表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/190

第78話 戦闘後のティータイム

「これで終わり・・・なのか?」


「はい。私の降参です。」


「いいのか?まだまだやれただろ?召喚だけって訳じゃないだろうし。」


「かまいません。もちろん召喚以外も使えますが元々、あなた方には私を一瞬で消滅させる魔法もあったわけですし、元々ある程度、力を見たら降参するつもりでしたから。これでも私か弱い女の子なんですよ。戦闘は苦手なんです。」


ドンと胸を張って言うスケルトンスケ美だったが、骨なので、全く訳がわからなかった。


「ならこの指輪はアタシとカインが付けていてよかったにゃ?」


「はい。亀五郎様のダンジョンと、亀四郎様のダンジョンのエクストラステージ攻略報酬ですので、その指輪はもうあなた方のモノですよ。」


「やったにゃーーー。カインやったにゃ。やったにゃ。」


ラックがピョンピョン飛び跳ねながら喜びを表現していた。


(こんなに喜ぶラックを見るのも珍しいな。シフォンケーキの時より喜んでるぞ。指輪か・・・それ程うれしいんだな。)


「それで・・・え~っとスケルトンスケ美さん、でいいのかな?エクストラステージ突破の報酬が身代わりの指輪って事は、他のダンジョンでもエクストラステージを突破すれば身代わりの指輪がもらえるのか?」


「そうですよ。亀三郎様のダンジョンや亀二郎様のダンジョン、あ~亀一郎様のダンジョンはまだ誰も攻略した人すらいないので難しいかもしれませんが。あっだけど、他の亀四郎様ダンジョンと亀五郎様ダンジョンは、エクストラステージを突破しても身代わりの指輪はないですよ。」


(ん?他の亀四郎ダンジョン?なんかおかしな言葉が聞こえてきたが???)


「他の亀四郎ダンジョンってどういう事にゃ?ここ以外にも青亀ダンジョンがあるのにゃ?」


「あれ?知らないんですか?この世界には全部で26個のダンジョンがあるんですよ。」


(26個・・・なんか聞いた事ある数字だ。俺の神の奇跡と何か関係でもあるんだろか?てかそんなにダンジョンってあるのか・・・亀五郎が10体ぐらいいるのだろうか?)


「スケルトンスケ美さん。その辺の事を詳しく教えてもらってもいいですか?俺達まだこの世界の事全然知らなくて・・・。」


「もちろんいいですよ。そうだ!お茶しながらおしゃべりしましょ。いいですね。この世界の人とお茶するなんていつぶりでしょうか?私が骨だけになってからは初めてかもしれませんね。」


(骨だけになってからって、元々骨だけだったんでは?それにお茶しながらって言うけど、スケ美さんお茶飲めるの?飲んでも口に入った瞬間溜まる事なく地面に落ちる気がするんですけど・・・それって飲んだ事になるのか?)


カインは、お茶をするというスケルトンスケ美の外見を見ながら不思議な顔をしていた。


「ふふふ。ちょっと待ってくださいね。今テーブルとイスとお茶を用意しますから。あっもちろんスイーツも用意しますよ。」


「スイーツにゃ。やったにゃ。」


スケルトンスケ美はそういうと、どこからともなく先ほどと同じようなワープゾーンが現れた。そこに手を入れると、そこからテーブルに椅子、お茶のポットにスイーツが入っているであろう箱を取り出し、並べ始めた。


「さあさあ座ってくださいね。まずはお茶とスイーツを楽しみましょ。時間はまだまだありますし、さっきの戦闘で疲れたでしょ?ゆっくりしましょ。」


(まあ戦闘はもう終わったんだし・・・いいのか?)


その後、ゆっくりとお茶とスイーツを楽しんだ。ちなみにカインがずっとスケルトンスケ美がどうやってお茶やスイーツを楽しんでるのか気にしてみていたが、どういう訳かスケルトンスケ美がお茶を飲むと、口に入れた瞬間にお茶は下に流れずに消えていっていた。その事を聞いてよいかわからずにもやもやしていると、ラックが思った事をそのまま伝えた。


「スケ美は骨なのに飲んだお茶が零れ落ちてないにゃ?どういう事にゃ?」


「不思議でしょ?実は・・・」


「実は?」


「私にもわかってないんです。最初はスケルトンなんだし何を口にしても入れた傍から落ちていくだけだと思って何も口にしなかったんですけど、いざ食べてみると味もわかるし食べた感触もちゃんとあるんですよ。まあそういうものだと思っていてください。」


(謎だ・・・異世界七不思議のひとつかもしれないな。ってそんな事よりもダンジョン事情だ。26個のダンジョンについて聞かないと。)


「それでスケ美さん。ダンジョンが26個あるって言ってたけど、亀五郎さんのダンジョンがたくさんあるのか?」


「本当に何もしらないんですね。いえ、亀五郎さんのダンジョンは5つです。この世界には亀一族のダンジョンが15個、鶴一族のダンジョンが10個、龍一族のダンジョンが1個の合計26個のダンジョンが存在します。もちろん全ての場所が特定されている訳ではありませんので、この世界の人達が何個のダンジョンを把握してるかは私にはわかりません。それで亀一族のダンジョンですが、亀五郎様の緑亀ダンジョンが5つ、亀四郎様の青亀ダンジョンが4つ、亀三郎様の黄亀ダンジョンが3つ、亀二郎様の赤亀ダンジョンが2つ、亀一郎様の黒亀ダンジョン1つの合計15個です。」


この世界のダンジョンについて聞いたカインは、亀一族、鶴一族、龍と聞いて驚くとともに、この世界って戦闘民族君が好きなのかな?と思うのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ