第41話 新しい神の奇跡J『ゲゲゲの鬼君』
「バニーがギルドマスターだったなんて驚いたにゃ。」
「そうだな。俺も驚いたよ。でも今思えば魔法の事とかダンジョンの事とかかなり詳しかったし、よく考えたら気づいたかもな。」
「そういやカインは、バニーに金貨100枚渡してたけどよかったのにゃ?あれがあったら神の奇跡を2つぐらい開放できたかもしれないのにゃ。」
「いいんだ。あれのお陰で俺は命が助かった。命のお礼としては少ないぐらいだ。それにダンジョンの情報料込みで金貨170枚もらったからな。70枚は寄付できる。確か次の開放には金貨30枚ぐらいあればいけるはずだから問題ないよ。使い方とか色々検証しないといけないから一気に二つ神の奇跡を開放するのはちょっとね。」
「とか言ってカインの場合は、折角の楽しみが減るのがもったいないだけにゃ。」
「バレたか。たしかにラックの言う通りだな。合計で26回神の奇跡を開放できるけど、こうやってどんな奇跡か予想するのはすごく楽しいんだ。2回一気に開放してしまうとその楽しみが一回減っちゃうからな。どうせならより多く楽しみたい。ラックだってそうだろ?」
「たしかにそうにゃ。じゃあ今回の神の奇跡はカインならどんなのがほしいにゃ?」
「そうだな。相棒はラックがいるから今はいいとして、やっぱり転移魔法が一番欲しいな。転移魔法があればこの前だってラックを連れてダンジョンから抜け出せたかもしれないからな。ほら竜の紋章が額に浮かび上がるアニメの魔法使いがゲームでもよくある街を移動する魔法を使ってただろ?竜の紋章の大冒険君とかかな。」
「それはアタシも知ってるけど、その魔法はダンジョンの中じゃ使えないにゃ。使うとダンジョンの天井に頭をぶつけるにゃ。」
「・・・良く知ってるな。」
「アタシは何でも知ってるにゃ。知力Sを舐めるなよ。なのにゃ。」
「じゃあラックはどういった神の奇跡があればいいと思うんだ?」
「アタシは空を飛びたいにゃ。これから他の街に行くなら空を飛んで移動できれば楽にゃ。顔がアンパンでできているアニメなんかはどうにゃ。顔が汚れると力が出ないけど、空を飛んでるにゃ。」
「なるほど。あのアニメか。たしかにあれが来たら飛翔魔法。空を飛べるようになる気がするな。名前はなんだろ・・・アンパン君かな?」
「名前のチョイスも良い感じにゃ。」
「だな。っとそんな事を言ってる間に教会に着いたな。」
カインは先ほどギルドで手に入れた金貨70枚の袋を取り出した。
「せっかくの報酬なのに全部寄付するのにゃ?」
「ああ。旅に必要なモノは手持ちのお金でどうにでもなるからな。とりあえず今回もらったお金は全部寄付するつもりだ。これから神の奇跡を開放する為に必要なお金はドンドン増えていくからな。パーッと寄付しておかないと後々困るからな。」
「わかったにゃ。」
カインは、金貨70枚が入った袋をそのまま寄付箱へと放り投げた。
(女神様、この間開放してくれた神の奇跡の天空の城ラ君のおかげで俺は死なずに済みました。ありがとうございます。今回の寄付で俺はこの街を出ようと思います。旅にふさわしい神の奇跡をどうぞよろしくお願いします。)
『寄付金額が512,000ガルを突破しました。神の奇跡Jが開放されます。』
「カイン?どうだったにゃ。」
「ああ。無事に神の奇跡Jが開放されたよ。」
「おめでとうなのにゃ。なら早く帰って詳細を確認するにゃ。今日のメインイベントにゃ。」
「ああ。そうだな。」
そうして、カインとラックは新しい神の奇跡を確認する為に、いつものように急いで家へと戻った。
そして・・・
名前:カイン
年齢:12歳
種族:人
神の祝福:アルファベット(寄付金額980,000ガル)
※次回1,024,000ガルで神の奇跡解放
神の奇跡:A『如月花院君』、B『名探偵君』、C『戦闘民族君』、D『未来の猫ロボット君』、E『世紀末覇者君』、F『動く城君』、G『美少女戦士君』
H『戦闘民族君Ⅱ』、I『天空の城ラ君』、J『ゲゲゲの鬼君』
能力:B
成長率:SS
レベル:30
体力:B
魔力:B
筋力:C
知力:B
敏捷力:C
耐久力:B
精神力:C
運:B
(そういやこの鑑定能力はバニーさんにバレてなかったな。まあだいたいステータスチェックは家でしてたから他の人にわからないか。それにこの半透明のパネルも他の人には見えないし。まあラックはどういう訳か見えるんだけど・・・。ようやく能力もBになってチートキャラが徐々に目覚めて来たって感じだな。能力値がBでも、あのゴブ一郎には全く通用しなかったけど・・・レベル30で能力がBか・・・レベル50でAになって、70でS。90超えたらSSって感じだろうか?レベル99でオールSSって感じになるのかな?まあ成長率は最強のSSなんだ。レベルさえ上げれば能力は最高になる。後は俺がそれをうまく使えるかだな・・・)
「何をぼーっとしてるにゃ。新しい神の奇跡はゲゲゲの鬼君だにゃ。早く詳細確認する前の予想タイムに移るにゃ。」
「ああそうだったな。」
ステータスを確認し、新たに開放された神の奇跡は『ゲゲゲの鬼君』というモノだった。それがどんな奇跡なのかは詳細を確認すればすぐにわかるのだが、カインとラックは楽しく予想合戦を開始するのだった。




