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黄金に輝く瞳  作者: 茜雫桂香


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34/44

お互いを1番に考えてる



「大丈夫?」


ちゅ


心配そうに

でも悪戯に笑う

カタレフはおでこに口づけする。


カタレフの寝室に移動して

僕はくたくたで


「もう…本当に動けない」


「ふふ、こっち来て」


大きな体の上に乗ると

そのまま包み込まれる。


幸せだ。

このまま…寝てしまいそうだ。


「寝ていいよ」


くしゃ


頭を撫でられて

僕は意識を手放した。




ー眩しい


朝、日差しで目が覚める。

僕は包み込まれたままだ。


ーあれ!!今何時?!


僕は時計を探して


7:30


ーやばい!!8時半には研究長が出張に出ちゃう

研究室いかなきゃ!


ベッドから抜け出そうとすると


ひょい


「わ!…起きちゃた?」


「ん~ふふ」


まだ、半分眠気眼なカタレフに僕は


「ごめん、研究長に話があって

行かなきゃ!!」


そう伝えても離してくれない。


「ちょっと、カータ」


「ん~…あぁあれか」


急に意識がハッキリしたのか返答がクリアになる


「退職の話だよね」


「え?!」


あっさり言うカタレフに驚いた。

まだ話していなかったから


「ふふふ、ラズの事はなんでも知ってるんだ、僕。」


その笑み…不敵すぎる


「ラズが僕に相談にもなく退職しようとしたことならー」


「わわ!ごめん!わざと黙ってたわけではなくて…その…」


ぎゅー


強く抱きしめられた。


「わざとでしょ、僕にとめられるの分かってたから」


「…」


そりゃそうだ

僕がカタレフを1番に考えるように

いつもカタレフは僕を1番に考えてくれる


「そんな僕は、研究長と話を進めて

両方取ることにしました」


「両方?」


「うん、ラズの傍にもいられて

ラズが思う存分研究できる方法」


「え?」


「秋ごろには完成するかな…」


今は春だ、半年後くらい?なにが?


「イエネオス家の隣に僕達の別邸建ったでしょ?」


「うん」


「その別邸に繋げる形で、研究所2号館をつくります!」


「え!!!」


「そうすれば今の遠い距離も解消されて

夜は一緒に寝れて、朝は一緒に起きれるし

キートも本館と今の家の往復しなくて済むね。

良い事ずくしだ。」


「そ、そんなこと…」


ーそんなことまでしてくれるの?!


「まぁどうしても2週間に1回の報告会には参加しないといけないけど…」


ぎゅ


僕から強く抱きしめた


「ありがとう!!嬉しい!!」


「ふふふ、どういたしまして

最終的には研究所ごとずらせないか…2週間に1度の報告会も行かせるの遠いし

時間かかるし、なんならヒートアップして深夜とかになるでしょ…うーん」


真剣に考えだしたカタレフに僕は笑顔になった


「もう、1日だけだよ

それに研究所移動なんて、今までのいた人が不便になるでしょ」



僕は今、研究員見習いではなく研究管理官なので、チームの人に

采配して各々の結果を2週間に1度の報告会で進捗を聞いて

調整する役割だ。

なので、それ以外の時間は、自分の研究したいテーマのものを研究できる


研究設備さえ整っていたら…


そんな僕の気持ちを汲み取って

まさか…作ってしまおうなんて


すごすぎる…


「ふふふ実はもっと前から考えてたんだ~」


「え!そうなの?凄い、なんでもお見通しだ」


「うん、ラズのことならお見通しだよ

だから何でも言って、大切なこと、1人で決めないで」


「…ごめんなさい。ありがとう」


僕はまた、強く抱き着いた。


ぺろ


「わ!」


ガリッ


「ーっ」


強めに甘噛みされた


「怒ってる?」


「ラズのことは怒らないよ」


ちゅ


僕が口づけすると、直ぐに長くて熱い舌が口内を乱した


「ま、って、おこ、てる」


「まさか」


太陽に反射した黄金の強い瞳が僕を捕らえた。


ーあぁ今日、僕動けないかも


ギシッ



ーtelosー

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