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1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼  作者: ベルピー
第一章 金貨一枚から変わる俺の異世界生活
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第29話 不思議空間のダンジョン

緑の甲羅を持つ巨大な亀の見た目をした、ダンッとそびえ立つジョン・亀五郎。略してダンジョンに入ったカインとラックは、地下1階を歩いていた。


地下1階と言っても、階段を降りてる訳ではない。それぞれの階にはワープゾーンが設置しており、それに入ると次の階層へと移動する。そして、そのワープゾーンの傍には立て札があり、『地下1階へ』や『地下2階へ』と書かれてある。


それを見て、地下を進んでいると、ダンジョンにいる冒険者達は思っているが、実際の所はどうなってるのかわからない。亀の中に入ってるなら、地下など存在しないからだ。だが、入ってすぐにわかるのだが、ダンジョンの中は岩に囲まれている洞窟みたいな所だ。ここは亀の中ではない。と皆が瞬時に思うだろう。


「とても亀の中だとは思えないにゃ。」


「そうだな。とりあえず今日は日帰りだから地下5階ぐらいまで進むぞ。地下5階までに出てくる魔物だったら俺でも余裕で倒せると思うから安心しろ。」


「わかったにゃ。昨日手に入れた気配察知で魔物の居場所はわかるのかにゃ?」


「そうだな・・・この階層全てはさすがにわからないけど、ある程度はわかりそうだ。しばらく歩くと2体の魔物の気配がする。同じ気配だから同じ魔物が2体いるんだろう。」


「まだ全然何も見えないのにすごいにゃ。これなら安心にゃ。」


(たしかに気配察知は良い仕事してるな。これなら不意を突かれる事はないだろ。地下5階までだったら出てくる魔物も弱いはずだ。)


カインの気配察知の通り、しばらく進むと、ネズミのような魔物が現れた。


「スモールラビットだな。ゴブリンよりも弱い魔物だ。2体ぐらい同時に来たって問題ない。」


カインはスモールラビットに近づいて剣を振るう。2体のスモールラビットは一瞬で消滅した。文字通り魔物は消えて、地面にはビー玉サイズのキレイな紫色の石が落ちていた。


「なんかキレイな石が落ちてるにゃ。」


「ああ。魔石だな。ダンジョンで倒した魔物は素材を残さず消えていくんだ。その代わりに魔石を落とすんだ。」


「魔石・・・聞いた事あるにゃ。でも変にゃ?魔石は魔物の体内にあるって聞いた事があるにゃ。だけど、カインが森で倒したゴブリンからは魔石をとってなかったにゃ。」


「ああ。地上だと弱い魔物は魔石をもってないみたいなんだ。だからゴブリンなんかは倒しても魔石も手に入らないんだ。逆にダンジョンでは、出てくる魔物はどんな強さだろうと魔石を落とす。ちなみにこれはギルドに持って行くと銀貨1枚で買い取ってくれるはずだ。」


「銀貨1枚・・・高いのか安いのかわからないにゃ。」


「そうだな・・・だけど、ダンジョンなら森よりも多くの魔物が出る。ちりも積もれば山となる。だな。」


「なるほどにゃ。にゃらドンドン倒していくにゃ。次はどこに魔物がいるにゃ?」


「おいおい。そう焦るなよ。気配察知には反応があるけど、別に魔物って訳じゃないんだぞ。他の冒険者の可能性だってあるんだから勝手に近づくなよ。」


「たしかにそうにゃ。だけど入る時は結構多くの冒険者がいたはずにゃのに、周りには全然冒険者がいないにゃ。ちょっと変にゃ。」


「たしかに・・・言われてみればそうだな。」


(そういえば荷物持ちをしていた時も、他の冒険者に会った事なかったな。もしかしてそれぞれ違う場所に飛ばされているのか?可能性はあるな・・・ダンジョンの中は毎回変わるから地図が意味を持たないってバニーさんは言ってたし・・・)


スモールラビットを楽に倒せる事がわかったカインは、気配察知を元にドンドン奥へと進んで行った。進んで行ったと言っても帰りも通らないといけないので、移動してきた道は迷わない様にマッピングしながらだ。


このマッピングの作業が地味にめんどくさかった。いちいち立ち止まって紙に順路を書いて行くのだが、それに時間を取られるのだ。


「なあラック。マッピングするのが、けっこうめんどくさいんだけど、ラックは通った道を覚えてたりしないか?ラックが覚えてるなら帰りも迷わないからマッピングしなくて済むんだが。」


ラックのレベルは99で知力がSなので、ダンジョンの道などを記憶してるのではないかと思い、カインは尋ねた。


「全然覚えてないにゃ。今ここでカインとはぐれたら迷子になる自信があるにゃ。」


(やっぱりつかえねぇこの黒猫。お前知力Sだろ。それぐらいはできろよ!)


「そうか・・・ならマッピングしていくしかないな。」


(ダンジョンから一気に出る魔法とかアイテムってないのかな?魔法は無理か。それができるなら転移魔法を使うようなもんだもんな。アイテムならあるかもしれない。バニーさんに聞いてみないとな。マッピングめんどくさいけど、やっておかないと今日中に帰る事もできないかもしれないしな。は~めんどくさい。)


気配察知で魔物の場所がわかるので、ドンドン魔物を倒して、魔石を手に入れるが、マッピングがストレスで、思うようにダンジョン攻略を楽しめないカインであった。


マッピング作業に時間がとられ、結局目標の地下5階へは辿りつけなかった。カイン達は、地下3階まで行った所で、折り返して地上に出たのだった。

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