


鳥の羽がついた人


でも不思議と優しいオーラがあり

怖くはなかった。


むしろどちらかとゆうと

私達が暮らしているのと

同じ様にこの世界も一緒だとゆうこと

まるで当たり前みたいに



そのとき…


うしろから耳の長いお姉さんに声をかけられた。



「あなた達、ここらの旅人さん?

気をつけた方が

いいわよ。なんて言っても海に

落ちてきた人がいるらしいから」



私「落ちてきたって??」



「昔から五百年に一回は神のお導きで

五人の異世界人が海に

飲み込まれて落ちてくるの、

そして海から来た人は

こう呼ばれてるの異空子いくうご



その言葉にさっきの津波が

美咲と私の頭をよぎった。



私「五百年前に神に選ばれた

異空子の5人は元いた

世界に戻れましたか?」



「戻ったみたいだけど、神の定めに従って

やる事を終えた時、門が開かれるらしいわ」



美咲と私はそれを聞き少しほっとした。

お姉さんと別れを告げ

また私達は捜索していると


遠くで、サイレンのような音が鳴り響いた。



「ウゥーウゥー」



周りにいた人たちが一斉に同じ方向を見た。


そして、後からつぶやいた。



「異空子が来たらしいまた増えたな」



その瞬間、私たちは気づいた。

そこに行けば再会できるかもしれない

胸がざわついた。



美咲「早く、残り3人をさがしましょう…」



私達は周りに話をきき異空子が落ちた西の方角へ

急いで向かった


私「イルルクーー!?」



美咲「イルルク、イルルク」


その時だった。

遠くから聞き覚えのある声が響いた



?「イルル…ク。イルルク!」



私と美咲は同時に振り向いた。


私「今のって」



美咲「多分そうかも、いこう!!」



そこにいたのは一番最初に

逃げていた浩人ひろとだった。



浩人もまた津波に飲み込まれて

気づいたらここに居たらしく

余り覚えていなかった。



私達は今までの事を全て浩人に話した。


美咲「でも無事でよかったわ…」


浩人「ほんと、もう、会えないかと思った」



美咲も浩人も私も再会できて嬉しさの余り

涙があふれていた。


涙が落ち着き私はふと思った。



私「津波に飲み込まれたのは今分かる範囲で

  私、浩人、美咲後二人いるはず…」 



美咲「うん…いる、はずよ」



浩人「…あぁ、いるはず探すしかないよな

早く見つけて元いた世界に戻らないと」



いるはずの言葉が妙に引っかかった。


その時

浩人が小さくつぶやいた。



「俺がこの世界に来てから周りの人たちは

俺を見ても驚く様子はなかった。

まるで、ここに来ることわかってたみたいに。



その時だった…


また再びサイレンが鳴り響いた

今度はかなり近い場所から

今いる街の奥からだった。

急いで私達は向かった。



周りの人はざわついていた。


「またか、今日は多いな」


「異空子が来るなんて」


「また落ちてくるぞ」


不安そうな声が街に響いていた。


私「…。っ」



美咲「ねぇ、あそこ誰かいるわ」



浩人「行くぞ」


そこにいたのはあの時一緒に遊んでいた

ひなだった。


私「ひな!?…」


雛は苦しそうに咳き込みながら答えた



雛「ケホ…(咳払い)ここ…どこ…あれ?…」



間違いないもう一人の友達だった

私は直ぐに駆け寄り手を握った。



私「良かった…ちゃんと会えた…

もう大丈夫だよ」



美咲・浩人「俺らがいるから大丈夫だよ」



私達の目に涙が浮かび安心の余り泣き崩れた


やっと4人揃った。

場所も時間もバラバラだったが

またこうして再会できた

それだけで十分なはずだった


なのに……。



翼が生えたおじいさんが私に話しかけてきた



おじいさん

「ここは、流れ着いた者の世界じゃ。

元の場所に帰れた者は、ほとんどいない、

愚かなものじゃな」



私「…え?どうゆうこと」



私は頭が真っ白になった。



美咲「帰れない?

そんなの、ありえないわ」



耳の長いお姉さんが定めに従ったら

門は開かれ帰れるって言っていたからだ。



浩人「他のみんなは!? 一緒に来た友達が

まだいるんです!」



必死に聞くと、おじいさんは少しだけ目を伏せた。



「散らばっているだろうな。この世界は、

来た場所も時間もバラバラになる、

そして落ちてくる前に代償を払わないと

いけない五百年前もそうだった」



私「代償?そんなの聞いてないわ。

むしろ気づいたら

この世界にいたもの……」



おじいさんはこう答えた。



「この世界に落ちるための代償じゃ。

すでに1人はその役目を果たしている」



力が抜けそうになる私を雛が支えてくれた。



私「…その五百年前の一人は役目を果たして

どうなったの??」



恐る恐る私はおじいさんに問いかけた

すると…


「何事も無かったかの様に消えたんじゃ」



その一言で、胸が強く締め付けられた。



美咲「いや…私達も役目が終わったら消えちゃうの…」



不安になった美咲の手をとって浩人はゆった


「まだ分からない。

けど消えたって事は元の世界に帰れたのかも

しれない。ただ俺達にできるのは

早く探して、一緒に皆んなで帰る事だろ」



私「後一人を探しにいきましょう」



それから私たちは、何日もかけて仲間を探した。


同じ合言葉、



「イルルク」を頼りに…



最初は1人、今は私を含め4人。

少しずつ、仲間が増えていった。


泣きながら再会するやつもいれば、

強がるやつもいた。

でも、私達は同じことを思っていた。



帰りたい…みんなと一緒に。



その気持ちだけを頼りに私達は歩き続けた


何度もみんなで叫んだ



「イルルク…イルルク」



何度呼んでも返事も

サイレンの音もなかった

でもこの近くに絶対にいるはず。

そう私は思い

浩人、美咲、雛と一緒に 

探した。



その時…。



後ろで足音がした

もしかしたらと思い

ゆっくり振り返ったけど

そこには誰もいなかった


気のせいと思いもう一度前を向いて



「イルルク」


っと言ったその時また

後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

私はまたゆっくり振り返った。



そこにいたのは…。




ー続編予告ー


四人が再会したはずの異世界で、

まだ最後の一人は見つかっていない。



サイレンは再び鳴り響き、


「異空子」はさらに増えていく。


そして気づいてしまう


この世界には戻れない者と

戻された者がいることを。



「イルルク」の


本当の意味が明かされるとき、

五人の運命は大きく動き出す。


ー次回─


『異空子と消えた代償』


すべての謎が繋がり始める。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ