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【200万PV突破!】おばちゃん、探索者になる。〜老後のためにも溜め込みます〜  作者: 熾之


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76 ハズレだけど当たりの目分量



 良輔が帰宅したら片付けやその他諸々を終わらせて寝る準備をしておく。ハイボールを呑みながら探索者アプリやネットでスキルについて調べてみると、すごく微妙なスキルがたくさん表示された。


 スキルは魔法が使えるようになるタイプの当たりの物から、私の種飛ばしみたいな何に使うの?ってスキルまで幅広い。どのスキルも獲得すれば出来なかったことが出来るようになるので、全くムダなわけじゃない。ただ微妙なだけで…。



 「とりあえず、さっき5個使ったからもう5個いってみよう。」



 ぎゅっと握ってスキルを獲得する。ステータスで確認する前に5個まとめて使ってしまうことにした。いちいち確認するのが面倒になったからだけど、どうせ出ないから大丈夫だろう。



 「ステータス……、剪定・足組み・ペン回し・爪切り・太鼓持ち…。ハズレかな?」



 太鼓持ちって誰に使うんだよ…。とりあえず、1つずつ出来るようになったか確認だけしておくか。



 もともと出来なかったのはペン回しだけなのでボールペンを回してみる。うん、気持ち悪いくらいペンがくるくるしてるよ。何となくわかるようになったので、頭に浮かぶイメージの通りに動かすとちゃんと出来た。不思議だわ~。


 他のスキルは失敗しないとか、いい感じに出来るようになるとか、そんな感じなので試してみてもよくわからなかった。まあ、深爪しなくなったってことでいいかな。


 その後追加で10個使ってみたけど特にいいスキルはなく、どのタイミングで使おうかなって感じのばかりだった。それに『ピンポンダッシュ』ってやったらダメだと思うのよ……。



 ーーーー



 翌日はスキル石を使うのは休憩してビッグピッグのお肉で料理作りをする。新しいスキルの『目分量』があるから、入れる調味料さえ間違えなければ何とかなりそうだ。まあ、今まで通りだな…。


 ビッグピッグのお肉はロース・肩ロース・ヒレ・バラ肉の4種類がドロップしていた。実際に倒したわけじゃないので、ダンジョン図鑑には表示されてないから詳しくはわからない。


 たぶん、他の部位も落とすと思うんだけど、まだ手に入れてない。豚足を酢みそで食べたいわ…。


 まずは1番作りたかった角煮を作ろう。バラ肉を下茹でしてから醤油ベースの味付けで煮込む。圧力鍋を使って調理するので、1時間半くらいで作れるだろう。待っている時間に他の作業をすれば効率よくできるな。


 肩ロースの塊肉がまだ残っていたので、凧糸で縛りチャーシューを作る。圧力鍋は1つしかないので、チャーシューはのんびりコトコト煮込むことにしよう。


 ヒレ肉は一口カツとローストポーク、香草パン粉焼きにする。カレーにちょい乗せしたり、なんか足りない時に追加したりできるので、一口カツは多めに作っておこう。


 ロースは生姜焼きでいいか。いや、薄切り肉にして使うのもありだな〜。しゃぶしゃぶしてサラダに乗せたりしたい。ちょっと使うのに薄切り肉はいいわね。


 スキルの『目分量』だけど、一発でイメージ通りの量をピュ〜ッと出すことができるので味付けにかかる時間が減った、と思う。気分によって微調整はするけど、大体一発で決まる。


 なにげにすごくない? ハズレスキルだけど、私にとっては当たりスキルだったよ。主婦は欲しがるんじゃないかしら。



 揚げ物やって煮込み料理作って、その匂いで1杯いきたいところだけど、午後は猫カフェと買い物に行きたいので我慢だ。あっついしビールが美味いだろうに残念だよ。



 朝から作り続けて、作りたかった料理は大体終わったかな。この後はお猫様に会いに行くので、お風呂に入って身を清める。美味しそうな匂いがしたほうがモテそうだけど…。


 車で1時間程のところにある保護猫カフェは触れ合いだけじゃなく譲渡も行なっている。WEBサイトには譲渡するための条件などが記載されていたので確認してきた。


 猫グッズはまだ揃ってないので、今日は様子見だけの予定だ。ビビっとくる子がいるといいな〜。


 店内は清潔感のある内装で落ち着く感じだ。キャットタワーやステップなどが設置されていて、元気に遊んでいる子がいる。



 (あぁ~、可愛い…。癒されるわ。どの子もいいわね〜。茶トラの子がとっても人懐っこいな。)



 つい、大きな声で可愛い〜と言いそうになってしまうが、グッと堪える。フンフンと鼻息荒くお猫様の様子を見る。


 結構人馴れしているようで、お触りOKの子が何匹もいる。お触りのために服も変えてきたので準備万端よ。


 今すぐにでもお触りしに行きたいけど、ちょっと我慢してスタッフさんと話をする。私の今の状況と譲渡の条件などの説明して、出来れば保護猫カフェか保健所・保護団体から引き取りたいことを伝えた。


 準備が終わったらトライアルを始めましょうという話になったが、まだしばらくは様子をみて、私が猫に慣れたらにしましょう、となったよ。


 とりあえず、今日の話し合いは終わったので思う存分お猫様と触れ合う。存在だけで癒しになるよ。早く飼いたい…。


 時間までたっぷり可愛がって退店した。あぁ~、帰りたくないわ。でも、これから買い物行かなくちゃ……。

 




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― 新着の感想 ―
爪切りはお猫様に大切なスキルだねー。 しかしスキルの生みの親は何を考えていろんな過ぎるスキルを生み出したのだろうか。
そうそう簡単に戦闘系や戦闘補助スキルは引きませんかー。どういうダンジョンなんですかねぇ?。階層が浅いせいか。
ピンポンダッシュの成功?って人が家にいる時だと思うけど、ピンポンダッシュできるかどうか分かるなら限定的気配察知では?
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