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おばちゃん、探索者になる。〜老後のためにも溜め込みます〜  作者: 熾之


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15 雑談しましょう



 仕事終わりに東堂課長と雑談をする。最近はダンジョンの話題ばっかりだ。仕事にも影響があるから仕方ないといえば仕方ない。他の課ではどうだったなど、会社全体の話しをしていると前田君達探索者組がやってきた。



 「課長〜、平日の何処かで有給使わせてください。」


 「講習でも受けるのか?」


 「いえ。1度、平日のダンジョンに挑戦してみたくて。」


 「4人同じ日か?」


 「別日で大丈夫です。普段も一緒に攻略してるわけじゃないので。」


 「わかった。日取りはこっちで調整するから、引き継ぎだけはしっかりするように。」


 「はい。ありがとうございます。」



 やっぱり、平日に行きたくなるよね。私も平日がいいもん。でも、先週行ったばかりだしな。



 「宇佐見はどうする? 有給使うか?」


 「私は先週行ったので、今週は仕事を頑張ります。」


 「そうか。じゃ、よろしく頼むよ。」



 あぁ~、見栄張っちゃった。でも納品義務は問題ないし、仕事も大事だ。


 東堂課長が離れると探索者同士で情報交換が始まる。


 

 「係長の話しをしたら皆、平日に行ってみたいってなっちゃって。」


 「いや、わかるよ。私も平日に行きたいもの。」


 「そんなに違いますか?」



 質問してきたのは中原君。うちの課の1番人気の青年だ。安田君と伊東君もワクワクしている。



 「私が行ったのはフィールドタイプのダンジョンだったけど、土日とは全然違うよ。1度平日のダンジョンを経験すると土日のダンジョンには行きたくなくなるくらい。」


 「へぇ~、楽しみッスね!」


 「宇佐見係長は戦闘系ですか?」


 「いや、違うよ。攻撃出来るスキルは持ってないから、スライムだけ倒してる。」


 「レベルは上がりました?」


 「まだレベル5。」


 「ならステータスも上がってるんじゃないですか?」



 ん?? どういう意味?


 首を傾げていると安田君が詳しく教えてくれた。



 「ステータスで最初の画面みたいなヤツが出るじゃないですか。その後、指でスライドさせると他の項目も見れるんですよ。」


 何と! 知らなかった。


 彼らとしては当たり前の事だったから逆に驚いてたよ。こうやるんですよ〜って見本を見せてくれる。ステータスは自分にしか見えないので、指を振っているようにしか見えないが。



 気になるので私も見てみる。人前でステータスと言うにはまだ恥ずかしいが、ここにいるのは探索者だけなので我慢しよう。


 スイッとスライドさせるとHPやMPといったわかりやすい数値と、多分、力や素早さ的な数値が記載されている。ATKって攻撃力だっけ?



 「おぉ、見れた。めっちゃ弱い。」


 「そうなんですか? レベルが上がるとここの数値も上がるんですけど。」


 「多分、上がったけど弱い。LUKって運だよね、これだけちょっと多い。」


 「後半に伸びるタイプなんじゃないですか?」


 「どうかな? 私の職業って趣味全開だから上がらないかも。スライム相手なら困らないから大丈夫。」


 「なるほど、ムリしないでくださいね。」


 

 ええ子達だなぁ~。おばちゃん、嬉しいよ。



 「ありがとう。皆もね。」



 他にも、探索者アプリの使い方やDTubeについてなど若い子らしい情報を教えてくれたので、とてもためになった。


 お礼にスライムゼリーをあげることにした。まだ食べたことがないって言うから。私も昨日食べてみたが、普通のゼリーだった。おそらくリンゴ味。



 

 今度持ってくるね、なんて話していたら私の苦手な彼女、木本さんが会話に混ざってきた。





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