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【150万PV突破!】おばちゃん、探索者になる。〜老後のためにも溜め込みます〜  作者: 熾之


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58 ウサギ美味しいかの山



 結局、図鑑や本が出てくる小説は追加でいくつか発見したけど、スキルとはちょっと違う感じだったのであまり参考にはならなかった。


 うーん、お手上げだ。良輔が来た時にでもなんとかしてもらおう。


 うさぎ料理は煮込み料理が2品、ソテーと唐揚げの合計4品作った。うさぎの煮込み~イスキア風~っていうやつは検索して初めて知った料理なので、作ってみたけどこれで正解なのかわからない。レシピ通りに作ったから味は美味しいんだけど…。


 もう1品は赤ワイン煮込みを作った。牛肉の赤ワイン煮込みのうさぎ肉バージョンだから普通に美味しくできた。ホロホロになるまでじっくり煮込んだから、是非ともお酒と共に楽しみたい。


 時間もやる気もあるのでカチャトーラも作っちゃおうかな。鶏肉で作るやつは食べたことがあるけど、うさぎ肉でも作れるみたいだからやってみよう。ちょうどトマト缶も野菜もあるしね。


 台所でビールを呑みながら料理をしてうさぎ肉の唐揚げをつまみ食いする。ん〜、美味い。ビールがすすむなぁ。肉自体は淡白なんだけど、しっかり目に味付けしたから満足感がすごい。


 サラダチキンみたいに細く裂いた肉にドレッシングをかけても美味しいかも。袋に入れて味付けして沸騰したお湯に入れるだけで作れるからあとで作ろう。1度お湯を沸騰させたら放っといていいからお手軽だしね。


 食べて、呑んで、料理しながら動画を見て、また呑む。最高の夜の過ごし方だね。仕事辞めてよかったよ。


 上機嫌で作業していたら玄関からインターホンの音がした。特に誰とも約束はしてないので無視しようと思ったんだけど、芦屋のおばちゃんが来る可能性もあるので一応確認する。


 画面を確認してみたら良輔が映っていたので、鍵を開けに玄関まで向かう。



 「お疲れ様。来るなら連絡してよ。」


 「おう、お疲れ。結構前にあとで行くよってメッセージ送ったけど見てないの? いつも通り、断りの連絡がなかったから来たけど…。てか、なんかめっちゃいい匂いがする。」


 「あー、見てないわ。すまんっ。ホーンラビットのお肉を使ってずっと料理してたのよ。結構美味しくできたと思うんだけど、晩ご飯まだなら食べる?」


 「ラッキー、食べる。」


 「まいどあり〜。」



 良輔が手を洗っている間に料理を出そうと思ったんだけど、今日作ったのはパンに合う料理で米に合う料理ではないんだよね。ソテーと唐揚げなら米に合うけど…。まぁ、本人に選ばせればいいか。



 「今日作ったのはうさぎの煮込み~イスキア風~と赤ワイン煮込み、カチャトーラだよ。普通のソテーと唐揚げもあるけどどれにする?」


 「シャレた名前の料理はわからん。」


 「米に合うのはソテーと唐揚げだよ。」


 「じゃあそれで。」



 ついでに自分の分も用意しよう。私のはカチャトーラとサラダ、パン、デザートにプリンかな。お酒はビールのままでいいや。



 「なぁ、その赤いのって何?」


 「カチャトーラだよ。イタリアの郷土料理でトマト煮込みになってるよ。」


 「へぇ~、美味そう。俺も欲しいです。」


 「はいよ~。」



 準備が終わったらいただきますをして食べはじめる。うん、いい感じで味が染みてる。うさぎ肉でも美味しいな。お肉ホロホロだし、パンにつけて食べてもよし。


 良輔も米と一緒にバクバク食べているからご飯にも合うようだ。あ、おかわりですか。……自分でやれって思ったけど、米はインベントリの中だったわ…。



 「なぁ、この肉でカレーって作れる? 骨付きのままで、チキンカレーみたいな感じのやつ。」


 「できると思うよ。ルーを使った家のカレーじゃなくて、スパイスカレーのほうになると思うけど…。」


 「それがいい。材料費とか出すからさ、ちょっと辛めにしたやつを作ってほしいな。がっつり肉メインで煮込んだやつ。」


 「今まで通り1食毎に買ってくれればいいよ。それと、煮込むのには時間がかかるから今度作っておくわ。」


 「お願いします。そういえば、スキルはどうなった? 使えるようになったか?」


 「いや、うんともすんとも言わん。白紙の図鑑って売ってるかな? 転写するスキルの可能性もあるから試してみたいんだよね。」


 「普通の紙でいいだろ。」


 「試したけどダメだったんだよ。」


 「うーん、もう少しネットで調べてみるか。」


 「はいよ~。」



 2人でいろいろと調べてみたが、それらしい情報はなかった。同じスキルはまだ発見されてないか、スキル獲得者が誰も報告してないんだろう。



 「仕方ない、地道に試していくしかないな。明日もダンジョンに行くんだろ?」


 「その予定だよ。ホーンラビットのお肉はもっとあってもいい。」


 「たしかに!! めちゃくちゃ美味かった。アレは店出せるレベルだし、もっと食いたくなるやつだな。」


 「大げさ。1人で下の階層には行かないからホーンラビットを中心に狩るよ。」


 「グラスウルフを相手にしなければ下に行っても大丈夫だと思うぞ。」


 「グラスウルフはステータス的に無理だと思うなぁ。見つかったら逃げられない…。」


 「ちょっとステータス値教えてくれる? そんなに低いの?」



 ステータス画面を開いて横にスライドさせると細かい数値が見れるようになっている。私は上がっても+1〜2、良くて+3だから全体的に低いんだよな…。少しずつしか上がらないから実感がないし。


 横にスライドさせようと画面部分を触ったところ、突然ステータス画面が変化した。



 「ふぁっっ!」


 「うるさっ。どうした?」


 「…ダンジョン図鑑出てきた。」


 「はぁ~?」





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