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【200万PV突破!】おばちゃん、探索者になる。〜老後のためにも溜め込みます〜  作者: 熾之


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81 バッタは無理、カエルは歓迎



 3階層をさらに奥へ進む。途中で発見したグラスホッパーは良輔の魔法で麻痺してる間にトドメだけ刺した。まずはあの気持ち悪さに慣れよう。虫がどうとかいうレベルじゃない。


 感電してピクピクしているのを目に焼き付ける。無心だ、何も考えるな…。しっかり見てから斬りつけて倒す。ある程度慣れたら飛んでくるグラスホッパーを倒そう。



 そういえば、3階層にある魔法植物は『モロモロコシ』って名前のトウモロコシだ。美味しいよね〜。トウモロコシのひげを振り回して攻撃してくるらしいが、ひげが短いから当たらないみたい。料理のレパートリーはあまり多くないからレシピを調べないとな。


 無理矢理テンションを上げてモスフロッグを探す。モスフロッグも大きさはグラスホッパーと同じくらいなので、比較的見つけやすい。いればわかるだろう。



 「いないなぁ。緑色だから気づいてないだけ?」


 「もう少し先に行けばすぐに見つかると思うけど…。」


 「そうなの? あっ、モロモロコシ発見!! ちょっと待ってて。」



 モロモロコシに向かって駆け出す。これで図鑑登録もできるから取り放題だ。ひげ部分をヘドバンして攻撃するモロモロコシ、結構可愛い。普通のトウモロコシを収穫するように、メリッとむしり取った。



 「塩茹でしたやつ食べたいな。俺も採取しよう。」


 「ダメよ!! あなたがやったら半分以上消えるでしょ。もったいないから私が取るわ!!」


 「了〜解。魔物が来ないか見張ってるわ。」



 こういう時はドロップ率100%でよかったと思うよ。今までは旬の時期に2〜3回買うくらいだったけど、今年からは毎週食べても余るくらいになりそうだわ。



 「グラスホッパーがいるけど、どうする? そろそろ1人で倒すか?」


 「うーん、やっとくかぁ~。デカい虫がこんなにキツいとは思わなかったよ。」


 「まぁ、人気はないな。とりあえずヤバかったら助けるから。」



 先ほどと同じように近づき魔石を投げる。グラスホッパーが私に気がつくと、真っ直ぐこっちに飛んできた。



 「んわぁ~〜、ちょっ、一旦タイム、パス!!」


 「はいよっ。トドメだけ刺す?」


 「いや、今ムリ…。代わりにやってくれぇ。」



 …慣れるのか、これ? 身体が拒絶するんだが…。



 「グラスホッパーは倒さないと追いかけてくるぞ。無理なら気づかれないように移動するしかないな。」


 「ちょっとダメだわ~。何か他の方法を考えるよ。」


 「武器を変えてみるか? 遠距離で攻撃するなら弓とかボウガンとかがあるし、槍とか薙刀を使っている奴も多いぞ。」


 「どうしようかねぇ。いろいろ試してから決めるよ。」



 グラスホッパーは一旦放置だ。ダンジョン図鑑にチェックを入れておけば避けることは可能だから、対策ができるまでは会わないようにしよう。


 ダンジョンの奥に進みモスフロッグを探す。物欲センサーが働いているのか、なかなか見つからない。



 「誰かが狩ったあとかもしれないな。たぶん、近くに他の探索者がいるんじゃないか?」


 「え〜、保水膜集め放題だと思ったのに。」


 「別の方向に行けばいいだろ。」


 「まぁ、いろいろ見られるより離れるほうがマシか。」



 やっぱり保水膜は人気があるようだ。1枚1500円だもんな。10分くらい人がいそうな場所とは逆に移動したところでやっと1体発見することができた。


 見た目はデカいアマガエルなんだけど、全身に緑色の苔が生えている。ちょっとフサフサしたカエルだ。


 グラスホッパーの時は生理的に無理だったけど、モスフロッグは今のところ大丈夫そうだ。虫で耐性がついたのかもしれないな。



 「バッタと同じように、飛んできたら攻撃すればいい。モスフロッグは体当たりしてくるか、舌で攻撃してくるかだから、よく見れば対応できると思うぞ。」


 「了解〜。とりあえずやってみるよ。」



 コソッと近づいて様子をうかがう。モゾモゾ動いているけど、ジャンプしてない時はそんなに速くないな。


 グラスホッパーの時と同じように魔石を投げてこっちに気づいてもらう。自分の前に剣を構えて準備万端だ。一瞬、モスフロッグの足に力が入ったような感じがしたら一気にびょ〜んとジャンプしてきた。


 スピードはそんなに速くない。しっかり見て、飛んでくるモスフロッグに合わせて剣を刺したら倒すことができた。


 アレだ、グレープフルーツを剣で刺すやつ。アレを少し鋭くしたイメージだな。ブニュンッと突き刺さりドロップ品になった。



 「モスフロッグは大丈夫だね。キモかわいいと言える範囲だよ。」


 「なんか、攻撃の仕方が微妙に変だったけど、倒せるなら大丈夫だろ。外した時にどうするかだけイメージしておけば問題なさそうだな。」


 「はいよ~。」



 テテテテ テーン テッテと鼻歌を歌いながら次のモスフロッグのところに向かう。ダンジョン図鑑に登録したから見つけるのは楽チンだ。早速保水膜が出たので、ご機嫌で移動する。


 マップを確認していたら偶然赤●が消えるのを見かけた。やっぱり誰か他の探索者が活動してるみたいだ。私がいる場所とは離れているからあまり気にしなくて大丈夫だろう。


 グラスホッパーに会わないように移動しながら他の魔物とモロモロコシを倒す。バッタ以外はすごく順調なのよね、ドロップ品もいい感じで集まっているし。 


 そういえば、モスフロッグのドロップ品はもう1種類あるみたい。まだドロップしてないから何かはわからないけど、確率は低いのかもしれないわね。


 絶対にいい物だと私の勘が言ってる。これは出るまで頑張るわよ!!





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― 新着の感想 ―
モロモロコシのおヒゲを口髭がわりにつけたいw なぜか肩を上下させながらその場で急に回り出したり、 フェンシングの構えで揺れたりするんでしょうね
ヒゲダンスを思いついた方はいらっしゃいますね
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