表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/190

第85話 王都アルプス

王都に到着したカインとラックは、その大きさに圧倒されていた。


「さすが国の中心にゃ。入る時も思ったけど、先が見えないぐらいの城壁だったにゃ。」


「そうだな。シフォンも大きかったし、ここに来るまでに通った大きな町と比べても全然違うな。それに人も多い。王都の中に入るだけでも2時間は待ったもんな。」


「色々期待できるにゃ。美味しいご飯にふかふかのベッドにゃ。それに魚も食べたいにゃ。海の町にいけばあるんだろうけど、この世界に来てからまだ魚を食べてないにゃ。やっぱり猫と言えば魚にゃ。王都なら絶対あるはずにゃ。」


「たしかにそうだな~。俺も元日本人として魚はやっぱり食べたい所だな。それを言えば米も食べたいし、味噌汁も飲みたい。まあ米がこの世界にあるかどうかはわからないけどな。」


「絶対あるにゃ。この国になくても、きっと東に島国があってそこには日本の料理があるはずにゃ。」


「何を根拠に言ってるんだ?」


「根拠はないにゃ。だけどこれはお約束ってヤツにゃ。だから間違いないにゃ。」


(まあラックの言う事って意外に当たる事が多いからな~。ラックの運の能力値が関係してるのかもしれないけど、そういうなら楽しみにしておくか。)


「とりあえずギルドに行こう。お金は金貨が200枚以上あるから旅の疲れを癒す為にも数日は王都観光しようか。その間にギルドに出てる依頼やお店とか色々行って、情報を集めようぜ。」


「わかったにゃ。又お金も貯めないといけないにゃ。次の神の開放にはいくら必要にゃ?」


「金貨300枚ぐらいだな。」


「かなり稼がないといけないにゃ。又ダンジョンに行くにゃ。きっと王都のダンジョンは稼げるに違いないにゃ。」


「そうだな。その辺も調べないとな。なんせ王都は国で一番大きな所なんだ。動くお金も大きいはずだ。」


(とりあえず冒険者としてどれぐらい稼げそうかはギルドで調べるとして、錬金術が使えるようになった今、素材を使ってモノを作って売る方法だって取れるんんだ。薬草と水でポーションは作れたしその辺で稼ぐ事も視野に入れて、後は・・・家だな。宿屋よりも家を借りた方が絶対安上がりな気がする。俺の錬金術じゃまだ家を作れないから始めは借家になるだろうけど、その内土地買って大きな家を建てるのも面白うそうだな。)


カインとラックは、入った傍から賑わっている王都の町を眺めながら、ギルドを探した。屋台で肉の串を買い、ギルドの場所を教えてもらい、ギルドへ向かう。ギルドも王都と言うだけあってシフォンの町のギルドの二倍は大きかった。


「さすが王都にゃ。ギルドもめちゃめちゃでかいにゃ。」


「だな。これは依頼も多そうだな。」


(まあその分冒険者の数も多いだろうから、絡まれたりする可能性もあるけど・・・。俺とラックってどこからどう見ても子供だもんな。丁度この間13歳になったけど、13歳って言ったら中学1年生ぐらいだもんな。)


カインとラックは、大きなギルドに圧倒されるもそのままギルドの中へと入って行く。


中は予想通り多くの冒険者で賑わっている。どこを見てもいかにも冒険者というような風貌の男性と女性ばかりだった。カインのような子供は一人も見えなかった。


そして、ギルドに入って早々一人の冒険者から声を掛けられた。


「どうしたんだこんな所に子供二人で?親とでもはぐれたのか?」


「何言ってるにゃ?冒険者なんだからギルドに来るのは当たり前にゃ。そんな事もおっさんはわからないのにゃ?」


(いやいやいきなり喧嘩腰ってラックさんざまぁする気まんまんじゃん。できれば俺はトラブルは避けたいんだけど・・・)


「がっはは。そうかそうか冒険者だったか。それはすまんかったな~。いや初めてみる顔だったからついな。それにしてもその若さで冒険者か。嬢ちゃんランクは何だ?Eランクか?もしかしてDランクか?」


「失礼にゃ。アタシとカインはどっちもCランクにゃ。」


「Cランク・・・だと!?俺と一緒じゃねぇか。」


(これはどっちだ?絡まれてるのか?それとも親切に世話を焼いてくれているのか?)


「そうにゃ。アタシとカインは強いのにゃ。」


「王都に来るのは初めてみたいだが、どこから来たんだ?」


「元々はオルスタインにゃ。王都の方が稼げると思ってこっちに来たにゃ。」


「オルスタインか、って微笑みの魔女の所じゃねぇか。という事は不正してCランクって訳じゃなさそうだな。俺はアルバスっていうんだ。王都で長年冒険者をしてるベテランだ。お前らみたいな子供なら色々困る事もあるだろ?何かあったら言えよ。相談ぐらいは乗ってやるぞ?」


「ホントかにゃ。アルバスは良いヤツにゃ。アタシ達王都は始めてにゃ。ご飯の美味しい所とふかふかのベッドがある宿を教えてほしいのにゃ。」


(よかった絡まれてるんじゃなくて世話好きの冒険者だったみたいだ。見た目怖そうなのにお節介焼きの冒険者って異世界の定番だよな。それよりオルスタインの名前を出したら急に俺達の冒険者ランクに納得言ってたみたいだけど何かあるのか?それに微笑みの魔女って???)


王都の冒険者ギルドにきたカインとラックは、いきなりベテラン冒険者に絡まれるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ