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第102話 神の奇跡の開放の後は・・・

新しく開放した神の奇跡は、世紀の大怪盗の三代目君という名前だった。


「これは期待できるにゃ。」


「ん?どういう事だ?」


「あのアニメに出てくるヒロインは魔性の女にゃ。きっとアタシがボンキュッボンのナイスバディを手に入れる事になるはずにゃ。それ以外には考えられないにゃ。」


「どう考えたらそうなるんだよ?普通に考えたら主人公の特技の盗むとか変装じゃないのか?」


「甘いにゃ。さっきは正攻法のチートだったから今度は裏をかいたチートなはずにゃ。」


「裏を書いてもラックの話は無理がありすぎるだろ?主人公以外にも凄腕のガンマンと何でも切る侍がいるじゃないか?」


「海賊王のアニメから黒刀を手に入れたカインからしたら刀が被るから侍の方はないと思うにゃ。同じ理由で、今更ピストルもらってもカインにはすでに武器があるにゃ。なら消去法で見ても残りは魔性の女しか残ってないにゃ。」


「な、なるほど・・・たしかにラックの言う事は一理ある・・・かもしれない。でもさすがにそれは・・・。やっぱりさっき隠密を手に入れたし、組み合わせ的には変装とかがぽくないか?」


「まあたしかにカインの言う事もまちがってはないにゃ。だけどカインは重要な事を忘れてるにゃ。」


「なんだ?」


「カインばかりがチートをもらってアタシは何ももらってないにゃ。順番的にそろそろアタシを強化するチートがきてもおかしくないにゃ。」


「!?・・・たしかに。」


(目を覚ましてからの今日のラックはなんかいつもと違うな。なんかこう冴えてるキャリアウーマンみたいだ。理詰めで来るから反論しづらい。)


「と、とりあえず詳細を確認してみるか?そうすればはっきりするだろ?」


チート能力の予想の話合いを切り上げてカインは詳細を確認した。


すると・・・


O『世紀の大怪盗の三代目君』

進出気没の大泥棒で、狙ったモノは必ず盗む。それが人の心であろうと・・・。どんなモノにも変装できる技術と、たとえ手錠をかけられようが逃げ出せる器用さを合わせ持つ。女性に弱いのが弱点ではあるが、それをものともせずに最後はちゃんとハッピーエンドになるのはさすがとしか言えない。名探偵君とのコラボなんかもあり、いまだに根強い人気がある。要は何でも盗めるスキルを使う事ができる。もちろん人の心も・・・。が、それだとさすがにバランスブレイカーすぎるので、毎年夏にロードショーをしていたように、使用制限があり、1年に1度しか使えない。


「「・・・」」


「ラック・・・」

「カイン・・・」


「ヤバいチートだな。」

「チートがヤバいにゃ。」


(何でも盗めるってなんだよ・・・モノだけじゃなくてスキルなんかも盗めるって事か?それに人の心って・・・たしかに映画で心を盗む名言は出てたけど、心を盗めばその人は俺の事が好きになるって事か?1年に一回使えるとしてもヤバすぎるだろ、これは・・・)


「カイン?アタシの心を盗んでもいいにゃ。」


「いやいや盗まないよ。ラックの心なんて盗んでどうするんだよ?」


「なるほどにゃ。アタシの心はすでに盗まれてるから盗み必要がないって言いたいんにゃ?でもその通りだから何も言えないにゃ。」


(ヤバい。さっきまでキャリアウーマンなラックだったのに、いきなりポンコツになったぞ。)


「ま、まあ新しく開放した神の奇跡はわかったんだ。能力に関しては明日以降で徐々に検証していけばいいだろ?今日は色々話して夜も遅いしそろそろ寝ないか?」


「・・・わかったにゃ。明日からは又、ブラックダイヤを取りに黒亀ダンジョンに行くにゃ?」


「いや、明日はギルドに行ってバニーさんに新しく手に入れた力を伝えようかと思う。バニーさんは俺達が動きやすいように色々してくれてるし、新しい力を伝えれば、何か良い活用方法とかを教えてくれるかもしれないし。」


「わかったにゃ。なら早速部屋に行って寝るにゃ。」


「そうだな・・・ってなんで同じ部屋に入るんだよ!?」


「何言ってるにゃ?そんなの同じベッドで寝るからに決まってるにゃ。いつもの事にゃ。」


「いや、そりゃいつもの事だけど、ラックの部屋にだって買ったベッドがあるじゃん。自分の部屋で寝ろよ?」


「あれは来客用にゃ。アタシのベッドはカインと同じベッドにゃ。」


(は~折角ベッド二つ買って別々の部屋に置いたのに全く意味ないじゃないか。まあラックと一緒に寝ると、いい匂いがして安眠できるのは否定しないけど、このままずっと一緒に寝てたらその内俺も精通してムラムラするようになるんだろうか?そうなったら理性を保てる自信がないな。まあラックは俺の事を好いてくれてるからそうなったとしても問題はないかもしれないけど・・・)


そうして、カインとラックはいつものように同じベッドで寝たのだった。


そして翌日、ギルドマスターであるバニーに話をしようと思いギルドに来てみると・・・


「バニーさんがいない?」


「はい。ギルドマスターは所用で何日か王都を離れています。しばらくすれば戻ってくると思います。」


「そうですか。わかりました。」


「バニーはどっか行ってるのかにゃ?」


「そうみたいだな。まあギルドマスターだし色々忙しいんだろ?しばらくすれば戻るって言うんだし、今週はギルドの依頼でも受けながらのんびりするか?」


「ブラックダイヤ集めも少し飽きてきた所にゃ。そうしようにゃ。」


ギルドマスターのバニーが不在で、新しく開放した神の奇跡の事を話せなかったカイン達は、ボードに貼っている依頼を眺めて面白うそうな依頼を探すのだった。

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