43 パーティー結成?
ネタバレになるから書かないほうがいいんですが、たくさんの人が心配しているので説明したい…。
とりあえず大丈夫です。
おばちゃんはおばちゃんだし、おじちゃんはおじちゃんです。
「良輔の事は信用してるし何かあったら頼りたいと思えるけど、良輔のペースで行動は出来ないから別々に活動しよう。」
「お前のペースに合わせるから大丈夫だ。」
「そんなの悪いよ。レベルも差があるし、普段倒してる魔物も全然違うでしょ? 稼げなくなっちゃうわよ。」
「問題ない。今までの貯金もあるし、金に困ってるわけじゃないからな。」
「そんなのわからないじゃない。あなたは戦闘職なんだから武器にお金かかるだろし、生活費やいろいろと必要でしょ。私が活動するのは平日だから、一緒には行けないよ。」
「大丈夫だ。俺も平日にやる。」
「仕事は!?」
「辞めればいい。のんびりやりたいと思ってたところだし、退職しても金の心配はない。老後資金もちゃんとあるしな。」
「ほら、仲の良い同僚と離れるのは寂しいでしょ。呑みに行く相手が必要になるじゃない。予定が合わなくなったら困るわよ。」
「別に子供じゃないんだから会いたくなったら会いに行けばいいだろ。1人呑みでも平気だし。」
「あなたの恋人とかが心配するでしょ。」
「今はいないから問題ない。」
「会社が大変になるかもしれないよ。そんな勝手に辞められたら困ると思うわ。」
「ダンジョンができてから業績が悪くなってきたんだよな。会社の倒産はないと思うけど、この歳の早期退職は喜ばれると思う。」
ダメだ、他に思い浮かばない。……もう手はないのか? 考えろっ!!
「だから大丈夫だな。一緒に行くぞ。」
「私が1人でも大丈夫なら1人で活動するから、その見極めの間だけ一緒にやろう。」
「大丈夫だ。お前1人じゃ危ないのはわかってるから。何かやらかしても一緒にいればフォローしてやれるし。これから楽しみだな。」
「……、うん。そうだね。」
ダメだったかー。コイツ、大丈夫や問題ないしか言わないし、きちんと資産管理出来てるし、つっこむところがない。
……もうムリかぁー、諦めも肝心だな。
「わかったよ。これからよろしくね。私、マジで貧弱だから。マジで貧弱だから!! 2回言ったよ! 弱い魔物しか相手にしないからね。」
「わかった、わかった。全部お前のペースに合わせるよ。」
諦めて今後の話をするか。私が本格的に活動するのは8月からだけど、7月中もダンジョンには行くし片付けや引っ越し作業がある。良輔がいつ仕事を辞めるのか知らないけど、しばらくは別行動かな?
私の予定を説明したら大丈夫、問題ないとのこと。合わせるって言ってるんだから任せればいいか。
「そういえば、お前の職業って何なんだ? 俺は魔法剣士って職業なんだけど。」
「なに!? 魔法が使えるのか!?」
「いや、使えるけど…。」
「マジかー。いいなー。そういうのがいいんだよ、わかりやすくて。私も魔法使いたい。」
「まあ、イメージはしやすいんじゃないか。特に困った事ないし、魔物も倒しやすいし。」
「マジで羨ましい…。私の職業はコレクターだよ。」
「コレクター? 聞いたことねーな。生産系の職業か?」
「うーん、どっちかというと趣味系?」
「なにそれ? スキルは?」
「ドロップ率100%とインベントリが使える。」
「マジかっ、どっちも激レアじゃねーか。誰にも教えんなよ、連れて行かれるぞ。」
「一応誰にもバレてないと思うけど。ダンジョンに行く時はリュックを使ってるし。」
「ドロップ率だって100%なんてあり得ないんだからな。何体も倒してやっとドロップするんだ。それが100%なら、足手まといでもダンジョンの奥に連れて行こうとするヤツが出てくるぞ、絶対に。」
「ラッキーくらいにしか思ってなかった。あ、探索者アプリのブログにドロップ品の事書いてあるんだけど大丈夫かな?」
ブログを見せたら怒られた。ドロップ率が100%ってバレバレだし写真まで載せているから。すぐに消せって言われたので削除したよ。記録したいなら日記帳でもつけろってさ。
ブログは誰も見てないからセーフだろ。いや、むしろ、何で私のブログは誰も見てないんだよっ!
「他にスキルはないの? これで終わり?」
「もうないよ。あとは自力で頑張ってるんだよ。あ、でも、スキル名が変だからなんかイヤなんだよね。」
「変って何が?」
「正確なスキル名は何でも集めたい~ドロップ率100%~と、もっと何でも集めたい~インベントリ~だからね。」
「へぇ~、変わってるな。俺のスキルは剣術と魔法剣術、属性魔法、魔力操作、身体強化だ。」
「え、なにその主人公スキル。ゴリゴリ戦闘系じゃん。妬ま、羨ましい。私もいつか使えるようになってみせる!」
「戦闘系のスキルなしでソロは本当に危ないんだぞ。何かあってからじゃ遅いんだからな。」
「わかったよ。危険な事はしない。」
安全には人一倍気を使っているっての。重いしデカい盾使ってるんだから大丈夫だよ。ちょっと調子に乗ることはあるけど、基本的にビビりなんだから。
それでも良輔からの説教は止まらないが…。何とかなだめて今後の話し合いをする。とりあえず決まったのは、私は今まで通りに活動して良輔がそれに合わせるってことだけだった。
まあ、なるようになるか…。
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