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第98話 ブラックダイヤ大量ゲット!そして・・・

王都アルプスに来て、新しい家を借りたカインとラックの二人は、毎週毎週黒亀ダンジョンに行き、ブラックダイヤを採掘していた。


一週目、ブラックダイヤ20個で金貨400枚

二週目、ブラックダイヤ18個で金貨400枚

三週目、ブラックダイヤ21個で金貨400枚

四週目、ブラックダイヤ20個で金貨400枚

五週目、ブラックダイヤ15個で金貨400枚


手に入れた金貨を元に神様に寄付して、新しい神の奇跡を開放しようとしたが、新しい防具だったり、新しい魔法書だったり、帰還玉の予備を購入したり、バニーさんと服を買いに行ったりと、予想以上にお金がかかってしまい、神様への寄付が出来なかった。


そして、どういう理屈かわからないが、どれだけブラックダイヤを持って行っても、売却金額は毎回、金貨400枚だった。


(なんだかんだ、あれを買ったりこれを買ったりしてたら2か月も神の奇跡を開放できずにいるな。すぐにお金を稼げるから次でいいやを毎週してたらいつの間にか時間が過ぎてしまってた。やばいな・・・そろそろ神様への寄付をしておかないと、もしかしたら怒ってるかもしれない。)


「カイン。次はあれが欲しいにゃ。アタシの部屋にピッタリ合うはずにゃ。」


ラックが指さしたのは、金色に光る大きな猫の像だった。


「いやラック・・・さすがにそれはいらないだろ。それになんだもこの金貨500枚って。無駄遣いもいいとこだろ?」


「大丈夫にゃ。金貨500枚ぐらい黒亀ダンジョンでブラックダイヤを取ればすぐにゃ。先週はカインが魔法書を買うからってアタシは我慢したにゃ。今日はアタシが欲しいモノを買っても罰は当たらないにゃ。」


「ラック・・・」


(たしかに俺も王都に来て浮かれてた。お金が面白いように稼げるから何を買っても、次で稼げば良いやって思ってた。でも・・・)


「ラック。聞いてくれ。このままじゃダメだ。俺達は今とてもやばい状況にある。王都に来てから俺達は何をした?ダラダラしているだけだ。しかも今、金貨500枚もする何も役に立たないモノを買おうとしている。簡単にお金を稼げるから堕落しているんだ。俺はその事に今まで気づかなかった。いや気付こうとしなかった。なんだかんだラックとの生活が楽しかったからだ。だけどこのままじゃダメなんだ。絶対どこかで取り返しのつかない事になる。だからラック、一緒に目を覚まそう。」


「カイン・・・。たしかにカインの言う通りにゃ。王都に来るまでのアタシだったらこんな何に役立つかわからにゃい金の像なんかほしいとも思わなかったはずにゃ。ついつい王都は色んなモノがあるからあれもこれも欲しいって思ってしまったにゃ。」


カインとラックは、誘惑に負けない様に買い物を切り上げて家に戻った。


「ラック・・・王都は怖い所だな。」


「本当にそうにゃ。よく見ればいつ使うのかわからない魔道具なんかが、部屋に転がってたにゃ。」


「俺もだ。今風呂を見てみたけど、ライオンの口から水が出るって勧められて買ったヤツ。今思えばいるのか?って感じだ。あの時の俺を叱ってやりたいよ。」


「過ぎた事を言ってもしょうがないにゃ。アタシもカインもその事に気付けた事を喜ぶべきにゃ。そしてこれからどうするのかが重要にゃ。誰しも人は間違いを犯すにゃ。それはしょうがない事だと思うにゃ。だけど、いつでもやり直しはできるにゃ。」


「ラック・・・」


(ラックがすごいまともな事を言ってる。しかも心にしみる・・・。さすが知力の数値が抜群に良いだけはあるな。これからどうするか・・・か。やはりお金があるのが問題だよな~。お金がない時は、どうやってお金を稼げばいいか。をラックと話し合いながら生活してたし、稼いだお金は神様への寄付や必要なモノをちゃんと買えていたもんな。無駄なお金って事はないけど、必要以上にお金があるとダメだな。多分ブラックダイヤみたいな楽して稼いだ所もダメなんだろうな。悪銭身に付かずってヤツか。さてどうしたもんか・・・)


「カイン?ちなみに残金はいくらあるにゃ?」


「金貨1000枚とちょっとって所だな。」


「大金を持っていれば又、王都の魅力にやられてしまうにゃ。アタシ達は王都の誘惑になんて負けないにゃ。だからカイン。金貨1000枚全部今から教会に寄付しに行くにゃ。」


「!?金貨1000枚全部?」


「そうにゃ。お金を持ってるから誘惑に負けるのにゃ。アタシ達に金貨1000枚なんて不要にゃ。毎日おいしい食事をするなら金貨5枚あれば十分にゃ。」


「そりゃまあそうだけど・・・だけど金貨1000枚っていうのはもったいなくないか?少しぐらい残しておいた方が・・・」


「その気持ちがすでにダメにゃ。神様への寄付は今後の事を考えても必須なはずにゃ。普通なら借金してでも神様に寄付しても良いぐらいにゃ。」


(たしかにラックの言う事も一理ある。てか俺がさっきお金があるからダメなんだなって思ってたのと同じ事をラックも考えたんだな。さすがだ・・・よし俺も腹をくくるか。ゼロからのスタートも良いかもしれないもんな。)


覚悟を決めたカインとラックは、金貨1000枚を寄付する為に家をでて教会へと向かったのだった。

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